環境管理・監査要綱 EMAS , Eco-Management and Audit Scheme
環境管理&監査スキーム EMAS , Eco Management & Audit Scheme 



 欧州連合(EU)理事会規則である「環境管理・監査スキーム」。
ISO14000と同様に環境活動を企業に求めているが、EMASは規格ではなく
法律である。EUの市場統合を推進させるのが目的。
 EMAS導入手順は、先ず企業がEUに登録し声明書を提出する。声明書には、
自社の CO2,NOX等の排出量や減量、エネルギー、騒音等の精緻な実体を報告
し、環境を配慮した 目標を立て、改善された諸策のデータを公開する。これ
を、公認環境監査機構が監査検 証し、認定する。検証項目の中には、火災発
生時の消火用水の、排水対策なども入る という大変厳しいものである。認定
の有効期間は三年で、企業は三年ごとに新しい目 標を定めなければならない。
企業活動における環境パフォーマンスの継続的な改善を目的に、1993年7月
に施行、1995年4月から運用が開始されたEUの規則。工場・事業場が環境
マネジメントシステム(EMS)を構築し、内部監査の結果 を環境声明書に
まとめ、それを外部の公認環境認証人が検証して公表する枠組みで、EMS
の継続的改善のみで環境パフォーマンスを直接問わないISO14001より一
歩踏み込んでいる。当初、原則製造業を対象にスタートしたが、2000年夏を
メドに全業種に拡大される見込み。


最終更新:2006年09月18日 19:59