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添い寝」(2006/09/05 (火) 18:57:05) の最新版変更点

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天「にゃぁーっ!?」 主「えぇいっ、飛び付いてくるな!」 天「えぐっ……だってだってぇ~」   晩飯時、テレビでは季節外れの心霊写真特集をやっている。   これは気のせいだろうと思う代物から、ちょwwwテラコワスwwwwwwな感じのまで、色々出てくる。   しかしこのちびっ子は……。 天「ひにゃぁーっ!!」   と、何か出る度にこの調子。予想はしていたが、ここまで怖がりだとは……。 主「天河石ぃ~、そんなにこえぇんなら見なきゃいいだろ? 鞄の中にでも入ってろ」 天「いやぁ~っ、一人になるのこわいー……」 主「……はぁ」   …………   俺は神や預言者ではない。   だが、この後……今こうして布団に入った後、何が起るかは大抵予想できた。   来るぞ、絶対来るぞ……。   ドアの開く音……ほら来た! 天「マスタぁ~……起きてる?」   起きてなかったらどうするつもりなんだよ……ったく。   ……ホントに起きていなかったらどうするつもりなんだ?   ちょっと興味が湧いたので、ドアに背を向けて狸寝入りを決め込んでみる。 天「にゅ……寝てるんだ」   きっと(´・ω・`)って顔をしているに違いない。だが、ドアの閉まる気配はない。 天「うー……こわいよぉ」   顔はそのままにきっともじもじしてるんだな。さぁどうするんだ? 天「……ぐすっ……っ」   って、泣いてる!? なんもそこまで……これじゃあ俺いじめっ子みたいじゃねぇかよ。 主「……天河石」   なんかもぉいたたまれなくなったので、こちらがギブアップ。寝返りを打ち、天河石に顔を向ける。   ……って、おい。 天「にゃー、やっぱりマスタぁ~起きてたー♪」 主「……泣いてねぇよ」   くそっ、いつの間にか天河石が策士になっていた!!   …………   天河石に背を向けて眠る。   あのちびっ子は今俺の背中に抱きついている。起きていたらもう断る事も出来ないじゃねぇか。 天「マスタぁ~の背中、おっきい……」 主「お前がチビなだけだ。ったく」 天「えへへ」   何がいいのか知らないが、俺の背中に頬擦りする天河石。 天「ほんとはねー、少しだけ泣いちゃったんだよ」 主「……ふーん」   こちらがなにも聞いていないのに……まぁ、聞くだけなら構わないけど。 天「でもねー、マスタぁーに泣いてる顔見せちゃうとぉ、マスタぁーすっごく心配しちゃうから」 主「……お前なりに気を遣ったとでも言いたい訳か」 天「うゅ……うそつきみたいなことして、ごめんね?」   ……ったく、このちびっ子は。 主「……おら、もっと詰めろよ。布団狭いんだから……寒いじゃねぇか」 天「はーい。えへへー」   ………… 主「で、お前何でそんな怖がりなんだよ?」 天「にゃ……置石が昔ねー」 主「あいつかよ……」

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