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*テンプレらしきもの -適当にぶった切ってどうぞ ※※※※ネタばれ注意※※※※ **飼育員の日記(BH1) May 9, 1998 夜、警備員のスコットとエリアス、研究員のスティーブとポーカーをやった。 スティーブの奴、やたらついてやがったがきっといかさまにちがいねェ。 俺たちをばかにしやがって。 May 10, 1998 今日、研究員のおえら方から新しい化け物の世話を頼まれた。 皮をひんむいたゴリラのような奴だ。 生きたえさがいいってんで、豚を投げこんだら、奴ら、足をもぎ取ったり内臓を引き出したり 遊んだあげくやっと食いやがる。 May 11, 1998 今朝5時頃、宇宙服みてえな防護衣を着たスコットに突然たたき起こされて 俺も宇宙服を着せられた。なんでも、研究所で事故があったらしい。 研究員の連中ときたら、夜も寝ないで実験ばかりやってるからこんな事になるんだ。 May 12, 1998 昨日からこのいまいましい宇宙服をつけたままなんで、背中がむれちまって妙にかゆい。 いらいらするんで、腹いせにあの犬どもの飯を抜きにしてやった。 いい気味だ。 May 13, 1998 あまりに背中がかゆいんで医務室にいったら、背中にでっけえバンソウコウを貼られた。 それから、もう俺は宇宙服を着なくていいと医者がいった。 おかげで今夜はよく眠れそうだぜ。 May 14, 1998 朝起きたら、背中だけでなく足にも腫物ができてやがった。 犬どものオリがやけに静かなんで、足引きずって見に行ったら数が全然たりねえ。 めしを三日抜いたくらいで逃げやがって。 おえら方に見つかったら大変だ。 May 16, 1998 昨日、この屋しきから逃げ出そとした研究いんが一人、射さつされた、て はなしだ。 夜、からだ中 あついかゆい。 胸のはれ物 かきむし たら 肉がくさり落ちやがた。 いったいおれ どうな て May 19, 1998 やと ねつ ひいた も とてもかゆい 今日 はらへったの、いぬ のエサ くう May 21, 1998 かゆい かゆい スコット― きた ひどいかおなんで ころし うまかっ です。 4 かゆい うま >元ネタ >PS用ソフト(後にサターン、Winに移植) >カプコン 「バイオハザード」 1996年発売 >物語前半で登場する「飼育員の日記」。何を「飼育」していたのか、 >「事故」とはなにか、と物語が進むにつれて明らかになっていく日記の恐るべき内容。 >日記を読むシーンの直前でコントローラを落としそうになったのは >一人や二人ではないはず。 &youtube(https://www.youtube.com/watch?v=iBmh4osJsv8){448,336} **英語版飼育員の日記 May 15 1998 Even though I didn't feel well I decided to go see Nancy. It's my firstday off in a long time. But I was stopped by the guard on the way out. They say the company has ordered that no one leave the grounds. I can'teven make a phone call. What kind of joke is this?! [[【かゆい】飼育員の日記のガイドライン2【うま】>http://makimo.to/2ch/ex13_gline/1119/1119600010.html]]40による翻訳 May 15 1998 相変わらず気分が悪いが、ナンシーに会いに行くことにした。 この屋敷にきてようやくの休みだ。 ところが、玄関のところで警備の連中が俺を止めやがった。 連中がいうには、屋敷から人っ子一人外に出すなとの、本社からきついお達しだと。 電話すらかけられねえときた。 一体こいつはなんの冗談だ?! **調査ファイル総括(PS版BH Director's Cut公式パーフェクトガイド)  以上が、今回の調査結果のすべてである。だが、このよう に事件の全貌が解明されるにつれ、あるひとつの危惧が膨 れ上がることを禁じざるを得ない。つまり、ウイルスの汚染は、 本当にこれで終わったのだろうか? ということだ。  アンブレラ社の強制捜査で判明したことだが、アークレイ 山中の施設を汚染したウイルスの性質は、まだ未知数の部分 が大いらしい。当委員会顧問の細菌学者は、感染力が極端 に低いP3レベルのウイルス(同用のものにエイズウイルスが ある)ではないか、との見解を示しているが、そレも単なる推 測に過ぎない。現在、当施設敷地外えの汚染は確認されてい ないが、予断を許ない状況は当分持続しそうだ、最悪のシ なリオだが、ラクーン市街チの汚染も考慮し、今後の対応策 を検とうしていクべきだろ     痒 **医院長の手記(BH3) 9月10日 皮膚の壊死やうっ血を初期症状に持ち意志混濁を定期的に起こし、 ついには人間としての理性を失う。 そうなると回復は絶望的で安楽死すら通用しない。 当たり前だ。その患者は医学的にはとうに死んでいるはずなのだ。 恐ろしい病だ。患者は理性を失うと重度の薬物中毒のように暴れ、 飢えた虎のように生肉を欲して襲う。 9月18日 今日もまた発病者が運ばれてきた。まだ症状は軽いようだが…。 わたしは幾日も睡眠を取っていない。 患者が恐ろしい怪物になるのをこれ以上見過ごす訳にはいかないからだ。 わたしは傍観者ではない。人を治す医者なのだ。 もしわたしが倒れても残したカルテがきっと役に立つ。 この病気の核心がわたしのカルテから見つかるはずだ。 9月26日 職員や医師の大半を発病した患者との戦いで失い、 この病院を維持することはすでに不可能だ。 もう遅い。力が足りなか た。 見たこと無きウィルスが 原因あるとわかってから。 対処が後手になってしまっ た。 そろそれ辛い。 わたしの 意識も もも もたな る **少女の日記(GC版BH1) Nov.14.1967 注射で頭がボーっとする。 お母さんに会えない。どこかに連れていかれた。 二人で脱出しようって約束したのに私だけおいていくなんて・・・。 Nov.15.1967 お母さん見つけた! 今日の食事は、お母さんと一緒!うれしかった。 違う、偽者だった。外は一緒だけど中が違う。 お母さんを取り返さなくっちゃ!お母さんに返してあげなくちゃ! お母さんの顔は簡単に取り返せた。お母さんの顔を取っていたおばさんの悲鳴が聞こえたけど、 お母さんの顔をとったやつの悲鳴なんか気にしない。 お母さんは私のもの。誰にもとられないように私にくっつけておこう。 お母さんに会った時、顔が無いとかわいそうだもの。 Nov.17.19 7 石の箱の中 お母さん 匂い ここ お母さんがホント? 石の箱 かたくてイタイ 手のジャラジャラが邪魔をする 4つの石 つてるじゃらじゃらせで お母さ 会えない 19 お父さん 一つ くっつけた お母さん 二つ くっつけた 中身はやぱり赤く ヌルヌル 白くてかたかた ホントのお母さ 見つからない お父 ん分からない また お母さ 今日見つけた お母さ をくつけたら お母 ん 動かなくなた 母さんは悲鳴を上げていた なぜ?私は一緒に居たかただけ 4 お母さん どこ? 会いたい **幹部候補社員の日記(BH0) マーカス所長の没頭している研究、そしてあのヒルどもに注ぐ異常な執着は何だ? いや・・・執着というより、愛情のようにさえ思える。 ウワサによると、あのヒルどもはかなりヤバいらしい。 事実、その一匹に接触されたデニスが熱を出してぶっ倒れちまった。 今日もだ・・・扉の向こうから、体をかきむしってはうめくこえが きこえてくる 『触らぬ にたたりなし』だ。おれ 絶対にヤツらにちか寄らない。 せかく所長にごしめいされたッてのにデニスのようになるのはゴめンだ。  ちくしょうでにすのやつ またかきむしってる。  こっちまでかゆ なるう    ぜん ぜ  やるき お きない でにすも かく やめちゃ た おなか すいた    たすけ て      まま **看護士の日記(BH OutBreak)  月 日 あんなヤツ、さっさと処分すべきだったんだ。 ロバートの死体もやられた。 ちゃんと、袋に密封しておいたのに。 護身用の銃も、弾が尽きた。 だいいち、あいつにはまったく効いてない。 どうすればいいんだ。  月 日 ヤツに噛まれたキズが治らない。 出血が続いて、意識もはっきりしない。 どこに隠れても、ヤツが追ってくる。 しかも、すごいスピードだ。 …どういうことだ? 最初は、もっと ノロノロ動いてたはずだが。 血のにおいが、そんなに好きなのか。  月 日 だめ   だ   つ     ぎは            お **リッキーの手紙(BH OutBreak2)  9月12日 夜勤ってのは好きになれない。俺は夜の暗さが嫌いなんだ。 地下だから昼も夜も関係ないだろ、なんてジムの野郎は言うが、 こいつは気分の問題なんだよ。  9月18日 トンネルの点検をしてたら、デカい虫に首筋を噛まれちまった。 放っておいたら腫れてきやがるし、かゆみも止まらない。 いまいましいったらねえぜ。  9月 日 ああ、それにしても暗い。地下ってのはここまで暗かったか? 蛍光灯が、古いんじゃねえだろうな。   月 日 虫のやろう。 また かみやがった! ぶっ殺すぞ! ぶっころして、く へ 月 日 んな おとがする。    あたま   むしの、      ごろ しで   月 日 **臨床実験報告書(BH OutBreak2) 被験者:ドロシー・レスター 年齢:34 臨床開始日:1993/5/20 担当医:アラン・エルダート 5/20 13:00 被験者にT-JCCC203を投与 5/21 08:30 血圧・脈拍とも正常値に回復 5/21 17:00 自呼吸確認、呼吸補助器解除 5/21 12:30 脳波正常値に回復 23:15 意識回復 5/22 17:30 状態良好、食欲あり 5/23 08:30 食欲旺盛 13:20 脳波に周期的な異常発見 19:00 小康状態持続 5/24 08:30 食欲旺盛 17:00 食欲旺盛 5/25 08:30 食欲旺盛 17:00 食欲旺盛 食欲旺盛 食欲旺盛 食欲旺盛 食欲旺盛 食欲旺盛 **院長の日記1(BH OutBreak2)  月 日 妻が死んでから5年がたつ。人は「悲しみは過ぎゆく時が慰める」などと知った風に言う。 ばかな。この引き裂かれるような思いは永遠に癒されるものではない。 目前にはもはや絶望しかない。 ああドロシー・・・なぜお前は、私を置き去りにしたのだ・・・。  月 日 どうしても彼女が忘れられず、あの病院へと戻った。 事件は闇に葬られたが、私にとっては何も解決していない。 地下の特別病室の壁一面に、奇妙な植物が生えているのを見つけた。 ふと、妻の声が頭をよぎる。 幻聴?いや・・・これは彼女の・・・。  月 日 私はこの植物を、妻の生まれ変わりだと思うようにした。 彼女の望みをかなえてやれば、私の悲しみも和らぐかも知れない。  月 日  月 日 一週間が過ぎた。ドロシーは成長し、地下からも這い出すほどになった。 地下病室の床からは球根のような塊が現れ、私の捕らえた野犬や鳥を好んで食べる。 毎日が充実している。 これでいい。私は一生、ここで彼女に尽くそう。 **院長の日記2(BH OutBreak2)  月 日 彼女に「獲物」を与えるようになってから、ずいぶんと成長が早くなった。 今ではもう、建物全体を覆っている。 食欲は増すばかりだ・・・  月 日 今日は3人。 キャンプ帰りの若者たちだった。 横柄で尊大、自分達が世界で一番可能性に満ちていると根拠もなしに思い込んでいる輩たちだ。 道がわからないというので、案内してやった。彼らにとってふさわしい、本当に正しい道に。  月 日 昼に1人、夕暮れにまた1人、2人目はショットガンを持っており、数発反撃を受けた。 しかし、まったく痛みはない。 そういえばここに来てから、暑さも寒さも、食欲も感じない。 もはや私は、人間ではないのだろう。 だがそれがどうした? ドロシーを守るには、むしろ好都合じゃないか。  月 日 今日は収穫なし。 もっと、おまえの喜ぶ声が聞きたい。  月 日 ドロシー、ドロシー、なぜ泣くんだ。 どこか痛むのか?  私がついている。  し んぱいは要らない。  月 日 **村の青年の日記(バイオハザード5) 4月5日 村に油田の所長と名乗る男がやってきた 油田のそばに住む住人全員に、伝染病の予防接種をしたいのだと言う。 あいつらは、我々の親の世代の者をだまして土地を手に入れ、あの油田を作った。 その負い目があるのだろう。 ことあるごとに村に便宜を図ってくれる。 沼の行き来に不自由していると言えば、ワイヤーを張ってあのゴンドラを作ってくれたりもした。 時には外国の珍しい酒を振舞ってくれることもある。 今回もそういうことなのだろう。 村人たちは喜んで申し出を受けたが、俺は断った。 別に、はっきりとした理由があったわけじゃない。 なんとなく、村に来た油田の所長の目つきが気に食わなかった。 ただ、それだけだ。 4月8日 予防接種を受けるため、村の者たちは、全員油田へと出かけていった。 いつも騒がしい村が静かだ。 こういう日は、ゆっくりと昼寝をするに限る。 4月9日 昼寝をしすぎたせいか、なかなか寝付けないでいると外が騒がしい。 広場で、皆が真剣な様子で話し合っている。 なんでも、子供が大変な高熱で苦しんでいるのだと言う。 それも一人ではない。全員が、である。 母親達は、汲んできたばかりの水で子供達の体を冷やしているが、いっこうに熱は下がらない。 明け方、全員が息を引き取った。 朝になり、村長が油田へと出かけた。 皆、子供たちの死が、昨日の予防接種と関係あるのではないかと思っていた。 戻ってきた村長は、子供たちの死は伝染病の初期段階かも知れないので、もう一度予防接種を受けることになったと皆に告げた。 俺は今回も拒否したが、伝染病にかかれば村の一大事だ。皆に無理やり連れて行かれ、予防接種を受けさせられた。 4月10日 村で喧嘩が起こる。 男達は全員殺気立っている。 子供を亡くしたばかりだからと思うが、どうも違うような気もする。 反対に、女性はぐったりとしていて元気が無い。 すでに伝染病が広がり始めているのか? 4月11日 今日は、なぜか落ち着かない。 体の芯がうずくようで、じっとしていられない。 仕方がなく、外へ出て体を動かすことにした。 外に出ると、奇妙な格好をしている奴がいた。 服を脱いで武器を手にし、体中に戦士の模様をペイントしている。 村祭りの日ならともかく、なんて格好しているんだ。 一言いってやろうと声をかけたが、振り向いたその顔を見て何も言えなくなってしまった。 顔の半分が醜く膨れ上がり、人とは思えない顔つきになっていた。 一体、どうなっている!? 4月12日 昨日から、悲めいがたえない。 おとこたちは、昔にもどったかのようなカッコウであらそいをつづけている。 おんなたちは、ほとんどが死んだか、殺されたかしたようだ。 4月13日 アタマぼーっとしている。 熱ある? かんがえまとまらない。 今、マドの外、大おとことおった。 3メートルぐらいあった。 幻覚? 4月14日 いい気ぶん…… ひめい……おち着く…… たのしい…… オレも……だれか殺……したい…… **通信兵長の日記(BH REVELATIONS) 1日目 プロムナードに立てこもったのは正解だ。 飯もあるし生きるには困らない。 時々、扉の向こうでやつらが動き回る音が 聞こえるが、ここには入り込めないようだ。 ざまあみろ。 他の連中が無事かどうかはわからない。 だが俺は、何としても生き延びてやる。 2日目 クソ! 化け物どもの侵入を許した。まさか ダクトを通ってくるとは思わなかった。 俺様の腕なら蜂の巣にしてやるくらい 楽勝だ。真面目に訓練した成果さ。 お疲れ、俺様。それにしても目が覚めてる ときでよかったぜ。 今後はおちおち眠り込んでもいられないな… 3日目 昨日みたいなことがあってはのん気に 寝てもいられない…神経がたかぶる。 話し相手でも居れば気が紛れるんだろうが。 疲れた、具合悪い。 風邪ひくとまずいな。なるべく動かず 体力の消耗を防ごう。頑張れ、俺。 たぶん4日目 高熱でダウンしてた。 くたばってるとこ、化け物にみつからなくて よかったぜ。まだ頭がぼーっとする。 感染症か? バイキンはいったかも? 首に大きなしこりできた。いたい。 こういうとき独りはきつい。さびしい。 なんにちめ…? 話しあいてできたうれしい。 なかなかイけるやつ。ジョークのセンスも ある。おもろい。わらう笑う。 でも顔、ちかすぎ。ずっとそばいすぎ。 むこうもそういってる。 けどせまくて動けない。 けんかした。 あいつくいものひとりじめ。 よこで肉たべてる。おいしそう。 おれのかおのよこ。すぐすぐよこ。 でもおれにくれない。うまそうな肉。 あのコのあたまのおにくおいしそう。 たすてけ おれのからだ、よこどり された おれ おれじゃない? おれだれ? たたすけ よばなきゃ メーデーめーでー メヘエエエデエエエエ にくにく たべたべ たべたひいいよおお **レイチェルのメモ(BH REVELATIONS) 無理矢理連れて来られて 気の乗らない任務だったけど、 まず一つ目は完了。 地下リフトの鍵も手に入ったし、 これで船底にも行けるわ。 この船…1年前のテラグリジア・パニックで テロリストの拠点だった船なのね。 その証拠に 船首でウィルス散布に 使われたUAVを見つけたわ。 おまけに船内に気持ち悪い化け物まで… いきなり襲うなんてありえないわ。 まったく 最低な任務よ。 頭が割れそうな痛さ… 片目も取れて見え辛いし とても気分が悪いわ。 それに腕もおかしくなっちゃった。 右手が真っ二つに裂けてるわ。 血みどろで骨が見えるし、 どこかで治さなきゃ **旅人の日記(BH REVELATIONS2) 2008.10.11 地図には存在しない島。 ある文献からその存在を知った私は、好奇心に駆られるままに島へど降り立った。 着いて間もなく、とんでもないことになった。 上陸するために乗ってきたヘリを没収され、島の者に捕らわれてしまったのだ。 今は廃屋に監禁されている。 私に対するこの島の者たちの反応は異常だ。 言葉にするのは難しいが、何かがおかしい。 何だ…? 2008.10.12 島の者たちが私の処遇について話し合いをしているようだ。 私が怪しい者ではないことを必死で訴えてみるが、一向に耳を貸そうしない。 私は、どうなってしまうのか… 2008.10.19 素性のわからないよそ者に、この島が知られてしまったことをよく思っていないのだろうか。 興味本位で来てしまったことを本当に深く後悔している。 2008.12.10 外の様子がおかしい。 一体何が起きているのか? 周囲に人の気配が感じられず、ときおり獣のようなり声が聞こえる。 私は…捨てられてしまったのか? 2008.12.19 食事も水も つきて。 わたしは このまま ここで ころされてしまうのか。 2008.12.26 みず   のみ たい **市街の住民の手記(BH REVELATIONS2) あの方の施設に行ったきり帰ってこない夫を、迎えに行った。 施設の人たちは、私の不安を察して、とても親切にしてくれた。 感染防止のための注射を打ってくれたり、お守りだと言って腕輪までつけてくれた。 こんな立派な施設を建ててくださるなんて、やっぱりあの方は、この島を救ってくれた素晴らしい救世主だわ。 一瞬でも、あの方を疑ってしまった自分が恥ずかしい。 気のせいか、さっきから、頭がフラフラする… 通された奥の部屋で、夫とやっと会うことできた。 でも困ったわ。 首から下が ないんだもの。 これは一緒に帰れない じゃない。 さっきから、お守りの腕輪が、ビービーと鳴って耳障り 早く夫 の 体をみつけ て かえらない と 息子がお なかを す かせ ま てる **下水道の老人の日記(BH REVELATIONS2) 1988.7.19. 娘が生まれた。 名は、イリーナとママがつけた。 去年死んだ俺の婆ばあさんの名と同じだ。 反対したが、ママには逆らえない。 目と鼻が、俺にそっくりだ。口元はママだな。 島の短い夏に生まれた子は上部に育つときいた。 今年も採鉱のおかげで島の景気は上々。 それもこれもイリーナの恵み、親バカだな。 こんな暮らしがいつまでも続いてくれれば、娘を安心して育てられる… 1994.7.19. イリーナが6歳になった。 早いものだ。 ちかごろは、パパのマネをするとママがおこる。 算数がとくいなのは、ママよりばあさんの血だ。 いよいよあぶないと噂だった鉱山資源がカラッケツ、底をついたようで家もスッカラカンだ。 このままでは、オレも仕事がなくなってしまう。 イリーナのためにも、がんばらねば。 2000.7.19. イリーナももう12歳。 オレと口をきかなくなった。何を考えているのか。 にらむときだけ、オレの目をみるぐらいだ。 そっくりなのが気に入らないとは、こまった。 ザインに来た資産家の女のおかげで俺にも仕事ができた。 枯れたはずの鉱山に新しい施設をつくったとか。 島の連中は、やれ救世主さまだの、聖母さまだのと、もてはやしているようだが、オレは気にくわない。 金持ちは信用するなって、死んだばあさんもいってた。 とはいえ、助かっているのは間違いないが。 2008.7.19. イリーナがハタチになった。 来週から鉱山に働きに出ることになった。 オレは反対したが、あの娘が聞くはずもない。 頑固なのは、俺にそっくりだと、去年いっちまったママもいっていたが、そのとおりだ。 施設の連中を嫌うオレは、いまでは街でもかわりモンあつかいだ。 きっとイリーナは、それも嫌だったんだろう。 それにしても、気がかりで仕方ない。 次はいつ会えるだろうか… 2009.7.19. 娘と別れてもう1年だ。 ザインには病をかかえた者があふれて、どんどんおかしなことになっている。 あの女がオレたちに何かしたんちがいない。 ばあさんのいいつけを娘にまもらせるべきだった。 もう手遅れだ。オレはすべてをすてて街を出た。 しかし、島から出るのは不可能だ。 この下水道に逃げ込むがやっとのことだ。 イリーナ…お前にあいたい。必ずや助けに行く。オレには、お前だけが最後の希望だ… **イリーナの遺言(BH REVELATIONS2) この採掘場には死体がどんどんはこばれてくる。 お父さんが言ってたとおりだった。 あのひと、アレックスは、ザインを助けにきた、救世主さまなんかじゃない。 あのひとの目的は、「ばけもの」たちをつくること…。 あたしたちは、知らないうちに、手伝いをさせられていたんだ。 みんな、おかしな薬を打たれて、もうメチャクチャ…だよ。 パパにあいたい…。 今、どこ…? きっとこの島はもう、お終いなん だ。 あ たしも、もうメチャ くちゃ みえ なくなってき た あ たま くちゃっとし て じ  かけない か ゆ くて かいた ら くず   れ  た お もしろ い もろ い あた し て あ し ぐ す く ず れて い く あ たし  か らだ  が めち ゃ ぐし ゃ ぱ ぱ   ごめ ん   なさぱぱ   ぱ ぱ ぱ  ぱ **トムの日記(BH RE2) 2月5日 手紙を出して2ヶ月になるのに、 オリバーから返事が来ない。 養子にもらわれて行った奴らはみんなそうだ。 金持ちの家で王様みたいに暮らしてると、 孤児院のことなんか忘れちまうんだろう。 オリバーだけは違う、俺たちは永遠の相棒だ、 ――なんて思ってた。バカみたいだ。 2月8日 アンが年下どもを集めて話をしてた。 「養子として孤児院を出てった奴らは、 本当は、恐怖の"ブギーマン"のエサにされてる。 だから連中とは連絡が取れなくなるんだ」 だと。 あいつには三流小説家の才能がある。 2月13日 アンの話じゃないが、この孤児院はちょっと変だ。 たしかに、他の養護施設に比べたら恵まれてる。 地元のでかい製薬会社が、寄付をつぎ込んでるからだ。 でも、電話や外出が禁止されているのはなぜだ? ドクターの数が多すぎやしないか? 毎日の、あの注射の意味は? これじゃ、俺たち、まるで―― 2月14日 俺に養子の話が来た。信じられない。 俺はもう大きいし"人気がある"タイプじゃない。 ……でも、まあ、少しくらいは嬉しいかもしれない。 嘘だ。本当は泣きそうなくらい嬉しい。 出発は20日だ。 俺はいい息子になる。 お父さんと、お母さんが、自慢できるような息子に。 2月19日 真夜中、オリバーが帰ってきた。 狂ったみたいに「助けて」って泣きわめいてた。 俺は最初、"ソイツ"が友達だってわからなかった。 だって顔が、あんな風に、溶けて、剥がれて――。 ……今、先生とドクターたちが看病してる。 大丈夫。ただの皮膚病だ。あっという間に治る。 そしたら、また二人で冒険に行こう。 **   の日記(BH RE2) これを よんだ ひと けいさつに でんわ して ぶぎーまん が きた みんな たべられ ぶぎーまんは くろいたくさんです たすけて もうすぐ こっちに たすけて おかあさ **アンブレラ本社宛てのメールの写し(BH RE2) オーエンズ室長 NEST内に警報と悲鳴が響いている。 なにが起きているかわからない。銃声がする。 所長とは連絡が取れない。 私たちは閉じ込められている。 一刻も早く救助を。 オーエンズ室長 最悪の事態だ。 NESTがウィルス汚染された。ありえない。 フェイルセーフシステムが起動しない。 外部からの干渉? それしか考えられない。だがなぜ。 マイヤーとキムが死んだ。咳が止まらない。 どうして連絡をくれないんだ。 オーエンズ室長 そうか あなたたちが **ウェイン・リーの手記(BH RE2) いやだ。血の海だ。どこもかしこも。 なにかが起きてる。わからない。 みんな死んだ。死んだ! 撃ったのは黒ずくめの。あれはU.S.S.だ。 本社ご自慢の保安部隊。どうして。 彼らは俺たちを守ってくれるはずの。 白い脳漿が、真っ赤な血だまりを泳いでる。嘘だ。 いやだ。僕はいやだ。みんな僕を天才だって言った。 こんなところで死ぬはずがない。僕は誰より賢い。 成績はいつも一番だった。いつか見返してやれた。 あいつらを見返すんだ。ノーベル賞をとるんだ。 ぼくはヒーローだ。ぼくはてんさいですよ、かみさま。 ぼくはしなない。 ぼくは **チャドのメモ(BH RE3) この変電所はどうなっているんだ? そりゃ確かに何日か前からおかしいとは思ってた 妙な虫が巣を作ってたりやたらと血なまぐさかったり だけどたった一晩でこんなことになるなんて! アップタウンに母さんの様子を見に行きたいのに 断路器を降ろすまでは帰るなとの所長命令だ 仕方がない さっさと仕事を片付けよう ああ 最悪だ! 腹が痛くて 動けない 断路器の前で 気色悪い巨大な虫が 口に 管みたいなの ねじ込んで なんとか逃げた 強烈な吐き気も 耐えた だめだ 痛い はらのなか うごいてる 吐きそう がまん いたい もう われる かあさん ママ うまれ **看護日報 9月25日(BH RE3) 「例の奇病」の患者が日を追うごとに増えている。 鎮静剤を打っても錯乱状態が収まらない患者は、 拘束衣を着せた上で隔離病棟へ収容する。 でも、病棟ももうパンク寸前。 理事長命令で奇病患者は無償受け入れしてるけど、 治療方法もないのにどう対応しろって言うんだか。 祈るだけで病気が治るとでも? それに、気になることがもうひとつ。 院内で亡くなった奇病患者は、 いつもの葬儀会社とは違う業者が引き取りに来る。 感染拡大を防ぐためっていう話だけど… 普段は使わないあの「開かずの扉」から 夜中運び出されているのをミランダが見たらしい。 いったいどこに送られてるんだろう。 **看護日報 9月27日(BH RE3) ・「例の奇病」の患者 20名以上搬送 ・隔離病棟の患者→四肢の腐敗が進行  発熱、意識混濁 食欲は旺盛 ・何らかの感染症? 消毒を徹底 ・研究棟からの血液検査報告ナシ→再度確認! 治療中にDr.ヤングが患者に噛まれた すぐに消毒するも高熱続く 何もできない 錯乱状態に陥った患者が次々に暴徒化 外来は混乱状態 非番の者も全員出勤し、救急対応に当たる これ以上混乱が拡大しませんように! **看護日報 9月29日(BH RE3) 手は尽くした でもあまりに無力だった 混乱状態で何もできない 信じられない数の犠牲者が出た 手当てする間もなく死んだり、感染していった 私たちは看護師でいることを諦めた いまは感染していないスタッフだけで立てこもってる 部屋の外からは助けを求める声や断末魔が聞こえる でも生き延びるためには、こうするしかない 患者を見捨てた この罪の裁きはいつかきっと下る 震えがとまらない それでも助かりたい 午後9時 上空からヘリの音 救助かと思い抱き合って喜んだけど すぐに遠ざかっていった いまは亡者のうめき声だけが響いている 絶望 気が狂いそう Dr.ヤング アリアナ、ミランダ、ダコタ みんな ごめんなさい なにか近づいて 助け **現場監督の記録(BH RE4) 10月11日 今日は人生最悪の日だ。 まさか5歳になる愛娘の誕生日を こんなしみったれた片田舎に向かう船の中で 迎える羽目になるなんて。 金払いが良くなきゃ 誰がこんなとこで仕事なんてするものか。 10月19日 城の連中は「発掘物は丁重に扱え」の一点張りだ。 作業中にミスって粉じんを吸い込んじまったのに、 その正体すらろくに教えちゃくれなかった。 原因もわからずぶっ倒れていく奴らといい、 この現場はどうも隠し事が多すぎる。 少し咳も出る。もうさっさと寝ちまおう。 10月26日 クソッ、どうなってる。 今日だけでもう3回も血を吐いた。動く気力もない。 こんなところ来るんじゃなかった。 旨そうな儲け話に釣られた俺が馬鹿だった。 愛する家族よ。 こんな情けない父親を許してくれ。 10月 日 今朝から アタマがはたらかない なぜだ? 血もいっぱい 吐いた たくさんの 虫が 這いよって ああ 声が きこえる 月 日 今日は はたらく とても気分 いい はっくつ とても すばらしい したがう すごく 幸せ あなた様に ささげる よろこび すべて サドラ―様 ために
*テンプレらしきもの -適当にぶった切ってどうぞ ※※※※ネタばれ注意※※※※ **飼育員の日記(BH1) May 9, 1998 夜、警備員のスコットとエリアス、研究員のスティーブとポーカーをやった。 スティーブの奴、やたらついてやがったがきっといかさまにちがいねェ。 俺たちをばかにしやがって。 May 10, 1998 今日、研究員のおえら方から新しい化け物の世話を頼まれた。 皮をひんむいたゴリラのような奴だ。 生きたえさがいいってんで、豚を投げこんだら、奴ら、足をもぎ取ったり内臓を引き出したり 遊んだあげくやっと食いやがる。 May 11, 1998 今朝5時頃、宇宙服みてえな防護衣を着たスコットに突然たたき起こされて 俺も宇宙服を着せられた。なんでも、研究所で事故があったらしい。 研究員の連中ときたら、夜も寝ないで実験ばかりやってるからこんな事になるんだ。 May 12, 1998 昨日からこのいまいましい宇宙服をつけたままなんで、背中がむれちまって妙にかゆい。 いらいらするんで、腹いせにあの犬どもの飯を抜きにしてやった。 いい気味だ。 May 13, 1998 あまりに背中がかゆいんで医務室にいったら、背中にでっけえバンソウコウを貼られた。 それから、もう俺は宇宙服を着なくていいと医者がいった。 おかげで今夜はよく眠れそうだぜ。 May 14, 1998 朝起きたら、背中だけでなく足にも腫物ができてやがった。 犬どものオリがやけに静かなんで、足引きずって見に行ったら数が全然たりねえ。 めしを三日抜いたくらいで逃げやがって。 おえら方に見つかったら大変だ。 May 16, 1998 昨日、この屋しきから逃げ出そとした研究いんが一人、射さつされた、て はなしだ。 夜、からだ中 あついかゆい。 胸のはれ物 かきむし たら 肉がくさり落ちやがた。 いったいおれ どうな て May 19, 1998 やと ねつ ひいた も とてもかゆい 今日 はらへったの、いぬ のエサ くう May 21, 1998 かゆい かゆい スコット― きた ひどいかおなんで ころし うまかっ です。 4 かゆい うま >元ネタ >PS用ソフト(後にサターン、Winに移植) >カプコン 「バイオハザード」 1996年発売 >物語前半で登場する「飼育員の日記」。何を「飼育」していたのか、 >「事故」とはなにか、と物語が進むにつれて明らかになっていく日記の恐るべき内容。 >日記を読むシーンの直前でコントローラを落としそうになったのは >一人や二人ではないはず。 &youtube(https://www.youtube.com/watch?v=iBmh4osJsv8){448,336} **英語版飼育員の日記 May 15 1998 Even though I didn't feel well I decided to go see Nancy. It's my firstday off in a long time. But I was stopped by the guard on the way out. They say the company has ordered that no one leave the grounds. I can'teven make a phone call. What kind of joke is this?! [[【かゆい】飼育員の日記のガイドライン2【うま】>http://makimo.to/2ch/ex13_gline/1119/1119600010.html]]40による翻訳 May 15 1998 相変わらず気分が悪いが、ナンシーに会いに行くことにした。 この屋敷にきてようやくの休みだ。 ところが、玄関のところで警備の連中が俺を止めやがった。 連中がいうには、屋敷から人っ子一人外に出すなとの、本社からきついお達しだと。 電話すらかけられねえときた。 一体こいつはなんの冗談だ?! **調査ファイル総括(PS版BH Director's Cut公式パーフェクトガイド)  以上が、今回の調査結果のすべてである。だが、このよう に事件の全貌が解明されるにつれ、あるひとつの危惧が膨 れ上がることを禁じざるを得ない。つまり、ウイルスの汚染は、 本当にこれで終わったのだろうか? ということだ。  アンブレラ社の強制捜査で判明したことだが、アークレイ 山中の施設を汚染したウイルスの性質は、まだ未知数の部分 が大いらしい。当委員会顧問の細菌学者は、感染力が極端 に低いP3レベルのウイルス(同用のものにエイズウイルスが ある)ではないか、との見解を示しているが、そレも単なる推 測に過ぎない。現在、当施設敷地外えの汚染は確認されてい ないが、予断を許ない状況は当分持続しそうだ、最悪のシ なリオだが、ラクーン市街チの汚染も考慮し、今後の対応策 を検とうしていクべきだろ     痒 **医院長の手記(BH3) 9月10日 皮膚の壊死やうっ血を初期症状に持ち意志混濁を定期的に起こし、 ついには人間としての理性を失う。 そうなると回復は絶望的で安楽死すら通用しない。 当たり前だ。その患者は医学的にはとうに死んでいるはずなのだ。 恐ろしい病だ。患者は理性を失うと重度の薬物中毒のように暴れ、 飢えた虎のように生肉を欲して襲う。 9月18日 今日もまた発病者が運ばれてきた。まだ症状は軽いようだが…。 わたしは幾日も睡眠を取っていない。 患者が恐ろしい怪物になるのをこれ以上見過ごす訳にはいかないからだ。 わたしは傍観者ではない。人を治す医者なのだ。 もしわたしが倒れても残したカルテがきっと役に立つ。 この病気の核心がわたしのカルテから見つかるはずだ。 9月26日 職員や医師の大半を発病した患者との戦いで失い、 この病院を維持することはすでに不可能だ。 もう遅い。力が足りなか た。 見たこと無きウィルスが 原因あるとわかってから。 対処が後手になってしまっ た。 そろそれ辛い。 わたしの 意識も もも もたな る **少女の日記(GC版BH1) Nov.14.1967 注射で頭がボーっとする。 お母さんに会えない。どこかに連れていかれた。 二人で脱出しようって約束したのに私だけおいていくなんて・・・。 Nov.15.1967 お母さん見つけた! 今日の食事は、お母さんと一緒!うれしかった。 違う、偽者だった。外は一緒だけど中が違う。 お母さんを取り返さなくっちゃ!お母さんに返してあげなくちゃ! お母さんの顔は簡単に取り返せた。お母さんの顔を取っていたおばさんの悲鳴が聞こえたけど、 お母さんの顔をとったやつの悲鳴なんか気にしない。 お母さんは私のもの。誰にもとられないように私にくっつけておこう。 お母さんに会った時、顔が無いとかわいそうだもの。 Nov.17.19 7 石の箱の中 お母さん 匂い ここ お母さんがホント? 石の箱 かたくてイタイ 手のジャラジャラが邪魔をする 4つの石 つてるじゃらじゃらせで お母さ 会えない 19 お父さん 一つ くっつけた お母さん 二つ くっつけた 中身はやぱり赤く ヌルヌル 白くてかたかた ホントのお母さ 見つからない お父 ん分からない また お母さ 今日見つけた お母さ をくつけたら お母 ん 動かなくなた 母さんは悲鳴を上げていた なぜ?私は一緒に居たかただけ 4 お母さん どこ? 会いたい **幹部候補社員の日記(BH0) マーカス所長の没頭している研究、そしてあのヒルどもに注ぐ異常な執着は何だ? いや・・・執着というより、愛情のようにさえ思える。 ウワサによると、あのヒルどもはかなりヤバいらしい。 事実、その一匹に接触されたデニスが熱を出してぶっ倒れちまった。 今日もだ・・・扉の向こうから、体をかきむしってはうめくこえが きこえてくる 『触らぬ にたたりなし』だ。おれ 絶対にヤツらにちか寄らない。 せかく所長にごしめいされたッてのにデニスのようになるのはゴめンだ。  ちくしょうでにすのやつ またかきむしってる。  こっちまでかゆ なるう    ぜん ぜ  やるき お きない でにすも かく やめちゃ た おなか すいた    たすけ て      まま **看護士の日記(BH OutBreak)  月 日 あんなヤツ、さっさと処分すべきだったんだ。 ロバートの死体もやられた。 ちゃんと、袋に密封しておいたのに。 護身用の銃も、弾が尽きた。 だいいち、あいつにはまったく効いてない。 どうすればいいんだ。  月 日 ヤツに噛まれたキズが治らない。 出血が続いて、意識もはっきりしない。 どこに隠れても、ヤツが追ってくる。 しかも、すごいスピードだ。 …どういうことだ? 最初は、もっと ノロノロ動いてたはずだが。 血のにおいが、そんなに好きなのか。  月 日 だめ   だ   つ     ぎは            お **リッキーの手紙(BH OutBreak2)  9月12日 夜勤ってのは好きになれない。俺は夜の暗さが嫌いなんだ。 地下だから昼も夜も関係ないだろ、なんてジムの野郎は言うが、 こいつは気分の問題なんだよ。  9月18日 トンネルの点検をしてたら、デカい虫に首筋を噛まれちまった。 放っておいたら腫れてきやがるし、かゆみも止まらない。 いまいましいったらねえぜ。  9月 日 ああ、それにしても暗い。地下ってのはここまで暗かったか? 蛍光灯が、古いんじゃねえだろうな。   月 日 虫のやろう。 また かみやがった! ぶっ殺すぞ! ぶっころして、く へ 月 日 んな おとがする。    あたま   むしの、      ごろ しで   月 日 **臨床実験報告書(BH OutBreak2) 被験者:ドロシー・レスター 年齢:34 臨床開始日:1993/5/20 担当医:アラン・エルダート 5/20 13:00 被験者にT-JCCC203を投与 5/21 08:30 血圧・脈拍とも正常値に回復 5/21 17:00 自呼吸確認、呼吸補助器解除 5/21 12:30 脳波正常値に回復 23:15 意識回復 5/22 17:30 状態良好、食欲あり 5/23 08:30 食欲旺盛 13:20 脳波に周期的な異常発見 19:00 小康状態持続 5/24 08:30 食欲旺盛 17:00 食欲旺盛 5/25 08:30 食欲旺盛 17:00 食欲旺盛 食欲旺盛 食欲旺盛 食欲旺盛 食欲旺盛 食欲旺盛 **院長の日記1(BH OutBreak2)  月 日 妻が死んでから5年がたつ。人は「悲しみは過ぎゆく時が慰める」などと知った風に言う。 ばかな。この引き裂かれるような思いは永遠に癒されるものではない。 目前にはもはや絶望しかない。 ああドロシー・・・なぜお前は、私を置き去りにしたのだ・・・。  月 日 どうしても彼女が忘れられず、あの病院へと戻った。 事件は闇に葬られたが、私にとっては何も解決していない。 地下の特別病室の壁一面に、奇妙な植物が生えているのを見つけた。 ふと、妻の声が頭をよぎる。 幻聴?いや・・・これは彼女の・・・。  月 日 私はこの植物を、妻の生まれ変わりだと思うようにした。 彼女の望みをかなえてやれば、私の悲しみも和らぐかも知れない。  月 日  月 日 一週間が過ぎた。ドロシーは成長し、地下からも這い出すほどになった。 地下病室の床からは球根のような塊が現れ、私の捕らえた野犬や鳥を好んで食べる。 毎日が充実している。 これでいい。私は一生、ここで彼女に尽くそう。 **院長の日記2(BH OutBreak2)  月 日 彼女に「獲物」を与えるようになってから、ずいぶんと成長が早くなった。 今ではもう、建物全体を覆っている。 食欲は増すばかりだ・・・  月 日 今日は3人。 キャンプ帰りの若者たちだった。 横柄で尊大、自分達が世界で一番可能性に満ちていると根拠もなしに思い込んでいる輩たちだ。 道がわからないというので、案内してやった。彼らにとってふさわしい、本当に正しい道に。  月 日 昼に1人、夕暮れにまた1人、2人目はショットガンを持っており、数発反撃を受けた。 しかし、まったく痛みはない。 そういえばここに来てから、暑さも寒さも、食欲も感じない。 もはや私は、人間ではないのだろう。 だがそれがどうした? ドロシーを守るには、むしろ好都合じゃないか。  月 日 今日は収穫なし。 もっと、おまえの喜ぶ声が聞きたい。  月 日 ドロシー、ドロシー、なぜ泣くんだ。 どこか痛むのか?  私がついている。  し んぱいは要らない。  月 日 **村の青年の日記(バイオハザード5) 4月5日 村に油田の所長と名乗る男がやってきた 油田のそばに住む住人全員に、伝染病の予防接種をしたいのだと言う。 あいつらは、我々の親の世代の者をだまして土地を手に入れ、あの油田を作った。 その負い目があるのだろう。 ことあるごとに村に便宜を図ってくれる。 沼の行き来に不自由していると言えば、ワイヤーを張ってあのゴンドラを作ってくれたりもした。 時には外国の珍しい酒を振舞ってくれることもある。 今回もそういうことなのだろう。 村人たちは喜んで申し出を受けたが、俺は断った。 別に、はっきりとした理由があったわけじゃない。 なんとなく、村に来た油田の所長の目つきが気に食わなかった。 ただ、それだけだ。 4月8日 予防接種を受けるため、村の者たちは、全員油田へと出かけていった。 いつも騒がしい村が静かだ。 こういう日は、ゆっくりと昼寝をするに限る。 4月9日 昼寝をしすぎたせいか、なかなか寝付けないでいると外が騒がしい。 広場で、皆が真剣な様子で話し合っている。 なんでも、子供が大変な高熱で苦しんでいるのだと言う。 それも一人ではない。全員が、である。 母親達は、汲んできたばかりの水で子供達の体を冷やしているが、いっこうに熱は下がらない。 明け方、全員が息を引き取った。 朝になり、村長が油田へと出かけた。 皆、子供たちの死が、昨日の予防接種と関係あるのではないかと思っていた。 戻ってきた村長は、子供たちの死は伝染病の初期段階かも知れないので、もう一度予防接種を受けることになったと皆に告げた。 俺は今回も拒否したが、伝染病にかかれば村の一大事だ。皆に無理やり連れて行かれ、予防接種を受けさせられた。 4月10日 村で喧嘩が起こる。 男達は全員殺気立っている。 子供を亡くしたばかりだからと思うが、どうも違うような気もする。 反対に、女性はぐったりとしていて元気が無い。 すでに伝染病が広がり始めているのか? 4月11日 今日は、なぜか落ち着かない。 体の芯がうずくようで、じっとしていられない。 仕方がなく、外へ出て体を動かすことにした。 外に出ると、奇妙な格好をしている奴がいた。 服を脱いで武器を手にし、体中に戦士の模様をペイントしている。 村祭りの日ならともかく、なんて格好しているんだ。 一言いってやろうと声をかけたが、振り向いたその顔を見て何も言えなくなってしまった。 顔の半分が醜く膨れ上がり、人とは思えない顔つきになっていた。 一体、どうなっている!? 4月12日 昨日から、悲めいがたえない。 おとこたちは、昔にもどったかのようなカッコウであらそいをつづけている。 おんなたちは、ほとんどが死んだか、殺されたかしたようだ。 4月13日 アタマぼーっとしている。 熱ある? かんがえまとまらない。 今、マドの外、大おとことおった。 3メートルぐらいあった。 幻覚? 4月14日 いい気ぶん…… ひめい……おち着く…… たのしい…… オレも……だれか殺……したい…… **通信兵長の日記(BH REVELATIONS) 1日目 プロムナードに立てこもったのは正解だ。 飯もあるし生きるには困らない。 時々、扉の向こうでやつらが動き回る音が 聞こえるが、ここには入り込めないようだ。 ざまあみろ。 他の連中が無事かどうかはわからない。 だが俺は、何としても生き延びてやる。 2日目 クソ! 化け物どもの侵入を許した。まさか ダクトを通ってくるとは思わなかった。 俺様の腕なら蜂の巣にしてやるくらい 楽勝だ。真面目に訓練した成果さ。 お疲れ、俺様。それにしても目が覚めてる ときでよかったぜ。 今後はおちおち眠り込んでもいられないな… 3日目 昨日みたいなことがあってはのん気に 寝てもいられない…神経がたかぶる。 話し相手でも居れば気が紛れるんだろうが。 疲れた、具合悪い。 風邪ひくとまずいな。なるべく動かず 体力の消耗を防ごう。頑張れ、俺。 たぶん4日目 高熱でダウンしてた。 くたばってるとこ、化け物にみつからなくて よかったぜ。まだ頭がぼーっとする。 感染症か? バイキンはいったかも? 首に大きなしこりできた。いたい。 こういうとき独りはきつい。さびしい。 なんにちめ…? 話しあいてできたうれしい。 なかなかイけるやつ。ジョークのセンスも ある。おもろい。わらう笑う。 でも顔、ちかすぎ。ずっとそばいすぎ。 むこうもそういってる。 けどせまくて動けない。 けんかした。 あいつくいものひとりじめ。 よこで肉たべてる。おいしそう。 おれのかおのよこ。すぐすぐよこ。 でもおれにくれない。うまそうな肉。 あのコのあたまのおにくおいしそう。 たすてけ おれのからだ、よこどり された おれ おれじゃない? おれだれ? たたすけ よばなきゃ メーデーめーでー メヘエエエデエエエエ にくにく たべたべ たべたひいいよおお **レイチェルのメモ(BH REVELATIONS) 無理矢理連れて来られて 気の乗らない任務だったけど、 まず一つ目は完了。 地下リフトの鍵も手に入ったし、 これで船底にも行けるわ。 この船…1年前のテラグリジア・パニックで テロリストの拠点だった船なのね。 その証拠に 船首でウィルス散布に 使われたUAVを見つけたわ。 おまけに船内に気持ち悪い化け物まで… いきなり襲うなんてありえないわ。 まったく 最低な任務よ。 頭が割れそうな痛さ… 片目も取れて見え辛いし とても気分が悪いわ。 それに腕もおかしくなっちゃった。 右手が真っ二つに裂けてるわ。 血みどろで骨が見えるし、 どこかで治さなきゃ **旅人の日記(BH REVELATIONS2) 2008.10.11 地図には存在しない島。 ある文献からその存在を知った私は、好奇心に駆られるままに島へど降り立った。 着いて間もなく、とんでもないことになった。 上陸するために乗ってきたヘリを没収され、島の者に捕らわれてしまったのだ。 今は廃屋に監禁されている。 私に対するこの島の者たちの反応は異常だ。 言葉にするのは難しいが、何かがおかしい。 何だ…? 2008.10.12 島の者たちが私の処遇について話し合いをしているようだ。 私が怪しい者ではないことを必死で訴えてみるが、一向に耳を貸そうしない。 私は、どうなってしまうのか… 2008.10.19 素性のわからないよそ者に、この島が知られてしまったことをよく思っていないのだろうか。 興味本位で来てしまったことを本当に深く後悔している。 2008.12.10 外の様子がおかしい。 一体何が起きているのか? 周囲に人の気配が感じられず、ときおり獣のようなり声が聞こえる。 私は…捨てられてしまったのか? 2008.12.19 食事も水も つきて。 わたしは このまま ここで ころされてしまうのか。 2008.12.26 みず   のみ たい **市街の住民の手記(BH REVELATIONS2) あの方の施設に行ったきり帰ってこない夫を、迎えに行った。 施設の人たちは、私の不安を察して、とても親切にしてくれた。 感染防止のための注射を打ってくれたり、お守りだと言って腕輪までつけてくれた。 こんな立派な施設を建ててくださるなんて、やっぱりあの方は、この島を救ってくれた素晴らしい救世主だわ。 一瞬でも、あの方を疑ってしまった自分が恥ずかしい。 気のせいか、さっきから、頭がフラフラする… 通された奥の部屋で、夫とやっと会うことできた。 でも困ったわ。 首から下が ないんだもの。 これは一緒に帰れない じゃない。 さっきから、お守りの腕輪が、ビービーと鳴って耳障り 早く夫 の 体をみつけ て かえらない と 息子がお なかを す かせ ま てる **下水道の老人の日記(BH REVELATIONS2) 1988.7.19. 娘が生まれた。 名は、イリーナとママがつけた。 去年死んだ俺の婆ばあさんの名と同じだ。 反対したが、ママには逆らえない。 目と鼻が、俺にそっくりだ。口元はママだな。 島の短い夏に生まれた子は上部に育つときいた。 今年も採鉱のおかげで島の景気は上々。 それもこれもイリーナの恵み、親バカだな。 こんな暮らしがいつまでも続いてくれれば、娘を安心して育てられる… 1994.7.19. イリーナが6歳になった。 早いものだ。 ちかごろは、パパのマネをするとママがおこる。 算数がとくいなのは、ママよりばあさんの血だ。 いよいよあぶないと噂だった鉱山資源がカラッケツ、底をついたようで家もスッカラカンだ。 このままでは、オレも仕事がなくなってしまう。 イリーナのためにも、がんばらねば。 2000.7.19. イリーナももう12歳。 オレと口をきかなくなった。何を考えているのか。 にらむときだけ、オレの目をみるぐらいだ。 そっくりなのが気に入らないとは、こまった。 ザインに来た資産家の女のおかげで俺にも仕事ができた。 枯れたはずの鉱山に新しい施設をつくったとか。 島の連中は、やれ救世主さまだの、聖母さまだのと、もてはやしているようだが、オレは気にくわない。 金持ちは信用するなって、死んだばあさんもいってた。 とはいえ、助かっているのは間違いないが。 2008.7.19. イリーナがハタチになった。 来週から鉱山に働きに出ることになった。 オレは反対したが、あの娘が聞くはずもない。 頑固なのは、俺にそっくりだと、去年いっちまったママもいっていたが、そのとおりだ。 施設の連中を嫌うオレは、いまでは街でもかわりモンあつかいだ。 きっとイリーナは、それも嫌だったんだろう。 それにしても、気がかりで仕方ない。 次はいつ会えるだろうか… 2009.7.19. 娘と別れてもう1年だ。 ザインには病をかかえた者があふれて、どんどんおかしなことになっている。 あの女がオレたちに何かしたんちがいない。 ばあさんのいいつけを娘にまもらせるべきだった。 もう手遅れだ。オレはすべてをすてて街を出た。 しかし、島から出るのは不可能だ。 この下水道に逃げ込むがやっとのことだ。 イリーナ…お前にあいたい。必ずや助けに行く。オレには、お前だけが最後の希望だ… **イリーナの遺言(BH REVELATIONS2) この採掘場には死体がどんどんはこばれてくる。 お父さんが言ってたとおりだった。 あのひと、アレックスは、ザインを助けにきた、救世主さまなんかじゃない。 あのひとの目的は、「ばけもの」たちをつくること…。 あたしたちは、知らないうちに、手伝いをさせられていたんだ。 みんな、おかしな薬を打たれて、もうメチャクチャ…だよ。 パパにあいたい…。 今、どこ…? きっとこの島はもう、お終いなん だ。 あ たしも、もうメチャ くちゃ みえ なくなってき た あ たま くちゃっとし て じ  かけない か ゆ くて かいた ら くず   れ  た お もしろ い もろ い あた し て あ し ぐ す く ず れて い く あ たし  か らだ  が めち ゃ ぐし ゃ ぱ ぱ   ごめ ん   なさぱぱ   ぱ ぱ ぱ  ぱ **トムの日記(BH RE2) 2月5日 手紙を出して2ヶ月になるのに、 オリバーから返事が来ない。 養子にもらわれて行った奴らはみんなそうだ。 金持ちの家で王様みたいに暮らしてると、 孤児院のことなんか忘れちまうんだろう。 オリバーだけは違う、俺たちは永遠の相棒だ、 ――なんて思ってた。バカみたいだ。 2月8日 アンが年下どもを集めて話をしてた。 「養子として孤児院を出てった奴らは、 本当は、恐怖の"ブギーマン"のエサにされてる。 だから連中とは連絡が取れなくなるんだ」 だと。 あいつには三流小説家の才能がある。 2月13日 アンの話じゃないが、この孤児院はちょっと変だ。 たしかに、他の養護施設に比べたら恵まれてる。 地元のでかい製薬会社が、寄付をつぎ込んでるからだ。 でも、電話や外出が禁止されているのはなぜだ? ドクターの数が多すぎやしないか? 毎日の、あの注射の意味は? これじゃ、俺たち、まるで―― 2月14日 俺に養子の話が来た。信じられない。 俺はもう大きいし"人気がある"タイプじゃない。 ……でも、まあ、少しくらいは嬉しいかもしれない。 嘘だ。本当は泣きそうなくらい嬉しい。 出発は20日だ。 俺はいい息子になる。 お父さんと、お母さんが、自慢できるような息子に。 2月19日 真夜中、オリバーが帰ってきた。 狂ったみたいに「助けて」って泣きわめいてた。 俺は最初、"ソイツ"が友達だってわからなかった。 だって顔が、あんな風に、溶けて、剥がれて――。 ……今、先生とドクターたちが看病してる。 大丈夫。ただの皮膚病だ。あっという間に治る。 そしたら、また二人で冒険に行こう。 **   の日記(BH RE2) これを よんだ ひと けいさつに でんわ して ぶぎーまん が きた みんな たべられ ぶぎーまんは くろいたくさんです たすけて もうすぐ こっちに たすけて おかあさ **アンブレラ本社宛てのメールの写し(BH RE2) オーエンズ室長 NEST内に警報と悲鳴が響いている。 なにが起きているかわからない。銃声がする。 所長とは連絡が取れない。 私たちは閉じ込められている。 一刻も早く救助を。 オーエンズ室長 最悪の事態だ。 NESTがウィルス汚染された。ありえない。 フェイルセーフシステムが起動しない。 外部からの干渉? それしか考えられない。だがなぜ。 マイヤーとキムが死んだ。咳が止まらない。 どうして連絡をくれないんだ。 オーエンズ室長 そうか あなたたちが **ウェイン・リーの手記(BH RE2) いやだ。血の海だ。どこもかしこも。 なにかが起きてる。わからない。 みんな死んだ。死んだ! 撃ったのは黒ずくめの。あれはU.S.S.だ。 本社ご自慢の保安部隊。どうして。 彼らは俺たちを守ってくれるはずの。 白い脳漿が、真っ赤な血だまりを泳いでる。嘘だ。 いやだ。僕はいやだ。みんな僕を天才だって言った。 こんなところで死ぬはずがない。僕は誰より賢い。 成績はいつも一番だった。いつか見返してやれた。 あいつらを見返すんだ。ノーベル賞をとるんだ。 ぼくはヒーローだ。ぼくはてんさいですよ、かみさま。 ぼくはしなない。 ぼくは **チャドのメモ(BH RE3) この変電所はどうなっているんだ? そりゃ確かに何日か前からおかしいとは思ってた 妙な虫が巣を作ってたりやたらと血なまぐさかったり だけどたった一晩でこんなことになるなんて! アップタウンに母さんの様子を見に行きたいのに 断路器を降ろすまでは帰るなとの所長命令だ 仕方がない さっさと仕事を片付けよう ああ 最悪だ! 腹が痛くて 動けない 断路器の前で 気色悪い巨大な虫が 口に 管みたいなの ねじ込んで なんとか逃げた 強烈な吐き気も 耐えた だめだ 痛い はらのなか うごいてる 吐きそう がまん いたい もう われる かあさん ママ うまれ **看護日報 9月25日(BH RE3) 「例の奇病」の患者が日を追うごとに増えている。 鎮静剤を打っても錯乱状態が収まらない患者は、 拘束衣を着せた上で隔離病棟へ収容する。 でも、病棟ももうパンク寸前。 理事長命令で奇病患者は無償受け入れしてるけど、 治療方法もないのにどう対応しろって言うんだか。 祈るだけで病気が治るとでも? それに、気になることがもうひとつ。 院内で亡くなった奇病患者は、 いつもの葬儀会社とは違う業者が引き取りに来る。 感染拡大を防ぐためっていう話だけど… 普段は使わないあの「開かずの扉」から 夜中運び出されているのをミランダが見たらしい。 いったいどこに送られてるんだろう。 **看護日報 9月27日(BH RE3) ・「例の奇病」の患者 20名以上搬送 ・隔離病棟の患者→四肢の腐敗が進行  発熱、意識混濁 食欲は旺盛 ・何らかの感染症? 消毒を徹底 ・研究棟からの血液検査報告ナシ→再度確認! 治療中にDr.ヤングが患者に噛まれた すぐに消毒するも高熱続く 何もできない 錯乱状態に陥った患者が次々に暴徒化 外来は混乱状態 非番の者も全員出勤し、救急対応に当たる これ以上混乱が拡大しませんように! **看護日報 9月29日(BH RE3) 手は尽くした でもあまりに無力だった 混乱状態で何もできない 信じられない数の犠牲者が出た 手当てする間もなく死んだり、感染していった 私たちは看護師でいることを諦めた いまは感染していないスタッフだけで立てこもってる 部屋の外からは助けを求める声や断末魔が聞こえる でも生き延びるためには、こうするしかない 患者を見捨てた この罪の裁きはいつかきっと下る 震えがとまらない それでも助かりたい 午後9時 上空からヘリの音 救助かと思い抱き合って喜んだけど すぐに遠ざかっていった いまは亡者のうめき声だけが響いている 絶望 気が狂いそう Dr.ヤング アリアナ、ミランダ、ダコタ みんな ごめんなさい なにか近づいて 助け **現場監督の記録(BH RE4) 10月11日 今日は人生最悪の日だ。 まさか5歳になる愛娘の誕生日を こんなしみったれた片田舎に向かう船の中で 迎える羽目になるなんて。 金払いが良くなきゃ 誰がこんなとこで仕事なんてするものか。 10月19日 城の連中は「発掘物は丁重に扱え」の一点張りだ。 作業中にミスって粉じんを吸い込んじまったのに、 その正体すらろくに教えちゃくれなかった。 原因もわからずぶっ倒れていく奴らといい、 この現場はどうも隠し事が多すぎる。 少し咳も出る。もうさっさと寝ちまおう。 10月26日 クソッ、どうなってる。 今日だけでもう3回も血を吐いた。動く気力もない。 こんなところ来るんじゃなかった。 旨そうな儲け話に釣られた俺が馬鹿だった。 愛する家族よ。 こんな情けない父親を許してくれ。 10月 日 今朝から アタマがはたらかない なぜだ? 血もいっぱい 吐いた たくさんの 虫が 這いよって ああ 声が きこえる 月 日 今日は はたらく とても気分 いい はっくつ とても すばらしい したがう すごく 幸せ あなた様に ささげる よろこび すべて サドラ―様 ために

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