雨止んだなぁ。昨日はみんなでてるてる坊主作ってたからそれのおかげかな。やっぱパーッと晴れた方がいいに決まってる。
「金剛石? どうかしたか……?」
「いやー、うんもは荒巻が好きなのか嫌いなのかどっちなのかと思ってね……ですわ」
「その質問に答える前にちょっとこっちに来い」
「ほほほ、捕まえてごらんになったらー(棒読み)」
雲母をからかうのは面白い。けど今日はちょっと気分がスッキリしない。
雨上がりだからだよね、うん。別に最近マスターが私にかまってくれないからとかなんて思ってないもん。
「はぁ……」
何かモヤモヤしてる……らしくないなぁ。
「金剛石、溜め息なんてついてどうしたの?」
「あ……マスター。何やってんの?」
聞かなくても分かる。昨日のてるてる坊主を下ろしてるんだ。
「うん、残しといてもいいかなと思ったけど、晴れてるなら働かせ続けるのは酷かなって」
マスターらしい。どうせ大事に取っとくんだろうな。
「私も手伝う。どこ置いとけばいいのー?」
「とりあえず机の上に……」
「うんものヤツ、こんなにたくさん作りやがってぇ……」
「ははは、器用だよね」
「あ……で、ですわ」
そういえば今日はマスターが何も言ってくれないから……また、叱られるかな……。
「金剛石」
「……」
「二人の時はさ、自然な金剛石でいいよ」
へ……?
「なんか無理させちゃってたかな。ごめん」
うわ、不意打ちはずるい。やば……。
「ま、ますたぁ……」
「泣かないで。金剛石だって乙女だもんね」
「うぐぅ……」
マスターがポンポンと頭を撫でてくれる。それだけなのにとんでもなく嬉しい。
「マスター……もうちょっとこうしてて……」
「うん、お疲れさま」
こうしてるだけでモヤモヤも全部吹っ飛んじゃったなぁ……私って単純。でも……単純でいいからずっとこうしてたいなぁ……。
「金剛石? どうかしたか……?」
「いやー、うんもは荒巻が好きなのか嫌いなのかどっちなのかと思ってね……ですわ」
「その質問に答える前にちょっとこっちに来い」
「ほほほ、捕まえてごらんになったらー(棒読み)」
雲母をからかうのは面白い。けど今日はちょっと気分がスッキリしない。
雨上がりだからだよね、うん。別に最近マスターが私にかまってくれないからとかなんて思ってないもん。
「はぁ……」
何かモヤモヤしてる……らしくないなぁ。
「金剛石、溜め息なんてついてどうしたの?」
「あ……マスター。何やってんの?」
聞かなくても分かる。昨日のてるてる坊主を下ろしてるんだ。
「うん、残しといてもいいかなと思ったけど、晴れてるなら働かせ続けるのは酷かなって」
マスターらしい。どうせ大事に取っとくんだろうな。
「私も手伝う。どこ置いとけばいいのー?」
「とりあえず机の上に……」
「うんものヤツ、こんなにたくさん作りやがってぇ……」
「ははは、器用だよね」
「あ……で、ですわ」
そういえば今日はマスターが何も言ってくれないから……また、叱られるかな……。
「金剛石」
「……」
「二人の時はさ、自然な金剛石でいいよ」
へ……?
「なんか無理させちゃってたかな。ごめん」
うわ、不意打ちはずるい。やば……。
「ま、ますたぁ……」
「泣かないで。金剛石だって乙女だもんね」
「うぐぅ……」
マスターがポンポンと頭を撫でてくれる。それだけなのにとんでもなく嬉しい。
「マスター……もうちょっとこうしてて……」
「うん、お疲れさま」
こうしてるだけでモヤモヤも全部吹っ飛んじゃったなぁ……私って単純。でも……単純でいいからずっとこうしてたいなぁ……。
「金剛石? ……寝ちゃったか」
「ますたぁ……ムニャムニャ……」
「いつもお疲れさま。おやすみ金剛石」
やっぱり金剛石はパーッと笑顔の方がいいね、と愛しい声が聞こえた気がした。
「ますたぁ……ムニャムニャ……」
「いつもお疲れさま。おやすみ金剛石」
やっぱり金剛石はパーッと笑顔の方がいいね、と愛しい声が聞こえた気がした。