2018/05/02 セッションログ


システム クトゥルフの呼び声
KP D_human
PL つばき、柏木千春、だいちゃん、水おいしい

シナリオ名「この病院は渇いている」(『アカシック13 』所収)


◆キャラクター紹介



元自衛隊下士官であったが訓練中の事故により片足をなくす。
退職後は生まれ故郷に戻り、喫茶店を開業。休日は松葉杖をつきながら登山をしたり写真撮影をするのが趣味になっている。
喫茶店のマスター像とはかけ離れ、気だるそうに喋りくわえタバコ、顎の無精髭も気が向いた時にしか剃らないが、店はそれなりに繁盛している。
気に入った客にはポケットからガムやチョコを出してプレゼントする癖がある。


国公立大学人文学科を卒業後すぐに漫画家デビュー。
手掛けた作品を未完のまま放るなど難のある人間性が災いして大手出版社を転々としつつ、現在は星辰社でホラー漫画を執筆中。ペン先のインクが乾き切る前に10ページ仕上げる速筆だがネタ出しに恐ろしく時間が掛かる。

取材と称して曰く付きの場所を巡るが、その度に超常的現象に遭遇する。そのネタは作品にフィードバックされ、読者のSAN値を削っているとかいないとか。


元ヤンの技師。数々の修羅場を潜り抜けてきたため洞察力に長ける。
将来の夢はやさしいお母さん。だが男の好みが激しいためなかなか芽が出ないでいる。

本人は何と言おうが、周りからは現役ヤンキーだと思われている。


モグリの外科医。腕は一流。通称・スラップジャック。
手術用のメスは投げて攻撃にも使う。質の悪い冗談が好き。

◆簡易解説


 ひょんなところから山奥の建物「川喜田医院」を相続した浮雲煙草(うきぐも たばこ)。改築して山奥でカフェ経営もいいかと思い、下見に来たのだが、そこには以前に目にした男の姿が。彼はとある事件で知り合ったホラー漫画家、立川晃(たちかわ あきら)。彼は例によって曰く付きの物件である川喜田医院に目をつけていたのだ。そこにまた「幽霊を治療したい」という前代未聞の野望を胸に秘めた無免許医スラップジャックこと間黒 男(まくろ だん)と、地元の後輩ヤンキーが怖がっているという幽霊屋敷の噂を耳にして立ち寄った酒野メル(さけの める)が合流する。

 果たして「川喜田医院」はただの廃病院なのだろうか? それとも……?

◆プレイ内容


 探索者の4人は各自ばらけつつ、個別に部屋の中を探索しはじめる。部屋をしらみつぶしに慎重に探すが、それが祟ったのか、時間経過と共に異変が……

 メルと煙草さんが水を争って、一触即発の空気に。メルの正気度は着実に削れていく。我慢しきれず失禁してしまうハプニングに見舞われるが、一行はなんとか元凶と思われるモノの元へ。

 そこで見た恐ろしい光景にメルは不定の狂気を発症、自らの血を渇望して自傷行為に陥ってしまう。そして化け物の攻撃により、一番近くにいた間黒が致命傷を負う。もう駄目かと諦めかけていたところに、立川が間黒の屍を、文字通り踏み台にして跳躍……! すんでのところで世界は守られた。

 だが、その犠牲は大きかった。川喜田医院は半分地中に没し、メルはその精神に傷を負った。そしてスラップジャックこと間黒の命は今尽きようとしていた。懸命に応急処置を施す煙草と立川、だが二人の必死の努力も虚しくおびただしい量の出血は一行に止まることはなかった。

 その時、奇跡が起きる。意識が無かったはずの間黒は自らメスを握り、執刀を始めたのだ。そして手術の出来に満足すると彼は再び意識を失った。スラップジャック伝説のはじまりである。

◆GMの感想


探索ものは実は少々苦手である。今回もタイムコントロールをしくじってしまった。起こさなかればいけないイベントが後半になるに従って押し気味になり結果的に唐突なクライマックスに感じたのではないだろうか。

ただ、元々のシナリオのバランスは適切であると感じた。不定の狂気発症が一名、意識不明が一名、これはまだ想定内。結果的に全員が無事に生存することが出来たことではあるし。

短いシナリオで厳しいのはあるのだが、探索者に選択を迫るような分岐を与えても良かったかもしれない。今回は真相に至るまでのヒントをかなり露骨に与えたが、そうしないと間違いなく探索者は全員死に至るからだ。

どちらかといえば、成功or死という展開よりも、グッドエンド、ビターエンド、バッドエンドというような分岐が自分の好みに合致するなあと思った。でもまあこういうシナリオもたまにはスリリングでありかな。

PLや見学された方々、よろしければ感想をコメント欄にお願いします。お疲れ様でした。

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最終更新:2018年05月03日 23:29