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靖國神社誌が語る「御神体」

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靖國神社誌が語る「御神体」


情報元:靖國神社考(備中處士)
http://www.asahi-net.or.jp/~xx8f-ishr/yasukuni-kou.htm

●賀茂百樹大人『靖國神社誌』の「祭神・附御靈代」に曰く、

 水漬屍・草生屍と、硝煙彈雨の間に奔馳奮鬪して、一死以て護國の神と祀られ、社稷の鎭護となりませる本神社祭神の功烈は、固より萬世不朽なるべし。

 抑も明治維新の大業を始めとして、過去數囘の大戰役は、萬世に光れる丕績にして、其の間、我が祭神の靖獻は、最も能く皇國の精華を發揮し給ひぬ。即ち大權、皇室に歸して、王政復古の大御代を來たせるも、世界の強國に伍して、文明の惠澤に浴するに至れるも、克く聖旨を奉戴して、聖徳に副ひまつりし我が祭神の功烈、與かりて大なりと云ふべし。是れ至尊の、深く本神社を尊崇し給ひて、表忠旌功の典を忽せにし給はざる所以にして、今や祭神總數十一萬七千八百六十八柱に上り、神威、燦として維れ輝き、餘光、遠く異域に及び、外人の來朝するもの、先づ本神社に詣し、和魂の鍾まる所、優越せる精神の標識として讚歎せざるはなし。

 而して祭神生前の官職・身分等をいへば、陸軍の所屬あり、海軍の所屬あり、維新前後の殉難死節の士あり、地方官・警察官あり、公卿あり、藩主あり、士あり、卒あり、神職あり、僧侶あり、婦人あり、農・工・商あり、苟しくも帝國臣民にして、叡慮を奉體して、國家の爲めに忠節を抽んで、高潔なる大精神を發揮するに於て、何ぞ貴賤上下の別あらむ。わが祭神の、あらゆる階級・職業の代表たるは勿論のことなりとす。

 御靈代は、神劍及び神鏡にましゝゝ、神劍は、明治二年六月、栗原筑前(愚案、筑前守從五位下栗原健次平信秀)の鍛造し奉る所(御鞘は、鞘師・樅井源八)、神鏡は、製作者未詳なれども、明治元年六月、舊江戸城大廣間招魂祭の時、神籬に奉懸せし靈鏡に坐せりとぞ。内殿の左右の靈床に、副靈璽として、官位・姓名を列記せる卷物・牒册を奉安す。卷物は、明治五年五月六日を以て、始めて之を内陣に納め、爾來、合祀祭の度び毎に納められしが、明治三十八年、第三十一囘の合祀祭より、之を牒册に改められたり。而して別に一本を社務所に藏す。所謂祭神帳、之なり

と。


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