宝石乙女まとめwiki マスターには敵わない 02
「どうぞこちらへ」
「は、はい…」
「何もないところですがゆっくりとしてください」
「そんな…それにしても素晴らしい絵ですね、どなたがこれを?」
「この部屋にある絵は全て自分で描いたものですよ」
「まあ…素晴らしい腕前ですね」
「いえいえ、まだまだですよ。描けないものも多いので」
「というと?」
「どんなに素晴らしい道具を使おうとも貴女のような女性の美しさは決して表現しきれませんから…」
「まあ…」
「…失礼します」
「ああ、アメジストか。どうしたんだい?」
「…いえ、紅茶のほうを」
「なるほど。わざわざありがとう」
「いえ、それでは私はこれで」

「…まったくあの方はいつもいつも調子のいいことを言って…!貴女のような女性の美しさは決して表現しきれない?どこであんな歯の浮くセリフを…!」
「嫉妬かい?アメジスト」
「なっ…!ち、違います!なぜ私がそんな…だいたいお客様を放っておくなど…」
「ああ、彼女のことなら気にしないでいいさ。君が「何か」仕込んだ茶を飲んで横になっているよ」
「…何のことでしょうか」
「惚けるのかい?まあいいか…だが彼女に言ったことは本当だよ。世に生きる女性は全て美しい、もちろん…君も含めてね」
「っ…!ふ、ふざけた事ばかり言っていると本当に怒りますよっ!」
「おやおや、怖い怖い。まあ怒った顔も魅力的だがね」
「ッ!マスター!」