捕食者

  • 鳥  その辺にいる鳥の仲間は、チョウの形態問わず、見つけると食べてしまいます。
しかしアゲハチョウの幼虫は、毒物であるアルカロイドを含む植物を食べる事が多く、これを鳥が食べると中毒を起こすため、
鳥はよほど空腹にならないと食べる事はしません。また、幼虫の白黒擬態は鳥の目を欺くのに大きな効果を発揮します。
鳥に関しては家の中まで入ってきたりしないので、あまり気にしないでもいいでしょう。


  • ハチ  ここでは肉食のハチを指します。アシナガバチやスズメバチと言った肉食バチは、
幼虫を見つけるとしつこく攻撃して殺し、肉団子にしてしまいます。幼虫は無力なので一度攻撃されたらまず助かりません。
ハチは非常に賢く、一度幼虫を捕まえた場所には再びやってくる可能性が高いので、襲撃の場面を見たら次の来襲に備えましょう。
ハチは屋内には入ってきませんし、大きいので何かで覆ってしまうのも有効です。


  • カマキリ  どこにでもいるカマキリ全てです。非常に獰猛で、自分より小さいものであれば何でも食べてしまうので、
こいつに襲われたら絶対に助かりません。ハチと違って人間には無力なので、カマキリ自体をどこかへ放り投げてしまいましょう。
ただしカマキリは益虫害虫問わず、庭の様々な昆虫やクモも食べてくれるので、園芸家などには益虫となります。


  • クモ  ここでは巣を張る大型のクモと、庭を走り回るハエトリグモなどを指します。
ご存知の通りクモの巣は成虫にとっては強力な罠となります。少し引っかかったくらいなら振りほどけますが、
真ん中に突っ込んでしまったりするともう逃げる術はなく、生きたままクモの餌となります。
動き回るタイプのクモに関しては、小さい時期の幼虫を食べます。彼らは柑橘類の葉上などで休んでいる事も多く、
卵から生まれたばかりの幼虫がクモのアゴに挟まっていた、などというのは珍しい光景ではありません。
ある程度育った幼虫は重くてかじれないので狙われません。


  • アリ  さまざまな種類のアリです。彼らは基本的にはアゲハチョウを狙う事はありませんが、
土の上に落っこちた幼虫や、弱って体液を漏らしている幼虫はエサと認識して攻撃します。
また、柑橘類の新芽にはアブラムシが多く湧くので、枝の上でアリと幼虫が衝突する事がしばしばあります。
この場合は幼虫が弱っていない限り、お互いに無視して通るのであまり気にしないでいいでしょう。

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最終更新:2011年08月05日 21:46
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