テーブルの前に虎目石が座って、何かを睨みつけている。
「何凝視してるのさ」
「……置石」
「え、ちょっとあんた涙目……何かあったの?」
何だろう、この子が涙目になるほどのことって。いつもは顔に出さないから、さすがに心配になっちゃうよ。
で、テーブルの上には……割り箸ぃ? しかも中途半端に割れてるし。
「なんか先が読めた気がするけど……どうしたの?」
「ちゃんと、真っ直ぐ割れない……どうして」
「どうしてって、知るはずないでしょ。だからすがりつくのやめて」
やっぱりロクなことじゃなかったか。
「今日で20連敗……悔しい」
「20連敗って、最近家の割り箸が増えた気がするのはあんたのせいかっ! 環境に最悪じゃん!!」
まぁ、捨てずに取っておくけどね……そこ、ババくさいとか言わない。
「っていうかこの前自分の箸買ったばっかでしょうが。それ使いなさいよ、それ」
「置石は……割り箸の奥深さを、分かってない」
「分かりたくないわっ」
「きちんと割れない悔しさ……どれほどだと思う?」
「知らないってば!」
「それはもう、吊ったり練炭用意したりアイキャンフライしたくなるほどの……」
「やーめーろぉー!」
あー、今回は際立ってわけ分かんない……。
「20連敗……20連敗……うぅ」
膝ついて悔しがるかなぁ、普通。
まぁ……コンビニ弁当はなるべく避けるようにしよう。もしくは割り箸つけてもらわないようにするか。あとは自炊とか……苦手だけど。
とにかく、割り箸の使いすぎは止めましょう。あたしも虎目石を止めるから。
「何凝視してるのさ」
「……置石」
「え、ちょっとあんた涙目……何かあったの?」
何だろう、この子が涙目になるほどのことって。いつもは顔に出さないから、さすがに心配になっちゃうよ。
で、テーブルの上には……割り箸ぃ? しかも中途半端に割れてるし。
「なんか先が読めた気がするけど……どうしたの?」
「ちゃんと、真っ直ぐ割れない……どうして」
「どうしてって、知るはずないでしょ。だからすがりつくのやめて」
やっぱりロクなことじゃなかったか。
「今日で20連敗……悔しい」
「20連敗って、最近家の割り箸が増えた気がするのはあんたのせいかっ! 環境に最悪じゃん!!」
まぁ、捨てずに取っておくけどね……そこ、ババくさいとか言わない。
「っていうかこの前自分の箸買ったばっかでしょうが。それ使いなさいよ、それ」
「置石は……割り箸の奥深さを、分かってない」
「分かりたくないわっ」
「きちんと割れない悔しさ……どれほどだと思う?」
「知らないってば!」
「それはもう、吊ったり練炭用意したりアイキャンフライしたくなるほどの……」
「やーめーろぉー!」
あー、今回は際立ってわけ分かんない……。
「20連敗……20連敗……うぅ」
膝ついて悔しがるかなぁ、普通。
まぁ……コンビニ弁当はなるべく避けるようにしよう。もしくは割り箸つけてもらわないようにするか。あとは自炊とか……苦手だけど。
とにかく、割り箸の使いすぎは止めましょう。あたしも虎目石を止めるから。