宝石乙女まとめwiki

月のない夜、二人の時

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
「やぁ月長石」
「……やっほー」

  月長石は毎月この日の夜にここへ来る。

「キミも暇だね」
「まーいきなりいなくなられても困るしね」
「いなくなったらどうするんだい?」
「べっつにー。何もしない」

  いつも黙って来るが気配を隠す事もなく来た事を隠すこともない。
  だからいつもこっちから気付いてあげる。

「いなくなっても、ここに来るのかい?」
「……別にアメジストに会いに来てる訳じゃないし」
「ふふ、そうか。 ほらそんなとこじゃ寒いだろ。こっちにおいで」
「んじゃぁ遠慮なく……」

  ――素直じゃない可愛い妹が甘えてくる日。
        それは月も恥じらう新月の夜――

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