夢を見たんだ、鶏冠石。
その夢の中では鶏冠石がまだ小さくて……あ、鶏冠石って昔身体弱かった? スゴい厚着してコンコン真っ白な咳してたからさ。俺の夢だからかな?
まぁいいや。それでその鶏冠石がトコトコ俺の後をついてくるんだよ。ちょっと速く歩くともうついてこれなくて、『待ってっ、お兄様!』ってハンベソかいてた。
その夢の中では鶏冠石がまだ小さくて……あ、鶏冠石って昔身体弱かった? スゴい厚着してコンコン真っ白な咳してたからさ。俺の夢だからかな?
まぁいいや。それでその鶏冠石がトコトコ俺の後をついてくるんだよ。ちょっと速く歩くともうついてこれなくて、『待ってっ、お兄様!』ってハンベソかいてた。
それで振り返って『大丈夫、ずっと一緒だ』って言ってあげたんだ。そのときの笑顔といったら、俺もう新しい扉開いちゃうところだったよ。
ん? 何が言いたいかって?
頼む鶏冠石! 俺をお兄様って呼んでみてくれないか!?
ん? 何が言いたいかって?
頼む鶏冠石! 俺をお兄様って呼んでみてくれないか!?
マスターが唐突に夢のことを語り出しました。
なんでも夢の中の私は、いつもマスターの後を追いかけてくる、それはもう可愛らしい乙女だったとか。
「それで? いったいぜんたい何が言いたいのかわかりませんわ」
「頼む鶏冠石! 俺をお兄様って呼んでみてくれないか!?」
「はぁ?」
言ってることはふざけてるのにこの表情……この人の頭はどうなっているのか本当にわかりませんわ……。
「いいでしょ? 別に減るもんじゃないじゃん!」
そして駄々をこねる。 まったくもって嘆かわしい……。
「あまり調子に乗らない方がよろしいのではなくて? お に い さ ま !」
「……可愛くない」
私は彼をこれ以上ない力で叩きつけました。
なんでも夢の中の私は、いつもマスターの後を追いかけてくる、それはもう可愛らしい乙女だったとか。
「それで? いったいぜんたい何が言いたいのかわかりませんわ」
「頼む鶏冠石! 俺をお兄様って呼んでみてくれないか!?」
「はぁ?」
言ってることはふざけてるのにこの表情……この人の頭はどうなっているのか本当にわかりませんわ……。
「いいでしょ? 別に減るもんじゃないじゃん!」
そして駄々をこねる。 まったくもって嘆かわしい……。
「あまり調子に乗らない方がよろしいのではなくて? お に い さ ま !」
「……可愛くない」
私は彼をこれ以上ない力で叩きつけました。
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