2018/03/18セッションログ


システム 永い後日談のネクロニカ
NC D_human
PL だいちゃん、蒼樹、(つばき)

シナリオ名「軍靴は止まず」(『最果の戯曲』所収)


◆キャラクター紹介


自分を物だと思い込んでいる一般ドール。そうせざれるをえない何かがいつかあったのだろう。
地頭は悪くないがどこかズレている。
口癖は「妥当です。」

39体目。
本人はサクラと勝手に名乗っている。

たからものの写真に写る姉を探している。癒やしを与える心優しい性格。美しくエンバーミングされた姿は一見死者のものだとは思えない。


◆簡易解説


未成長のドールを対象とした極めてシンプルなシナリオ。
敵に若干のアレンジを加えた他、姉妹たちが目を覚ます場所を地下のシェルターにある謎のポッド部屋に変更、
敵が姉妹たちに遭遇するシーンをアレンジし、PLがある程度自由に動けるようにした。

◆プレイ内容


 当初、PL3名で開始したが、つばきくんの体調不良によりバトルパートからは2名に。
姉妹たちは2名でもバランスは取れるように設計されていたはずだが、敵の構成を崩せず、ライカが攻撃および移動手段を失う。

 敵は戦力外となったライカを無視し、サクラを狙うもライカは「庇う」で身を貼って妨害。それを見たサクラは楽園へ移動し逃走。尚もライカは残存パーツが「あご」だけになりながらも挑発(するロールプレイ)し、最後の最後までサクラへ攻撃が向かうのを妨げた。

 逃走したサクラだったが、背後から聞こえる銃声にライカが完全破壊されたことを直感。彼女の未練から発狂し、高圧電流が走るフェンスへ自ら身を投げ、ドールとしての短い生涯を終わらせた。

◆NCの感想


 シナリオの諸注意にも書いてある通り、狂気判定が結構きつい。一応、対話の機会を何度も与えたのだが、1回プレイしたくらいではすらすらとロールプレイは出てこない。NCとしては対話のフックになりそうな描写をもう少し与えてあげればよかった。

 ライカが注目した白骨死体には、実は当初なにも伏線になるようなものを与える予定はなかったが、舞台が軍関係であると匂わせる為にドッグタグを「たからもの」として与えた。これが後にライカが非民間人と誤解される流れになるとはNCをである自分でも予想外の展開だった。

 問題はバトルパートのバランスなのだが、実は結構手加減をした。というか本気を出す必要のない展開だった。敵後衛の持つ熊撃ち銃が最も厄介な武器で、これを壊しに前進するという流れになるはずだったのだが、伏兵として楽園に置いたソルジャーにサクラが、煉獄でライカがネメシス相手に戦うというわかりやすい分断に陥る。結果は敵後衛は無傷、熊撃ち銃によって姉妹側はほぼ壊滅に至った。

 ぶっちゃけ、戦略はシナリオ通りなんだが、(ほぼ)初心者相手にこれはちょいと酷かったかなーと反省。今まで自分がGMをするセッションはシビアな戦闘バランスのものがなかったからというのもあるかな。次回以降はこれを踏まえて姉妹側のデータを見てから敵のデータを用意しよう。
最終更新:2018年03月23日 01:21