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"ボーイングを捜せ"へのmsq氏の質問書

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"ボーイングを捜せ"へのmsq氏の質問書



質問書

2006年1月25日に、『ボーイングを捜せ』日本語版制作者に宛て「質問書」を送りました。結局何の回答もえられませんでした。ただし質問書公表直後の神戸の講演会で日本語版製作者である きくちゆみ氏はやや弁解めいた発言をしたようです。しかし大方は以前からの話を繰り返しているだけです。


内容は新編の本論で触れた部分がほとんどです。お手元にビデオ、DVD等お持ちの方には、作品を見るときのチェックシートとしても使えると思います。なお、外部リンクは当時のままですから、リンク切れ等あるかもしれません。

なお、 "America Attacked"(『アメリカ攻撃さる』)の記述についての解釈が本論とは少し異なっているので注意してください。若干の誤字を訂正しています。




質問書 (2006年1月25日)


回答者
『ボーイングを捜せ』日本語版、企画者ならびに制作者
グローバルピースキャンペーン様
ハーモニクスプロダクション様

質問者
"分解『ボーイングを捜せ』" 作者 msq


質問主旨


『ボーイングを捜せ』の問題点について結論が出ていないという意見を見ました。些細な問題で、平和勢力の分裂を防ぐために、論議は控えるべきだという意見も見られます。しかし、些細な問題をうやむやにすることは、将来より大きな問題を生む可能性があります。このような論争にエネルギーを費やすのは無駄です。したがって、『ボーイングを捜せ』の問題点について、日本語版紹介者による見解を明確に示していただくことが、結論を出すために第一になされるべきことと考えます。以下、問題点を質問事項として書きますので、ご回答ください。なお、ほかに緊要な課題も多くあり、短期に決着をつけるべき問題ですから、期限、方法などご提案しますのでできればこの条件内で回答されることを希望します。

回答期限、方法


◎ 回答期限を、2月11日午後8時と限ることを提案します。質問番号ごとに回答してください。書式は問いません(ただし英文資料提示の場合は必ず日本語訳を併記願います) 。

◎ 公表方法は、

(1) メルマガ「きくちゆみの地球平和ニュース」、
(2) ブログ「きくちゆみのブログとポッドキャスト」、
(3) 「911 In Plane Site 公式サイト」、
(4) 「グローバル・ピース・キャンペーン公式サイト」

のいずれかに掲載することとします。いずれの場合も当サイトにコピーを掲載させていただきます。
ぜひ誠意をもってご回答いただきたいと思います。2月15日、午後8時を期限に当方の評価を、当サイト内で公表します。なお、何の強制力もありませんが、回答のない場合は、これらの問題点は否定できないものと認めたと解釈されるとご理解いただきたいと思います。

もとより上映や販売の中止を要求するものではありません。日本語版制作者の認識の問題として、『911 ボーイングを捜せ』に自らの評価を明確にすることをもとめるものです。質問は、前段として、ビデオにある事実については、主として「はい」「いいえ」で答えるようにしてあります。その上で説明方法が適切か否か質問しています。前段の質問の回答の当否は誰もがDVDやビデオで確認できることを忘れないよう願います。質問末尾に[はい、いいえ] などと指定のないものは文章でお答えください。大項目の後ろに付した時間は、DVD版でのおよその開始位置です。



質問事項


Q1:マイク=ウオルター氏の証言 [7分30秒~]


(1-A) USAトゥデイの記者、マイク=ウオルター氏はアメリカン航空の旅客機が突入したと証言しています。発言中の飛び方についての「ミサイルのように」以下だけを取り出していますが、この場面は、ビデオに存在しますか? [はい、いいえ]

(参考)(訳文) 私は、27号線(ワシントン大通り)を北に向かって走っていたんだが、知っての通り、いつものラッシュアワーで、流れは完全に停滞していたんだ。窓の外を見たら、私はこの飛行機、アメリカン航空のこのジェット機がやってくるのを見たんだ。私は納得がいかないと思った、本当に低空だったんだ。
そして見たんだ。私はそれは翼のある巡航ミサイルのよう(な飛び方)だったという意味で言っている。それはまっすぐこちらにやって来てペンタゴンに突っ込んだんだ。.......(後略) (赤い文字部分のみ使用している)


(1-B) 飛行機が突入したという証言が圧倒的多数です。「ミサイルのように」という部分のみを提示することは、視聴者を誤解に導く恐れがあります。適切な説明方法ですか? [適切、不適切]

Q2:コンピュータモニタの場所 [10分30秒~]


(2-A) ペンタゴンの崩壊部分の左の、崩壊を免れた建物部分の5階から3階に熱の影響を受けなかった、コンピュータモニタ、木製の机、椅子の上の開かれた本が見えますが、ナレーションでは、階数を、3階から1階と説明しています。この場面はビデオに存在しますか? [はい、いいえ]


(2-B) (2-C) との関連で考えると非常に重大なミスですから当然訂正されて然るべきですが、これまでに、訂正を公表されましたか? [はい、いいえ]

(2-C) 制作過程では、1階から5階まで全体が写った写真をズームアップをしている以上、単純ミスで階をすべて間違えるという可能性は低いと推定できます。このような推理をした人がこのような説明方法を適切と考えるでしょうか? [適切と考える、不適切と考える]

(参考) 熱の影響を受けなかったのは崩壊前に衝突地点附近の3階以上は改修で施された防爆施設の効果とされています。

Q3:大西洋横断飛行 [11分20秒~]


(3-A) 911テロに使われた飛行機は「大西洋横断」に向けて飛び立ったので多量の燃料を搭載していたと日本語のナレーションは説明しています。これは間違いありませんか? [はい、いいえ]

(3-B) 日本語版公式ページの http://www.wa3w.com/911/text.html では、英文は、"transatlantic flights"、日本語訳文では、「大西洋横断フライト」、となっています。この記述がこのとおりであることは間違いありませんか? [はい、いいえ]

(3-C) 日本語のガイドブック(ハーモニクス出版) のp26には、「大陸横断飛行」、p27には"transcontinental flight" となっていますが、この事実に間違いはありませんか? [はい、いいえ]

(3-D) 英語版でヴォンクライスト氏は、"transcontinental flights" とナレーションしていますか? [はい、いいえ]

(3-E) これらのくいちがいについて、明記ないし公表しましたか? [はい、いいえ]

(3-F) この場面の少しあと24分30秒あたりで、AA77便の行方はどうなったと聞かれることについて、ヴォンクライスト氏は、大西洋の水中に沈んでいるのかも知れないと答えていますが、これを意識して日本語ナレーションでは、「大西洋横断」としたとも推理可能です。このような推理自体は可能であることを、予想できますか? [はい、いいえ]

(3-G)そのような推理をした人は、このナレーションを適切なものと考えるでしょうか? [適切と考える、不適切と考える]

Q4:クレーター [15分10秒~]


(4-A) "America Attacked" の記述に基づいて、ペンタゴン前の芝生に100フィートのクレーターができたという報道があったと説明しています。この場面はビデオに存在しますか? [はい、いいえ]

(4-B) アマゾンの読者の書評などによれば、 "America Attacked" のクレーターの場所についての記述方法が明確でないことが予想できます。米国人の間でも、受け取り方がまちまちだということです。また、他の報道では、壁面にできたとしているものが普通と思われます(下記参考) 。"America Attacked" を例として報道一般が、クレータの場所を芝生の上としたと説明するのは適切でしょうか? [適切、不適切]


Q5:ペンタゴン崩壊前の写真 [17分30秒~]


参考写真1(www.911truth.org/readingroom/image_archive/) (-- キャッシュ --)
参考写真2(上に同じ) (-- キャッシュ --)
柱列番号確認のための画像
参考写真3(thepowerhour.com)

(5-A) 海兵隊のジェイソン=インガソル伍長が撮影したペンタゴン崩壊前の写真(上記、写真1、写真2) をつかい、ペンタゴンの壁面には、4.2から4.8mほどの破壊部分=「穴」(上記、写真3)しか見えないと説明しています。この場面はビデオに存在しますか? [はい、いいえ]

(5-B) 写真1、2 の1階部分、ペンタゴンビル仕様報告書(ASCE、ペンタゴンレポート) の記載に基づいて言えば、柱列8番から18番にかけて、大部分で壁と柱が見えず、事実上約30m幅の破壊口が写っていますが、この点を認めますか? [はい、いいえ]

(5-C) 1階部分にこのような約30m幅の破壊口が写っているのに、4.2から4.8mの破壊口しかないと説明し視聴者を納得させることは適切なことですか? [適切、不適切]

Q6:消防隊長の名前 [19分10秒~]


(6-A) ヴォンクライスト氏は、"Pentagon Hunt the Boeing! And test your perceptions!" を参考にしています(ビデオでは8分15秒~)。その質問6に「アーリントン・カウンティの消防署長のエド(ワード)=プラウアーの発言」("by Arlington County Fire Chief, Ed Plaugher") という記述があることを認めますか? [はい、いいえ]

(6-B) 首都ワシントン航空局からきた消防隊のプラウワー隊長と連絡をとったがインタビューを結局断られたというエピソードがビデオの中で紹介されていますか? [はい、いいえ]

(6-C) 当時の首都ワシントン航空局の消防隊長は 2002年10月に引退した、ドニー=チェリー氏 (DONNY M. CHERRY) と推定できますが、インタビューを申し込んだ相手の名前または役職が違っていることは認めますか? [はい、いいえ]

(6-D) 名前または役職が違っていたとすれば訂正すべきですが訂正はされていますか。 [はい、いいえ]

(6-E) 単純な間違いではないとすれば、インタビューの申し込みのエピソードは作り話とも推理できますが、そのように推理した人がこの場面を適切なものと考えるでしょうか? [適切と考える、不適切と考える]

(6-F) 消防士の処分について、「無期限に雇用停止になった」と書かれていますが、米国ではこのような恣意的であいまいな処分が慣行として、または法律上許されているのですか?

Q7:ペンタゴンの壁の厚さ [22分30秒~]


(7-A) ヴォンクライスト氏はビデオの中でペンタゴンビル仕様報告書を参照していますか(参考、ビデオの23分30秒あたり)? [はい、いいえ]

(7-B) ヴォンクライスト氏はペンタゴンのEリングからCリングまでの壁の厚さの合計が、2.7mだと説明しています。そして、4.2から4.8mの穴をあけ、何も残骸を残さず、ボーイング757型機がこの2.7mを通りぬけることができるだろうかと質問しています。この場面はビデオにありますか? [はい、いいえ]

(7-C) ペンタゴンビル仕様報告書では、機体全体が通りぬけたのは外壁の60cmだけとされています。2.7mを通り抜けたというヴォンクライスト氏の表現は適切ですか? [適切である、不適切である]

Q8:失われた柱 [23分30秒~]


(8-A) ペンタゴンビル仕様報告書は50本もの柱がなぎ倒されたと記述しているが、崩壊前の写真(Q5の参考写真参照) には、破壊された柱などないというナレーションをしています。この場面はビデオに存在しますか? [はい、いいえ]

(8-B) 崩壊前の写真(Q5の参考写真参照) では、1階と2階の一部に柱のなくなった箇所が、約10箇所ありますが、認めますか? [はい、いいえ]

(8-C) このような写真(Q5の参考写真参照) をもとに、破壊された柱はないとナレーションをした上で、ペンタゴンビル仕様報告書全体が疑わしいと表現するのは適切ですか? [適切、不適切]

Q9:機体のふくらみ [34分20秒~]


(9-A) 南タワーに突入するUA175便の機体下部に「ふくらみ」が見えることを指摘した場面がビデオには存在しますか? [はい、いいえ]

(9-B) この「ふくらみ」が見える原因はまず錯覚を疑うべきですが、ビデオはその点を考察していますか? [はい、いいえ]

(9-C) 一般的に、最もありうる可能性を検討もせず排除して、ありえない可能性を採用し説明するのは適切ですか? [適切である、不適切である]

Q10:閃光 [36分25秒~]


(10-A) UA175便の衝突直前の閃光について、反射光ではないという検証しかしていないことを認めますか? [はい、いいえ]

(10-B) 反射光ではないとしても、可能性の高い、帯電した機体による放電、や金属同士の衝突によるものなどありますが、それらをまったく省みず、ミサイルなどの発火装置によるものと結びつけるのは適切でしょうか? [適切である、不適切である]

Q11:窓 [38分00秒~]


(11-A) 公的機関のFEMAの報告書には下記リンクのような175便の窓が残った機体の破片の写真があります。窓がなかったという主張に対しては有力な反証ですが、説明を避けているようです。このビデオの中でこの写真は紹介されていますか? [はい、いいえ]

FEMA の "World Trade Center Building Performance Study" の Chapter 2 の Figure2-29
出典 FEAMのHome ≫ Library ≫ World Trade Center Building Performance Study

(11-B) ペンタゴンでは、多数の目撃証言を無視して、崩壊前の写真などを証拠として活用していますが、FEMAのこの写真を取り上げないのは、アンバランスではありませんか? [アンバランスではない、アンバランスだ]

Q12:シルバースタイン発言 [30分25秒~]


(12-A) ビデオではシルバースタイン氏の使った "pull it" を、「爆破解体」ないし「制御解体」ないし「建物の解体」の意味で説明していますか? [はい、いいえ]

(12-B) "pull it" が、建築用語で、上記のような意味であることを、専門用語辞典、専門書などを典拠に定義を示していただきたいと思います。

(12-C) "pull it" は、たとえば、研究社英和大辞典などでは、"pull foot" と同じ意味で、「急ぐ」とか「逃げる」という意味があると解説されていますが、これは間違いですか? [間違い、正しい]

(12-D) 「ReOpen911.org」の「9・11の攻撃についての確固とした証拠」では、世界貿易センターの借地人、ラリー・シルバースタインは録音テープで第7ビルの話で“…逃げろ”と言っている。 、"pull it" が「逃げろ」と訳されていることはご存知ですか? [知っている、知らない]

(12-E) シルバースタイン氏が、この場合に、消火活動の中止を認めたとしても、「解体」を支持ないし容認したとしても、氏が、解体計画を事前に知っていたという根拠にはなります。つまり「消防隊の撤収」と解釈しようが「建物の制御解体」と解釈しようと差はないということです。ではなぜ、無理のある「解体」の意味を取るのでしょうか?

Q13:アメリカン航空じゃない


(13-A) WTCコンプレックスの北側からツインタワーを見た画面の中で、女性が突然「アメリカン航空機じゃない」("That was not an American Airlines") と叫ぶ場面が、ビデオの3箇所(27分25秒、28分30秒、37分55秒)でつかわれていますか? [はい、いいえ]

(13-B) 撮影の場所からは、UA175便は目撃しにくいし、AA11便の衝突からは時間が過ぎています。旅客機の北タワーへの突入を目撃後、ラジオニュースを聞いて、事実を感情的に拒絶するものとして発せられた叫びであると推定できます。アメリカ国内の民間旅客機が悲惨な事故を起こすなんて信じられないという感情的な表現であって、目撃証言として「民間旅客機ではない」または「アメリカン航空機ではない」といっているわけではありません。このような叫びを、証言のように挿入するのは適切ですか? [適切、不適切]

Q14:削除された場面


(14-A) オリジナルの英語版では、崩壊前にビルの下方から立ち上る爆破によると推定される煙として紹介されていた場面は、日本語版では削除されたことは事実ですか? [はい、いいえ]

(14-B) このシーンは日本語版の本編からは削除されましたが、日本語版DVDのボーナストラックには収録されていますか? [はい、いいえ]

(14-C) このシーンが削除されたきっかけは、ヴォンクライスト氏からの申し出によるものと解釈して良いでしょうか? [はい、いいえ]

(14-D) このシーンは、実は、ネット上に以前から存在した、gifアニメを元にしていたという事実をご存知でしたか? [知っていた、知らなかった]

(14-E) そのアニメは、CNNが放送した映像から、WTC2の倒壊場面のコマを抜き出し、倒壊前にビル下方から煙が立ち昇ったかのように編集したものであることをご存知ですか? [知っている、知らない]

(14-F) このシーンは、WTC1の背後に、WTC2がほぼ隠れています。このとき倒壊したのは、WTC2であり、WTC1は直接には関係ありませんでした。「 911 In Plane Site 公式サイト」ではこの件にかんして、 ビデオの中で上げられている疑問点のひとつが解決しました。 (“二つのタワーが崩壊する以前に下から煙が上っている”という疑問。タワーの一つが崩壊して起こった煙でした。)  疑問が解決するごとに報告していきます。すべての謎が解き明かされることを心から願っています。と説明しています。タワーの1つが崩壊して起こった煙をそのタワー自身の爆破の煙と説明していたわけです。こういう事態を「解決」と呼ぶのは適切ですか? [適切、不適切]

(14-G) 通常このような問題が原作者から提示された場合は、作品はただちに没にするのが良識です。または、全体に渡り再点検をした上で、ほかに問題がなければ、ゴーサインを出すのが最低限の常識です。そのような検討を、2004年の秋にされましたか? [はい、いいえ]

Q15:最後に


(15-A) 上の全14項目中の適切か否かという問いに対して一つでも、「不適切」という回答をされた場合、通常の社会通念では、ドキュメンタリーとして紹介すべき作品ではないと判断されます。適切か否かという問いに「不適切」という答えはありましたか? [はい、いいえ]

(15-B) 上記質問、Q15の(A) で「はい」を回答した場合、今後『ボーイングを捜せ』をどのように取り扱うおつもりですか?

(15-C) おなじく、これまで見てくれた、いわば騙された人々に対してはどう対応すべきとお考えですか?

以上。

EOF



※ 以下は、2006年1月30日~2月11日に書いてファイル冒頭に掲載していた部分です。


結果報告


2006年2月11日午後9時に確認したところ、

(1) メルマガ「きくちゆみの地球平和ニュース」、
(2) ブログ「きくちゆみのブログとポッドキャスト」、
(3) 「911 In Plane Site 公式サイト」、
(4) 「グローバル・ピース・キャンペーン公式サイト」

のいずれにも、該当の回答文は掲載されていませんでした。日本語版製作者に自身で作品を評価反省する意思がない以上、以後は、ビデオを見た方ご自身が、この質問書をチェックシートとして使い、ビデオのドキュメンタリーとしての価値と、日本語版制作者の鑑定眼の程を判断いただくということになるでしょう。

(21:13 2006/02/11)



補足


AML のとほほさんの11日22時33分の投稿 "[AML 5926] Re: 【 911 】『 911 ボーイングを捜せ』についての「質問書」"によれば、1月28日、神戸において きくち氏は以下のリンクにあるような講演を行ったということです。25日21時には「質問書」には提示済みでしたが、もちろんこれが回答という意味なのではないでしょう。以前と同じ主張を繰り返しているばかりです。

"「911 ボーイングを捜せ」上映会での、きくちゆみさんの講演録
2006年1月28日 於:神戸
" このファイルは 「市民社会フォーラム」の「特別企画履歴」の中にあります。思考錯誤 "[2060]Re(2):『911 ボーイングを捜せ』についての「質問書」" (同じく "とほほブログ>きくちゆみさん珍説講演")によれば、"ブログde市民社会フォーラム > HP更新:きくちゆみさんの講演録" に簡単な経緯(HPへの掲載は10日)の解説もあります

重要な点は、ペンタゴンの757型機の突入口が、5mほどのものしかないと言っている点、また、シルバースタイン氏の発言についてですが、それ以上に、この講演の中で、明らかに虚偽と言えるのは、ペンタゴンの77便の行き先です。きくち氏は 初期の作品ですので、たしかに作りが荒っぽいところや、誤解を招く箇所があります。明らかなミスは、「飛行機が大西洋横断飛行に出発した」と言っている部分で、これは「大陸横断」の間違いです。 と言っています。これだと、大西洋横断としたのは、ヴォンクライスト氏のように思えますが、英語の原版では「大陸横断」( transcontinental flights 参考"英語版のトランスクリプト(letsroll911.org の ブレティンボード)")とナレーション(ダウンロード版英語版[作成日時 2004年8月16日、zip ファイルは2004年10月20日]で確認済み)しており、改変は、日本語版制作者の行ったことです。また、ジュリアーニ市長が93年の爆破事件以後に緊急コマンドセンターをWTC7に設けたことは、決して秘密ではなく公表されており、そこを中心に訓練も行われていました。日本の防災関係者の報告書にも書かれていますし、たとえば、青木富貴子著『FBIはなぜテロリストに敗北したのか』(新潮社、2002年7月、p30)にもかかれています。とりあえず。

どちらにしても正式の回答はなかったということです。

(23:28 2006/02/11)


(補足2)責任がありますので、・・・責任をとりたい
1月28日の"「911 ボーイングを捜せ」上映会での、きくちゆみさんの講演録" の中で、きくち氏は、陰謀説を唱えることをどう思うか。 という質問に対して、自分がこの作品を翻訳して発表した責任がありますので、この続きとしてもう一本映画か本を翻訳することで責任をとりたいと思っています。 と答えていますが、たとえば以下の「質問書」ような、ドキュメンタリーのルールの基本的な事柄について自ら調べ明らかにし公表するのが責任をとる第一歩と思いますが、ついに11日までにそれはなされませんでした。それをうやむやにしたままで新たな作品に期待することは出来ません。また、そのような基本的な知識のない方が翻訳なさる作品に期待はできません。何について責任をとるのか明確にしないのに、責任をとると言っても意味はありません。

(1:04 2006/02/13)



解説


以下は、2006年1月25日21時に、『ボーイングを捜せ』日本語版制作者に宛てた「質問書」です。25日に関連アドレス3箇所に電子メールで連絡し、このページをコピーするよう求めました。29日一杯待ちましたが、回答期限その他変更の申し入れはなかったので、原文のまま、公表します。

当サイトではすでに2004年10月より、『ボーイングを捜せ』の問題点を指摘してきましたが、今回の質問書は、「陰謀説」の可否とは関係ない、ドキュメンタリーとしての問題点のみ指摘しています。

回答があり次第できるだけ速やかにこのページに反映させる形で回答を公表する予定です。

お手元にビデオ、DVD等お持ちの方には、作品を見るときのチェックシートとしても使えると思います。

(0:11 2006/01/30)


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