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試金石と3時のおやつ」(2007/11/22 (木) 11:39:58) の最新版変更点

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「三時過ぎか」 「ちょうど眠くなるころだね」 昼食をとりしばらくゲームしていたらもう三時。 時が過ぎるのは早い。明日からまた学校だと思うと憂鬱だ。 こうなったら開き直って昼寝の一つでもしてしまおうか。 「おやつがほしいな」 「……君は」 少し横になろうとした瞬間に面倒くさい事を言うのだこの人は。 大体おやつだなんてそうそう簡単にでてくるものじゃない。 ここは諦めて一つ昼寝でもしていてもらいたいものだ。 「多分何もないよ」 「いや実はさっき好奇心で買ったものがある」 「……何か嫌な予感がするけど、何」 「辛さ二倍になったハバネロだ。なかなかにうまそうだぞ」 「あー、僕は遠慮しておく」 辛いものはそんなに好きじゃないんだ、僕は。 試金石はそうか、と呟いて袋を開けた。……目が、目が痛い。 たまらず部屋から退散する。軟弱者と後ろから南瓜が飛んできたが無視する。 いや全くなんであんなお菓子買ってくるんだろう……。 間違いなく辛いに違いないのに、なんでまた。 「ぎにゃあああああああああああああああああああああ!」 ほら、あんなんになるぐらい辛いんじゃないか。 ……って。今の悲鳴尋常じゃないぞ。 「大丈夫? 試金石」 「うう……目が、目が痛いんだ。粉が、粉が目に!」 「お約束だね」 「う、うるさい。うう……」 涙目どころかマジ泣きだ。いや、まぁ、それぐらい痛いってことなんだろうけど。 にしても面白い顔するよね、試金石。カメラか何かで撮っておきたいぐらい。 「……ところで主人何故携帯電話なんかを私に向ける?」 「ん。写メールでも」 おー、いいアングル。いい表情。モデルになれるよ試金石。 「うんうん。よく撮れてる。手始めに珊瑚ちゃんのマスターにでも送ろうかな」 「何故メルアドを知っている!?」 「え、結構メールする仲だよ?」 「やめろやめてくれ珊瑚が見たらどうするんだ」 アハハ、そんなの知らないや。送信ボタン押しちゃえ。 押すと同時に壊れる携帯。残念、あと一秒遅かったね。 「……ひどい」 「ちょっとした仕返しだよ」 ----

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