宝石乙女まとめwiki 桜舞う
昨日から地下室にこもりっきりの姉。
なんでも「久々の以来」らしいが後始末だけは避けたいところ。
今までは監視カメラ・盗聴器・部屋の合鍵を使っていたが、いつの間にか全て取(盗)られていた。

「全く、何を作っているんだ?」

経験上ビックリドッキリメカを作っているはず。
しかし月長石がいないから大掛かりな物ではない。
そんな風に頭をフル回転させていると小さな玉をいくつか持った姉が地下室から出てきた。
「フリーズ、手に持っている物を床に置いて両手を頭にやって後ろを向け。」
「え~怪しい物は作ってないよ~」
「もう一度だけ言う。手に持っている物を床に置いて両手を頭にやって後ろを向け。命令だ。」

本当はこんなことしたくない。
しかしやらなければ間違いなく誰かに迷惑をかける……主に私。
慎重に姉が作った物を拾う。
打上げ花火の玉に似ている……。

「これは何? 爆弾?」
「うーんまぁ……けど危なくない。」
「花火かな?」
「そうそれ! って訳で返して。」
「危険じゃないか一発試し撃ちするよ。」
「疑いが晴れるなら。」
姉が作った玉はバズーカに入れて使うらしい。
火器には疎いので姉にやってもらう。

「そいじゃあいくよー! 3! 2! 1!」

空高く上がった玉は空中で破裂して……何かを撒き散らした。

「これは……桜の花びら?」
「そ! ちっちゃな妹達からの注文の品。 春が待ち遠しからって……。」

そうか、この姉は悪戯するだけじゃなかったんだ……。
なんだか悪いことしたな……。

「それじゃ、疑いも晴れたことだし、ちょっと配達に行ってくるね!」

そう言って出掛けた姉を見て、 「今夜はごちそうにしよう」そう思った。end・・・・?





「今日夕方頃、市内の公園にて爆破事件が発生しました。
目撃者の情報によると『桜の花びらが散っていたと思ったら急に爆発が起きた』とのことです。
警察は爆破テロとみて捜査を進めています。」

このニュースは新聞の一面を飾った。
そして 「一個間違えた」と弁解する姉をトコトン無視して逆さ吊りの刑を執行したのは言うまでもない。