カミヌーリ儀式(鈴×山)


鈴木×山田のレイープ風味なので、苦手な方はスルーしてつかぁさい。


  「!!」
  不意に鈴木の体が奈緒子から離れる。
  鈴木の唇からは、一筋の血が流れている。
  奈緒子が噛みついたのだ。

  「とんだじゃじゃ馬だな。」
  未だ左手では奈緒子の手首を拘束したまま、
  鈴木は右手で血を拭いながら冷たい声で言い放つ。

  「早く離せ!離さないと…!」
  「離さないと…どうだと言うんだ?……仕方がない。」

  そう言うと、鈴木はポケットからなにやら液体の入った小瓶を取り出し中身を口に含むと、
  やおら奈緒子の口を塞ぎ、そのまま口移しで流しこんだ。

  「ん!…な、何を…げほっげほっ…飲ませた。」
  「なに、儀式をスムーズに行うために必要なモノだ。君が大人しく私に身を任せていれば良いものを」
  「ふざ…け…る……な……」
  液体を飲まされた奈緒子の抗議の言葉は、すでに呂律がまわっていない。

  その様子を見た鈴木がニヤリと笑う。


  「カリボネたっぷり 燃えろ 燃えろ」
  おどけた口調で、鈴木は奈緒子の手首の戒めを解いたが、
  奈緒子には逃げ出す素振りもない。

  体が…熱い
  ダルい…
  それに何だか…ドキドキする

  奈緒子は熱に浮かされ、その場に座りこんでしまった。

  「では、改めて」
  鈴木はそう言うと、奈緒子の体を床に押し倒した。
  「離せ!どけっ!」
  必死に鈴木の体を遠ざけようと試みるが、薬がまわってきた奈緒子には
  すでにそんな力は残っていない。

  「ん… ふっ…」
  鈴木の舌が、再び奈緒子の口内を侵す。
  そして手は、奈緒子の胸へとおりて行く。

  「ん…あぁ…」
  与えられる胸への刺激に、塞がれた口から思わず声が漏れる。

  「サイズは、カミヌーリの血筋に間違いないようだな。」
  「…な!うるしー!」
  不意にコンプレックスを指摘され、思わず反論してしまう。

  「おや、まだそんな元気があったとは。では、さっさと済ませるとするか。」
  言うが早いか、鈴木は奈緒子の服に手をかけると、ブラジャーもろとも一気にたくしあげた。
  奈緒子の胸が、暗い小屋の冷たい大気に晒される。



  「イヤだ…お願いします。…もう、やめて…助けて…」
  胸を執拗に愛撫され、先端をなぶられながら、奈緒子は弱々しく懇願するが、
  その声は鈴木には届かない。もちろん、上田にも。

  「ん……あぁ…はぁ……んんっ!」
  奈緒子の目から、涙がとめどなく溢れる。
  「感度は悪くないようだな。それとも、本当の霊能力者になれるのがそんなに嬉しいか?」
  嬉し涙のはずはないのに、鈴木は奈緒子の心を逆撫でする様な言葉を投げかける。

  「ち、違う!…ん…それに、この世に霊能力なんて…」
  なおも反論しようとする奈緒子の頬に、鈴木はペロリと舌を這わせて涙を舐めとる。
  「しょっぱいな…。では口直しに甘いモノを頂こうか」
  鈴木の体が奈緒子の足の間に入り込み、足を開かせる。

  「いやぁ!」
  鈴木の意図を察した奈緒子は、何とか足を閉じようと体をよじるが
  かえってロングスカートがめくれ上がり、足が露わになってしまった。

  「いい匂いだ。」
  鈴木は、薄い布で覆われた奈緒子の花園に顔を近づけて囁く。
  下着がずらされ、鈴木の指が、まだ誰の侵入も許した事のない奈緒子の中に入っていく。

  「ふぁ…やぁ…あぁ…ん」
  ぐちゅぐちゅと淫らな水音を響かせながら、指の動きにあわせて奈緒子の口から嬌声が漏れる。




  「思った通り、甘いな」
  鈴木は奈緒子から溢れ出した蜜で光る自分の指を、
  奈緒子に見せつけながら舐めとっていく。

  「もう、これ以上は…お願い、やめて下さい。」
  「何をバカな事を。ここまで来て止められる訳が無いだろう。カリボネも効いている様だし、
  何より止められない事は、お前の体が一番良く知っているじゃないか?」
  途端、奈緒子の中に無骨な指が2本押し込まれる。

  「いっ…痛い!痛い!やぁぁ!」
  「こんなに蜜を溢れさせているのにか?
  指を2本もくわえ込んでいるのにか?」
  鈴木は笑みを浮かべ、奈緒子の中を蹂躙しながら話しかける。
  しかし、今の奈緒子は、その言葉にただ首を振って否定するしか出来ない。
  口からは、意志とは逆の、淫らな声しか出ない。

  「それではいよいよ、お前を本物の霊能力者にしてやろう」
  芝居がかった口調で話しながら、鈴木はおもむろにズボンを下ろし、自身を解放する。
  そそり立つソレは、上田のモノに比べたら見劣りするが、充分に大きい。
  奈緒子の下着は完全に取り払われ、秘部が晒される。

  「上田さん…上田さん…」
  絶望の中、それでもなお奈緒子はうわごとの様に上田の名を呼ぶ。
  そんな奈緒子の姿を一瞥すると、鈴木は「バンサンケツマ!」の言葉と共に、一気に奈緒子を貫いた。

  「あぁぁぁぁぁぁぁ!」
  指とは比べものにならない圧迫感と、そして破瓜の痛みが、
  今まで薬で熱に浮かされれいた体を覚醒させる。

  そして、奈緒子の頭の中で何かがはじけた。

  「痛い!痛い!抜いて!お願い!抜いて!」
  しかし鈴木は奈緒子の叫びには耳を貸さず、腰を動かし続ける。
  2人を繋ぐ部分からは、愛液に混じって血が流れ落ちる。

  「痛い!助けて!上田さん!上田さん!上田さん!」
  奈緒子の悲痛な叫びが小屋に響く。
  「無駄だ。お前たちは所詮相容れぬ者同士。学者と霊能力が
  一緒に生きていく事はできないんだよ。」

  そう吐き捨てる様に言う鈴木の言葉には、どこかに憂いも帯びていた。
  しかしその自身の憂いを打ち消すように、鈴木はさらに激しく奈緒子を突き動かし、
  奈緒子は悲鳴と共に、意識を手放した。



  鈴木は、意識を失った奈緒子を尚も犯し続けたが、
  先ほどまでの激しさはなく、まるで愛おしむような行為になっていた。

  すると、不意に背中に手が回された。
  驚いて奈緒子を見ると、いつの間にか目を覚ましている。

  「なんだ、目を覚ましたのか」
  ならば…とばかりに再び腰の動きを早めるが、奈緒子の様子がおかしい。

  鈴木がいぶかしんでいると、奈緒子が口を開いた。

  「……先生……」

  「!!佐和子?!」

  肯定も否定もせず、ただ奈緒子の腕が優しく鈴木を抱きしめる。
  「佐和子……佐和子……」

  鈴木はそのまま、奈緒子の中で果てた。

  しばらく2人は抱き合ったまま、漸く奈緒子が口を開く。

  「やっと…私の声が届いた…」
  「佐和子、私は…」なおも言葉を発しようとする鈴木の唇に、そっと奈緒子の唇が触れる。
  そして慈愛に満ちた微笑みを、鈴木に向けた。

  「先生は悪く無いです。たがら私…待ってますね。」
  そう告げると、奈緒子は再び意識を失った。
  「佐和子!佐和子!行かないでくれ!佐和子!」
  奈緒子の悲鳴が響いていた小屋に、今度は鈴木の声が響きわたった。

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  奈緒子が次に目を覚ました時、鈴木は涙を流しながら奈緒子を抱きしめていた。
  乱れた着衣は整えられている。

  なんでこの人が泣いてるの?
  私にあんな事しておいて…
  泣きたいのはこっちなのに…

  そんな事を思いつつも、奈緒子は自分の中に、何故か鈴木への温かい感情が芽生えているのを感じていた。

  それは……カリボネのせいなんかじゃない…
  それは…きっと…

最終更新:2014年03月07日 12:08