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<h4><b>愛する二人のささやかな休日?</b></h4>
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「啓太さま~」<br>
後ろから啓太に抱きつくふわふわな黄色の髪の女の子、フラノ。<br>
「ははは。フラノは甘えんぼだな」<br>
「だってぇ」<br>
そう。今日はようこはなでしこと健康ランドに。ともはねは薫と所用に。いぐさは同人誌作成。せんだんは仕事。<br>
ごきょうやはてんそうと研究。いまりとさよかはたゆねの付き合いでスポーツクラブ。<br>
密かに付き合ってる二人にとって貴重な一日。<br>
今日はデートだ。フラノはいつもの巫女服じゃなくてちょっぴりおしゃれ。<br>
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「じゃあどこに行く?」<br>
「はい。啓太様とならどこでも」<br>
「そうだな。公園でも行くか」<br>
「はい」<br>
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手を握って公園に。<br>
二人だけののんびりした時間。<br>
そしてベンチに座る。<br>
二人の距離はほとんどゼロ。ベタベタのバカップル状態。<br>
二人っきりになると積極的なフラノ。<br>
いきなり啓太の唇にキス。<br>
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「えへへ。しちゃいました」<br>
「じゃあ次は俺から」<br>
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次は啓太からフラノにキス。<br>
まだお昼なので舌を絡めたりはしない。<br>
青春の恋物語を現すようなキス。<br>
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<dd>「啓太様~。大好き」<br>
「俺も好きだよ」<br>
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啓太はそっとフラノの肩を抱く。二人の間の空気はとても甘い。<br>
二人の半径十メートルは糖度50度を越えている。うっかり入ると甘い物が嫌いな人は気を失うだろう。<br>
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「あの。啓太様。今日はフラノお弁当作ってきたんです。食べてくださいますか」<br>
「ああ。もちろんだよ」<br>
フラノはお弁当を取り出す。時間はちょうどお昼ご飯の時間だ。<br>
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「はい。啓太様お口空けて」<br>
「あーん」<br>
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もう誰も入り込めない甘すぎる空気だ。まさにバカップルすぎるだろう。<br>
でもそれも長くは続かなかった。<br>
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「はっ。待てフラノ」<br>
「えっ?」<br>
「ようことなでしこだ。あっちにいる」<br>
「えっ!?。どうして」<br>
「きっと健康ランドが今日は休業だったんだろ。やばい」<br>
「私向こうで隠れてますね」<br>
「ああ。頼む」<br>
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フラノは手早く片付けると場を離れる。啓太も落ち着いて甘々空気を消し飛ばす。<br>
するとすぐにようこが啓太に気づく。<br>
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「あっ。啓太ー」<br>
「おう。ようこか」<br>
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<blockquote>[06/09/03-金髪好き-無印-845~846]<br></blockquote>