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**なかばさん誕生日記念SS もうすぐノブヒロ先輩の誕生日- (とはいえ年金と金魚の売上だけじゃ贅沢にするのは正直キツイし、大体そういうの喜びそうじゃないしな…) などと考えてるうちにふと急にある約束を達成してなかったような記憶がおぼろげによみがえってきた。 (この先ますますできなくなるだろうし、これが最後のチャンスかも知れない。全部は無理でも少しだけでも…) そう思い一人レッスンを始めて3日後。 「あいたっ!」 ぎっくり腰になってしまい先輩に看病される羽目になってしまった。 「…すまん。迷惑かけるな。」 「いいんじゃよ。こうやってヒデちゃんの看病できるのは嬉しいんじゃ。思い出せなかったらこうやって看病もできなかったんじゃから。」 「そういってくれると有難いが、これじゃあ何の為にレッスンしたのがわからなくなるってのがな。」 「レッスンって?一体何をしてこんな風になったんじゃ?」 「昔さ、俺、先輩の為に踊るって約束したことある気がしたんだ。でもその前に事故を起こしてその約束のことも忘れちまってたから。 ほら先輩、もうすぐ誕生日だろ?けど、なんにもしてやれないからせめてダンス見せてやれればって思ってな。 でもやっぱりダメだった。もうこんな年だしな。20年くらい前に思い出して先輩のこと探せてたらまだ出来たかもしれないのに。本当にごめんな。」 「…ううん。謝る必要ないんじゃよ。ワシはヒデちゃんが誕生日覚えててくれてたのも嬉しいし、ワシの為に何かしようと思ってくれただけでもっと嬉しいのじゃよ。 ヒデちゃん…ありがとう。」 そういってにっこりと笑った先輩の顔がゆっくりと近づいてきて軽く口付けされて。 「…ありがとう。俺すげえ嬉しい。ノブヒロ先輩のこと大好きだよ。…お誕生日おめでとう」 (なんだか俺のほうがプレゼントもらったみたいだが…まあいいか。腰が治ったら返すってことで) ---- てなわけでnakabaさんお誕生日おめでとうございます。 今年1年よい年でありますように。 ----

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