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試金石とコーヒー」(2007/11/22 (木) 11:37:39) の最新版変更点

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今日も爽やかな朝がきた。ただし天気はどんより曇り空。 とりあえずそこは気にしないで朝はやっぱりコーヒーだね、うん。 ブラックコーヒーは甘いパンにはよく合う。うん。最強コンビだと思うね僕は。 すいません、現実逃避してました。目の前で信じられない事を起こしている人がいたので 全速力で逃亡していました。もう何か言うのもためらうぐらいです。 「……試金石」 「何だ、主人」 「砂糖やミルクを入れるのはいいんだけどさ」 「うむ?」 「……それ、砂糖何杯め?」 「これで8杯めかな」 つまり砂糖入れすぎ。小さじ8杯とかじゃなく大さじ8杯だ。 MAXコーヒーがまだ苦く感じられるに違いない。 罰ゲームじゃないんだからそんなに甘くして一体どうする気なんだ。 「何故そんな目で見る。コーヒーは甘いものだろう」 「いやそれは人の好みだからいいんだけどさ。入れすぎでしょ」 「これでもまだ控えている方だぞ?」 「あのね……」 放っておいたら際限なく甘くなるわけか、ソレは。 もう何も言うまい。うん。コーヒーがバカみたいに甘くても問題ない。 僕に試金石の甘さで悶える所を壊す権利はな……い? 悶える? 何で? 甘いから? だよねぇ、そんだけ砂糖いれればねぇ。 「甘い、失敗かこれは。うわ、甘すぎ」 「コーヒーで実験まがいなことしない」 「甘いのが好きな私としてはコーヒーも甘くしたかったんだ」 「で砂糖を入れてみたら甘すぎた、と」 「うむ。何事もほどほどが一番なのだな」 「やれやれ」 妙にしみじみとした顔しない、そこ。 何となく水で流そうたってそうもいかないぞ。 「それ、ちゃんと全部飲んでね」 「そんなご無体な」 「ごちゃごちゃ言わない」 試金石があまりの甘さで悶える所を眺めつつパンを一口。 何となく面白い、というかかわいいと思うあたり僕はどうにかしているにちがいない。 ……そういえばこの前は世界一辛いタバスコを舐めて悶絶してたっけ。 学習能力がないのか好奇心旺盛なのか……やれやれ。 ----

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