イオン比 ion ratio 


 空気中の微細粒子に帯電した陽イオン数と陰イオン数との比をいう。陽イオンは
刺激的作用があり、陰イオンは鎮静的作用があるといわれる。地表近くの大気中に
おける陽・陰のイオン数は各300〜1000個/cm3で、両者はほとんど同数であるが、
在室者の室内では陽・陰両イオンが減少し、さらにイオン比が増大する。とくに、
多人数が密集する室内や換気の十分でない室の場合にいちじるしいとされている。

最終更新:2006年09月19日 22:28