沖縄タイムス速報
集団自決訴訟 元守備隊長らの請求を棄却(10時22分)
沖縄戦の集団自決で軍の命令があったとの本の記述をめぐる訴訟の判決で、大阪地裁は二十八日、元守備隊長らの請求を棄却した。
元隊長の請求棄却 「集団自決」訴訟(13時45分)
沖縄戦時に座間味、渡嘉敷島で起きた「集団自決(強制集団死)」は戦隊長が命じたとする本の記述をめぐる「集団自決」訴訟の判決が二十八日午前、大阪地裁で言い渡された。深見敏正裁判長は、大江健三郎氏(73)の「沖縄ノート」について、座間味島の戦隊長だった梅澤裕氏(91)と渡嘉敷島の戦隊長だった故赤松嘉次氏への名誉棄損の成立を認めず、原告の請求を棄却した。梅澤氏が住民に「集団自決(強制集団死)」を命じたとする「太平洋戦争」(故家永三郎著)の記述にも真実相当性を認め、原告梅澤氏の訴えを退けた。原告側敗訴の判決で、梅澤氏らは控訴する。