電気石は時々充電する。
電「んぅーっ」
そう、今こうして三輪車を真っ赤な顔で漕いでいる状態が、充電モードだ。なんだか漕ぐために電気使っていそうで元も子もないように見えるが。
主「もっと楽な方法で充電できないの? ただでさえ運動苦手なんだから」
電「でも……これでないと、マスターに迷惑……かかる」
迷惑……あぁ、コンセントから充電すると電気代かさむんだな。
主「別に少しぐらいだったらいいのに」
電「……少し、じゃない」
主「……そうだよね。電気石雷落したりするもんね」
雷を落すのに必要な充電量ってどれぐらいなんだろうか。
というかそんな膨大な電力を毎日30分の三輪車充電で賄うのか……すごい三輪車だ。
主「じゃあ、電気石がいれば停電しても大丈夫だね」
電「うん……任せて」
少し照れた様子で笑顔を向けてくれる電気石。しかし漕ぎ続けてるせいかかなり疲れも見える。
主「そうだ、別に電気石が漕がなくてもいいんだよ。電気石は三輪車にコード付けるだけで、僕が手でペダルを回せばいいんだよ」
電「……ぐりーんだよー?」
主「それは関係ない。それよりほら、やってあげるから降り……」
電「あ……」
伸ばした手が三輪車に触れる。
その瞬間までしか記憶は残っていない。ホント、何が起ったんだろう。
…………
電「ごめん……私が、繋がると……三輪車、すごいビリビリする」
主「ははは……いいんだよ」
電「ぐりーんだよー」
主「……関係ないってば」
電「んぅーっ」
そう、今こうして三輪車を真っ赤な顔で漕いでいる状態が、充電モードだ。なんだか漕ぐために電気使っていそうで元も子もないように見えるが。
主「もっと楽な方法で充電できないの? ただでさえ運動苦手なんだから」
電「でも……これでないと、マスターに迷惑……かかる」
迷惑……あぁ、コンセントから充電すると電気代かさむんだな。
主「別に少しぐらいだったらいいのに」
電「……少し、じゃない」
主「……そうだよね。電気石雷落したりするもんね」
雷を落すのに必要な充電量ってどれぐらいなんだろうか。
というかそんな膨大な電力を毎日30分の三輪車充電で賄うのか……すごい三輪車だ。
主「じゃあ、電気石がいれば停電しても大丈夫だね」
電「うん……任せて」
少し照れた様子で笑顔を向けてくれる電気石。しかし漕ぎ続けてるせいかかなり疲れも見える。
主「そうだ、別に電気石が漕がなくてもいいんだよ。電気石は三輪車にコード付けるだけで、僕が手でペダルを回せばいいんだよ」
電「……ぐりーんだよー?」
主「それは関係ない。それよりほら、やってあげるから降り……」
電「あ……」
伸ばした手が三輪車に触れる。
その瞬間までしか記憶は残っていない。ホント、何が起ったんだろう。
…………
電「ごめん……私が、繋がると……三輪車、すごいビリビリする」
主「ははは……いいんだよ」
電「ぐりーんだよー」
主「……関係ないってば」