宝石乙女まとめwiki モーニングコーヒーはまだ早い

「じゃあいってきまーす」
「ん、今日は何かあったか?」
「アイツが今日退院するから」
「なるほど……今日は帰ってこなくていいぞ?」
「な、何言ってるのよ! 馬鹿!」

「やっほー」
「あっ、月長石」
「退院おめでとー♪」
「ありがとう。これも月長石のおかげだよ」
「それでこのまま家に帰るの?」
「うん。案内するよ」

「ここが僕の家」
「あれ? 一人暮らしって聞いたけど……普通の一戸建て?」
「父さんと母さんはたいてい家を空けてるんだ。仕事でいろんなところを飛びまわってるから」
「ふーん……寂しくない?」
「……うん、寂しい。でも今は大丈夫」
「なんで?」
「月長石がいるから」
「……ありがと」

「お邪魔しまーす」
「何もないけどゆっくりしていってよ」
「ふっふっふー、本当に何もないのかなー?」
「へ?」
「それー♪」
「ちょ、ちょっと!? 月長石!?」
「むー……本当に何もない……」
「何を探してるのさ、僕の部屋で」
「エッチな本」
「……ぷっ」
「なんで笑うの」
「うぅん、なんでも。でもそういうのはないよ。10歳の頃からずっと病院にいたから」
「……そっか」
「さてと、まずは家の掃除からかな……」
「手伝おっか?」
「お客さんにそんなことさせられないよ」

「こんなものかな……」
「お疲れさまー」
「ってもうこんな時間なんだ……帰らなくて大丈夫なの?」
「今日は帰ってこなくてもいいって」
「そ、それって……」
「どーゆー意味だろーねー?」
「……なんか食べる?」
「あっ、私が作る」
「料理できたの?」
「むっ、もちろんよ」

「はい、どーぞ♪」
「……凄いや……」
「んふふー、どんなもんよ」
「じゃあいただきます……うん、美味しい!」
「えへへ……」
「でもなんで鰻?」
「そりゃー精がつくから♪」
「……あはは」