PHANTOM(仮) 海外編 「同病相憐れむ」 最終章




42 名前:1 ◆trB/oNqUGM:2011/02/05(土) 00:19:38.38 ID:mgNa1Er40
海外編 最終章

行き道でちょこちょこ調達しながら55脱出用の輸送機場所へ急ぐ

K「(動きやすくはなったけど TEKから55についた奴もおるやろうから・・・)」

K「(盾を失ったって上手い事いうたな。55の人数減ったゆうても帰りゃあまだ人員はおるわけやし

   今度は55について保護下に入ろうとする奴もでてくるか。)」

たたたたたた ぶあっ パイプにつかまり ぶんっ くるっ すた

K「(うむ 10点満点)」 さっ

K「・・・・・。(さて輸送機・・・・。)」 くっ たたたた

K「・・・・・・!」 ぴたっ

K「・・・・・・・。(チリ氏(ヂリッとくる危険信号みたいな勘)どしたん 俺が先に気づいたで)」

K「「人の行く先々読みやがって。」」 少し大きな声で

ライアット余裕綽々で姿見せる

K「(狙撃できるようなポイントもなし・・。控えてるような感じもなし 一人か。)」

ライアット「「そう警戒するなよ 「あの仕掛け」も もう前ので打ち止めだ。」」

K「「あんなのやられる方の身にもなってみろよ。 それより頭領が一人で行動しすぎじゃないのか。」」

ライアット「「今回は説得に骨が折れたね。 でも数が減らされたせいで他の奴も忙しくてな。

       俺はお前の足止め係ってとこだ。輸送機をやられちゃかなわんしな。」」

K「「足止めね。 俺の仕事相手はお前だけだ。さっさと逃がして構わん。

   どうせお前一人残ったとしても追っ手を巻くルートはいくらでもあると踏んでるんだろ。」」

ライアット「「鋭いな。 一人でも動きやすいが強力な相棒がいればもっと心強いんだが。」」                       

K「「お前もしつこいな。」」 すっ

ライアット「「待て待て 待てよ お前の狙いは俺だろ? まだ時間はあるんだ ゆっくりしようぜ

       それにお前の役目は最低でも俺が逃げる足止めっても含まれてるだろ。損はないじゃないか。」」

43 名前:1 ◆trB/oNqUGM:2011/02/05(土) 00:20:10.84 ID:mgNa1Er40

ライアット「「そもそもお前 そんなに俺を殺したいか? なんか恨みでもあんのか?」」

K「「今回の仕事がそれなんだよ。」」

ライアット「「飾るなよ お前は多少の違いはあれど数少ない俺の同類の筈だ。似た者同士だ。」」

K「「またかよ 俺もそれは同感だけど どういうところでそう思うのかも興味あるな。」」

ライアット「「そうだな まず構えもなく相手と対峙する所だな。 素人だって身構えるさ。

       そんなのよっぽどの馬鹿か自信家か それとも相手になにか感じ取ったか だろ?」」

K「「確かにな。」」

ライアット「「それにな 俺はお前と決着はつけたいと思っている反面

       こんな所で殺したくはないと思ってる。いやそっちのほうが強い。お前もそうじゃないのか?」」

K「「まあ そうかもな。」」

ライアット「「正直になったなww まだジャミングは働いてるみたいだ。」」

K「「HQも回復に必死だろうが こう敵陣の真っ只中じゃ分が悪いんだろうな。」」

ライアット「「それはいい。 で だ。 俺は決めたよ。」」

K「「何を?」」

輸送機が離陸準備に入ったようなエンジン音を上げる

K「わははww」

ライアット「「どうした?」」

K「「面白い奴だなww 本気で一人残るつもりかよww」」

ライアット「「正解だって言ったじゃないか。 話を戻していいか?」」

K「「ああ。 どうぞ?」」

ライアット「「俺は55を捨てる。」」

K「「またえらい事言い出したな。」」

44 名前:1 ◆trB/oNqUGM:2011/02/05(土) 00:22:46.82 ID:mgNa1Er40
K「「捨ててどうする?」」

ライアット「「何人かとまたどこぞに身を隠すさ。それくらいはできる。顔は変えるけどな。」」

K「「いいのか? お前ははみ出し者のカリスマじゃなかったのか。

   今回だってお前を守るためにOSNにしかけた奴らだっているのに。」」

ライアット「「関係ないね。 あいつらだって俺の存在を利用しようとしているだけさ。

       55にしても少し行き過ぎたな。

       表向きはただの傭兵集団だが腹の内では厄介な理念や思想を持つ奴らばかりだ。

       あれじゃ行き着く先は誰も得しない笑えん結果しか見えてこない。」」

K「「だからここらで駆逐されて然るべきだってか。お前が作ったんだろ?責任持てよ。」」

ライアット「「そんなもん知るかよ。中途半端に力を持ちゃあ増長しやがる。

       結局どいつもこいつも変わんねえ。自業自得だ。」」

K「「いい性格してるな。羨ましいとは思わないが。」」

ライアット「「とにかく プロキオン お前やHQからすればライアットか。

       そいつは死ぬ。55や他にも俺は死んだと思わせるよう手も打とう。

       お前の任務も達成だ。ここの映像も残らないようにしてある。自分の方は自分でしろよ。」」

K「「その代わりここは見逃せと。」」

ライアット「「それじゃ割に合わない また遊んでくれよ。」」

K「「なんだそりゃ。」」

45 名前:1 ◆trB/oNqUGM:2011/02/05(土) 00:23:15.79 ID:mgNa1Er40

ライアット「・・・・。」 ぴ カリ カリ かしゃ

ライアット「「ホレ これを辿れば身を隠した後でも俺に連絡がとれる筈だ。」」 チップカード 

K「・・・・。」 受け取る

ライアット「「お前 自分がもう一人いればと思った事 あるだろ?」」

K「「なんだ急に 誰でも一度は思うだろう。」」

ライアット「「かもな。 だがお前の場合世界中探しても代わりがそういない事が多すぎる。」」

K「「それもお前にはできると?」」

ライアット「「多少役不足かもしれんが 今回のお前の働きくらいならできるかな。」」

K「「まだ序の口ってとこだな。」」

ライアット「「そりゃすごい。 まあ 必要な時は声かけてくれよ。お前とはやり合うのも楽しそうだけど

       組んだほうが面白いだろうし 長く楽しめそうだ。 身を隠すにも金はかかるしな。」」

K「「金取るのかよ。」」

ライアット「「当然だろ。 出来高で報酬分けてくれりゃいい。」」

K「「・・・・待て。俺の事 どこまで分かってる。」」

ライアット「「そういう事か。 所属先はあれどほとんどフリーランスのエージェントってとこだろ。」」

K「「それホントに勘で言ってるのか?」」

ライアット「「ああ。モロに機密を扱う任務には第3者の介入はご法度だ。だがお前のような奴の仕事は

       素性は知れずとも腕の立つ者は大歓迎ってのもあるだろ。まあお前が保証してくれてもいい。」」

K「「抜け目ないな。 最初からそう考えてたのか?」」

ライアット「「お前達が攻めてくるまではもう少し55に付き合ってやろうかとも思ってたけどな。

       ところが面白い奴を見つけた。そこで気が変わった。俺はいつでも直感で物事を決めるからな。」」

K「「・・決める事のスケールが多少大きすぎる。」」

46 名前:1 ◆trB/oNqUGM:2011/02/05(土) 00:23:48.44 ID:mgNa1Er40
ライアット「「さあ チップを受け取ったって事は交渉成立でいいか?」」

K「「ああ。にわかに信じ難いが嘘は言ってないんだろう。変な奴だ。」」 カチ カチ チップしまう

ライアット「「よぉしっ!!よしっ!! 取り消しは無効だ!!いいな!?」」

K「「死んだ友軍兵はどう思うか知らんが ライアットは死ぬんだろ?逃走の手伝いまではせんぞ。」」

ライアット「「全て嘘で このまま逃げ果せるだけかもしれないぞ?いいんだな?」」

K「「それでもいいさ。その時は地の果てまで追いかけてやる。」」

ライアット「「それもいいねえ。」」

K「「まだ輸送機に間に合うんじゃないのか なんだかんだで待っているのかもしれない。」」

ライアット「「いや 証明には物足りないかもしれんが まずそうはしない事で信用してもらおうかな。」」

K「「別にどっちでもいいけど で どうやって逃げるつもりだ?」」

ライアット「「地下から水路に潜り 横っ腹にある通路から陸に上がり 海に出る。」」

K「「準備は上々ってか。」」

ライアット「「ああ。 元は俺達がここに雇われた時 保険として用意したもんだけどな。」」

K「「早くしたほうがよさそうだな。」」

ライアット「「そうだな。 自己紹介は今度ゆっくりしてもらおう。」」 カシュ とんとん

K「「お前 友達が欲しかったんだろう。寂しい奴だったんだな。」」

ライアット「「これから楽しくなりそうさ。 じゃあまたな相棒。」」 びっ たたたー

K「(なんじゃあいつは。 あれが超大物かい。 おもろいけど。)」 

47 名前:1 ◆trB/oNqUGM:2011/02/05(土) 00:25:09.63 ID:mgNa1Er40
K「ぬっ。」 ぐっ ぴょい 

K「(TEKの奴らがチラホラおったな・・・。 ここで死ぬ気か?)」

K「(輸送機も出たし 通信もぼちぼち回復するかな。)」

~~~~~~~~~~~~~~~     

北東監視施設

K「いや~ ごめんごめんグラムちゃんww」 ひょい

K「(通信まだか・・・ じゃ俺もどっかに陣取るか。)」 たたた

48 名前:1 ◆trB/oNqUGM:2011/02/05(土) 00:25:38.45 ID:mgNa1Er40
20分くらい後

K「「やっと回復したか。」」

HQ頭「「そこを脱出した機がいくつかあったそうだな。ライアットはどうなった。」」

K「「死んだよ。」」

HQ頭「「そうか!! よくやった! 死体を確認したい。 カメラをつけろ。」」

K「「カメラは破壊された。 それに死体はない。 55の人間が持ち去った。」」

HQ頭「「なんだと・・・?いや、映像の記録はお前の方で残ってる筈だな。」」

K「「それもパアだ。 装備のほとんども手元に残ってない。」」

HQ頭「「そんな話が信用できると思ってるのか。」」

K「「どちらにせよすぐに分かる事だ。 俺が嘘をついているとなればその時は好きにするといい。

   うちに提供する報酬も事が判明するまで保留で構わない。」」

HQ頭「「よくそんな事を・・・!」」

K「「これでお前の首も繋がったな。大変だったんだから労って欲しいな。」」

HQ頭「「事が判明するまでお前の身柄はうちで拘束する。いいな。」」

K「「契約違反だな。 それに早く帰らないと他の仕事がつかえてる。

   後は上同士の話し合いだ。」」

HQ頭「「・・・・まあいい。(A国)の部隊が向かっている。合流しろ。」」 

49 名前:1 ◆trB/oNqUGM:2011/02/05(土) 00:26:01.05 ID:mgNa1Er40

さらに3~40分後

到着したHQと(A国)部隊が制圧にかかる様子が分かる

K「・・・・・。(お 早いな。)」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ざっざっざっ

K「(お。きた。)」 すたすた

両手上げて出る

IKS(隊長ぽいの)「「! Kだな。」」

K「「ああ。」」

IKS「「敬礼!!」」 隊長に続き全員敬礼

K「「(・・・ww) なんだよ。」」

IKS「「単身で困難極まりない任務に挑んだ君に敬意を表する。」」

K「「(・・・心が痛いww)・・・どうも。 じゃあ後は頼む。」」

50 名前:1 ◆trB/oNqUGM:2011/02/05(土) 00:27:51.55 ID:mgNa1Er40
HQに戻る→とっぷがかけあったのか早く解放される 

とむの所へ行き HETに連絡(ベルナンドと最初に共闘した時の司令官)

HET「「まさかライアットまで仕留めるとはなww 驚きだ。」」

K「「それはいい。 ベルナンドと連絡はつくか?」」

HET「「今は難しいな。 だが心配しなくていい。彼は無事だ。 リンダならすぐにでも。」」

K「「じゃあ彼女でいい。」」

~~~~~~~~~~~~~~~

K「「HQとはどうなった?」」

リンダ「「当然報酬は請求したわよ。違約金もきっちりとね。」」

K「「いい根性してるな。」」

リンダ「「そっちこそふっかけた請求ができるんじゃないの?」」

K「「こっちはちょっと契約の仕方が違うみたいだ。」」

リンダ「「ふーん・・。それにしてもさすがね。無茶をするところも。 怪我は無い?」」

K「「打撲が少々。」」

リンダ「「呆れた。ホントに人間?」」

K「「どうだろうな。 で ベルナンドはどうしてるか分かるか?」」

リンダ「「彼はもう次の仕事に向かったわよ。」」

K「「そうか。 忙しないな。」」

リンダ「「TEKを離れて私達の安全が確保された後 一人TEKに戻ろうとしてたわ。」」

K「「止めるのに苦労しただろう。」」

リンダ「「バモラがね。 プライドが高すぎるのも厄介だわ。最初からそのつもりだったみたい。」」

K「「なのに説得に応じたのか?」」

リンダ「「バモラのKO勝ち。」」

K「「なるほど。」」

51 名前:1 ◆trB/oNqUGM:2011/02/05(土) 00:28:48.52 ID:mgNa1Er40
帰国 半月後

新HQ頭「「55や周りの動きを見るにライアットは本当に消えたようだ。ひとまず君の報告の大半が証明された。」」

K「「そりゃよかった。」」

新HQ頭「「しかし事が出来すぎていて信じがたいのも事実だ。これは個人的な質問だと思ってくれ。

      真実はどうなんだ。」」

K「「真実と言われても ライアットは死んだ。」」

新HQ頭「「・・そうか。ならいいんだ。 嫌な質問をした。」」

K「「(HQ頭)は?」」

新HQ頭「「彼の能力を疑問視する声が高まってな。表向きは被害の責任を取らされた形で降格させられた。」」

K「「どっちにしろアウトだったわけか。まあ仕方が無いな。」」

新HQ頭「「少なくとも私はあれ以上は有能なつもりだ。また手を借りる事があればよろしく頼む。」」

K「「個人的には遠慮したいな。」」

52 名前:1 ◆trB/oNqUGM:2011/02/05(土) 00:29:15.02 ID:mgNa1Er40
K「これで連絡がとれるってゆうててん。」

ボーカル「ふーん・・。あっさり信じたんだね 珍しいww」

K「でも実際に姿消したみたいやし 頼むわ」 置く

ボーカル「うん。」

~~~~~~~~~~~~

K「連絡とれるん?」

ボーカル「とれるし 探れば居場所もわかっちゃうね。」

K「へー。」

ボーカル「なにがあったのか知らないけどよっぽど信用されてんだね。」

K「アホなんやろ。」

ボーカル「向こうにもいい参謀がいそうだね。」

K「頭も回るらしいで。」

ボーカル「でも一人じゃこれ無理だよ。 別の場所に誰かいないと。」

K「そーなんや。」

53 名前:1 ◆trB/oNqUGM:2011/02/05(土) 00:30:02.58 ID:mgNa1Er40
8月(行動から約2ヵ月後) 

ライアット「「ようやく連絡よこしやがったな。」」

K「「悪いが今日は確認と挨拶だけだ。」」

ライアット「「こっちもまだ忙しいから別に構わん。 で お前の名前は?」」

K「「Kちゃんだ。」」

ライアット「ァ・・・Kチャ?」

K「Kちゃん。」

ライアット「「呼びにくいな。」」

K「「じゃあKでいい。」」

ライアット「「OK。 俺はカイルだ。」」

K「「経歴にあった名前だな。 でもライアットでいい。」」

ライアット「「いいけどな。 これからよろしく頼む。退屈はさせるなよ。」」

K「「こっちにも都合がある。お前にもやる事はあるだろう。お互いの折り合いがついてからだ。」」

ライアット「「あまり長期間放って置かれるのも嫌いだからな。」」

K「「聞けよ。」」

54 名前:1 ◆trB/oNqUGM:2011/02/05(土) 00:30:46.17 ID:mgNa1Er40
海外編 「同病相憐れむ」 終

55 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2011/02/05(土) 00:32:04.41 ID:68Oie7dfo
ライアットがKちゃんになるにはもずく食べられないとな

57 名前:1 ◆trB/oNqUGM:2011/02/05(土) 00:44:23.51 ID:mgNa1Er40
半年もひっぱってごめんなさい
書き終わる前にライアットと仕事してもーた

ライアットはとてもつおい というか便利
強かったランキングやるゆうてたけどかわりに↓

すてーたす

ライアット ちからA すばやさA わざ(武器込み)A ちょっかんS かしこさS~E

(参考) 

D     ちからS すばやさC わざA ちょっかんA かしこさA

ティッシュ ちからB すばやさB わざA ちょっかん? かしこさC

拳     ちからB すばやさB わざC ちょっかんB かしこさC

こんな感じ


59 名前:1 ◆trB/oNqUGM:2011/02/05(土) 00:47:17.41 ID:mgNa1Er40
 >>55
いやいや 今の時点でもう負けとる

ねよ

60 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2011/02/05(土) 03:24:32.33 ID:c7DTHwZ10
本当にドッペルさんだな。
なんつーか性格、意欲の相違があるって程度で、他はよう似てるwwwwww

Dと戦闘したらどっちがつえーかなぁ

61 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2011/02/05(土) 03:33:51.68 ID:HNIXvKdmP
 >>41
市販じゃないKちゃんオリジナルのもずくがあるのか?
俺にも食わせろや

 >>57
拳ってすごくね?

66 名前:1 ◆trB/oNqUGM:2011/02/06(日) 17:34:49.02 ID:rTLtVJct0
 >>60
単に素手なら俺もDも勝ち目充分にあるかも
Dには相性が悪いと思うけど

なんでもありでライアットがやる気まんまんならかなり厳しい
Dも真っ向勝負ならひけはとらんかもしれんけど そうじゃなかったら翻弄されそう

67 名前:1 ◆trB/oNqUGM:2011/02/06(日) 17:47:47.59 ID:rTLtVJct0
 >>61
そうなの こう書くと拳は基礎がめっちゃ高い






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最終更新:2011年02月07日 17:15