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ようこ重病?犬神生命の危機!


「ようこの奴いったいどこに行ったんだ?」
ここは河童橋のふもとにあるテント
啓太は少し心配をしていた、ようこがもう3週間も帰って来ないのだ、
「まぁ、いずれ帰ってくるだろうけどな」
っとそれで済まそうとするが、
「しかし、どこで何やってんだよ」
やっぱり心配でたまらない、ようこは行き先を告げずいつの間にかいなくなってたのだ
薫の犬神達にも聞いたが「知りません」や「ごめんなさい」としか返事がなかった。

「ようこの奴……まさか……」

啓太は嫌な予感がしたが、それはすぐに外れた
「た、ただいま…ケイタ……」
「よ、ようこ!」
ようこが帰って来たのだ、しかし挙動不審で様子がおかしい。
無事だった事でほっと一安心し啓太はその場で腰を下ろし
「ようこ…そこに座れ」
「……」
ようこは黙って腰を下ろした。
「いったい今までどこ行ってたんだ?」
細い目でジーッと見ながらようこに問う
「ち、ちょっとなでしこ達と遊んでただけよ…」
「ほほう?3週間もか?」
「うっ……それは…」
「それになでしこちゃんやともはねやたゆね……いや全員に聞いたが知らないって言ってたぞ?」
「……………」
「正直に言えよ~…どこに行ってたんだぁ~…」
啓太は顔をどんどんと近づける、ようこは後ずさりする、
やっぱりようこの様子はおかしかった、ここまでしつこく問い詰めたら普通この場で「啓太には関係ない事なの!」とか言って逆切れし、
じゃえんを使って啓太を黒こげにしてるか、しゅくちを使い啓太を素っ裸で町のどこかへ飛ばされてもおかしくないはずだ、
しかしようこは術を使おうともしない、
様子が変だと気づいた啓太は溜め息をつき頭を掻きながらこう言った
「正直に言えよ…」
「…………」
「怒らねぇ……約束する」
「…………」
ようこは首をコクンと縦に振り返事をした。

「天地開闢医局に行ってた?」
はぁ?っと首を傾げる
「うん、そこに行ってちょっと診察してたの」
「診察って……なんのだ?」
「ふふふ、けーたって以外に」
「「えっちなんだね♪」はなしだ、三週間も戻って来なかった理由は絶対に聞かせてもらうからな」
いつもの啓太ならここで話を終わらせるはずだが今回は違った、
なにせ理由を告げず外出し三週間も戻らなかったのだ、理由を聞かずにはいられない。
「天地開闢医局に行ってなんの診察に行ってたんだ?」
「………」
口を割らないようこ
「天地開闢医局に行ってなんの診察に行ってたんだ?」
「………」
これを何度も何度も繰り返し質問したがまったく口を割らなかった、
そこまでして言いたくない事なのか?それとも本当にえっちぃ事なのか?
いや、えっちぃ事なら最初にからかってくるはずだ、それにしゅくちやじゃえんを
使わなかった事がすごく気になる、このまま蒸し返しに質問しても無駄だと思った啓太は
早くも最終手段にでた…いや、最初っからその方法を使って尋問するべきだっただろう、啓太はニヤリと笑い。
「そう言えばダンボールに入ってたかわいい子犬を見つけたんだよなぁ~」
「!」
ようこの顔が少し引きつる
「雨に打たれてかわいそうな子犬だったから…」
「だったから?」
ようこはそっと啓太に問う、すごく不安そうな顔で、
「今拾ってきてこのテントで育ててやるか、かわいそうだったし」
「それだけはいやぁぁぁぁああ!!」
ようこは奇声を上げ啓太をストレートで顔面を殴った、
「痛ってぇ!」
それはそうだろうようこは犬神のくせに犬が苦手なのだから…
殴られた啓太は妙な違和感を感じた
「(あれ?ようこの力ってこんなに弱かったか?)」
「それだけは絶対にいやいやいやぁぁぁぁぁ!!」
「うわっ!…あんまり痛くない?」
ようこはボコボコに啓太を殴ってる、いやポカポカと叩いてると言ったほうが正しいであろう、
殴られた顔はヒリヒリする程度の痛さであった。
「ようこ…お前もしかして……」
「いやああああああ!!」
「ようこ…お前もし」
「いやああああああ!!」
「ようこ…おま…」
「いやああああああ!!」
「人の話を聞けぇ!!」
啓太は大声で怒鳴りようこはピタリと止まった。
「ようこ、一つだけ聞くぞ? これは悪魔で俺の予想かもしれないが……」

「霊力が消えたから天地開闢医局に行ったのか?」
「あ~あ、ばれちゃった 」
ようこはあっさり白状し、啓太の予想は的中した、「やっぱりな」と思い溜め息をする、

「って、ちょっと待て!霊力が消えたってようこ…お前……」
「ちょっと少なくなっただけよ」
「ちょっとって漬物石で言うとどのくらいなんだよ?」
「えっ……あ……………」
「…………………」

─しばらく沈黙は流れ─

「……ゼロ…」
「はぁっ?」
「0!!」
「ねぇじゃねぇかぁあああああ!!!!!!!!」
あまりの驚愕な事実だった、啓太の叫び声がテントの中に響く 両手で両耳を防ぐようこ 叫び声に驚き石に躓き転ぶ河童、
3200ぐらいあった、ようこの基礎霊力はなくなっていたのだ、これではただの人間である、
道理でしゅくちやじゃえんが使えない訳で、さっきの暴行(?)で検討はつく、
啓太は無表情で立ち上がりテントの外に出た、何か心配になったようこはひょこっとテントから顔を出した。
「ケイタ?」
啓太はす~は~と深呼吸し太陽に向かって爽やかな笑顔と意味不明な行動をしていた。
「ねぇ、ケイタ!」
「はは…はははははは!!」
「ケイタ!?」
啓太は太陽を背に笑い始めた、驚愕な事実に狂ってしまったのだろうか?

「どうするんだよどうするんだよどうするんだよどうるんだよどうするん」
いや、焦っていたのだ、啓太の頭の中は仕事ができない事や犬神使いとしてやっていけない事でいっぱいだった、
そして何よりも心配だったのが、薫の犬神達に知られたらようこは間違いなく袋叩きにされるだろう、
ようこは自分の事より啓太の事が心配になりテントの外へと飛び出た。
「ケイタってば!!」
「どうするんだよどうするんだよどうするんだよどうるんだよどうするんだよ!!」
「ケイタぁ!!」
ようこは狂ってる啓太…いや焦ってる啓太の肩を掴み揺さぶった、
「どうする……」
時間が止まったかのように啓太の動きが止まった、揺さぶったお蔭で静止したのだろうか?

「ケイタ?」
不安になったようこはそっと啓太に声を掛ける、すると啓太はゆっくりとようこの方に振り向いた。
「ようこぉ、霊力がないって事は……」
「ど…どうしたの……? ケイタ?」
俯きながらようこに喋り掛ける啓太、前髪で目が隠れてるので正面から見ればかなり怖い、
「ケ、ケイタ? なんだか…すごく…こ…怖いよ」
「いまはただの人間なんだよなぁ?」
「えっ……?」
啓太はニヤリと笑いようこに話しかける、
啓太の中は良心もあったが邪心もあった、啓太の頭の中にいろいろと過ぎった
いつもナンパの邪魔をされ女の子を逃がす始末、これは細かい事である、
エロ本やエロビデオは発見しだい燃やされる、おまけに自分自身もじゃえんで燃やされる始末、これは少し細かい事である、
しかし、裸にされ町を走り回されたあげく留置所にぶち込まれたあげく変態どもに裸王や我らの英雄等よばりされ人生が狂わされた事、これは断じて細かくない、
ようこにはいろいろとやられた啓太はある企みを思いつく、ようこに今霊力はない、しゅくちやじゃえんは使えない と言うことは啓太はようこにいままでの分の

「(仕返しができる)」

チャンスなのだ! そして、時間は戻り…

「いまはただの人間なんだよなぁ?」
「えっ……?」
「人間なんだよな?」
「う、うん そういう事になるかも…」
「ようこ…」
「えっ!?」
啓太はようこの腕をひっぱりテントまで連れて行き
「きゃっ!」
ようこを押し倒した。

[06/09/20-332-2-332、423~425]