湯あたり by 267さん



まだ入れるには早い。
敏感なそこに何度も指を出し入れする。
その度に山田の身体はびくびくと跳ねて、
自然に俺のモノも持ち上がってくる。
キスでふさいでいた口を離してやった。
「・・・あっ!」
出てきた声が驚くほど女っぽくて、
背筋がぞくりとする。




頭が、ヘンになる。
上田が撫でるたび、まるで
頭まで直通で電流が走るみたいだ。
息ができていないんだろうか、
ひどく苦しい。
訳もなく涙が出そうになる。
何も考えられない。
次の瞬間、今までの比じゃない刺激で、



山田の身体が大きく跳ねた。
上げた声も今までより艶めいている。
指に小さな丸い感触。
(・・・これが世にいう、クリトリスというやつか)
執拗なまでにそこを擦る。
腕と足を俺が押さえつけているから、
山田は身もだえするしかない。
キスをしてももう何がなんだかわかっていないようだ。
もう秘所も大分潤ってきている。
モノも限界だ。
俺は山田に欲情を突き立てた。



何かが、身体の中に入ってきた。
その感覚で我に返ったが、
キスされている上に手も足も動かせず何の抵抗も出来ない。
ただ、上田がそれを私の中に入れるのを
じっと待っているだけ。
さすがに自慢の巨根だけあって、見えはしないが
感覚で馬鹿にでかいことはわかる。
中が擦れるとさっきと同じ、電流が走るような感じがして
気がおかしくなりそうだ。
その上入ってくるのに時間が掛かるからたまらない。



先端に何かが当たった。
多分そこが最奥なのだろう。
俺は腰を進めるのを止めた。
きついぐらいの締め付け。
直ぐにでも出してしまいたいぐらいだ。
 ・・・ん?だが何かおかしくないか。
なんだ、なにか変な感じが・・・。
 ・・・そうだ、山田は処女のはずじゃないか、
何で痛がらないんだ?



唇が離れた。
下からの妙な圧迫感と舌を入れるキスとで
息苦しさを感じながら私は空気を吸った。
「おい」
ぼおっとした頭で上田を見上げる。
「お前、今までに誰かとセックスしたことがあるのか?」
一気にぼんやりしたものが無くなった。
「・・・はい?」
上田は少しいらついているようだ。
「だからしたことはあるのかと聞いているんだ」
よりにもよって、している最中に聞くことだろうか。
上田の態度がいやにでかいのが気に触って
思わず答えてしまった。
「・・・ええありますよ。残念でしたね」
 ・・・・・・私はこう言ってしまった事を後で後悔するわけだが。

最終更新:2006年09月17日 13:34