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絶体絶命都市2


発売元 ジャンル 難易度 評価
アイレム アドベンチャー ☆☆☆☆ ☆☆☆

感想


前作と比べてストーリー性が上がった。だが相変わらずのバカゲーであり死にゲーである。というか逃げゲーである。アイレムはこの方向性をずっと維持して行っていただきたいものだ。

以下blog記事



ゲーム:絶体絶命都市2購入
発売日から一日経ちましたが、早速購入してきました。前作の雰囲気を完全に継承しつつボリュームと分かりやすさが格段にアップしたつくりになっています。
以前バカゲーレビューで取り上げましたが、このシリーズは非常に個性的なゲームであり、ちょっと戸惑う方もおられるかと思います。なにより、純粋な意味での脱出系アドベンチャーというのは以外にもコンシューマーソフトには少なく、大概のこの種の3Dアドベンチャーの場合、主人公を追い回す敵が存在するのです。

そうしたゲームの場合は敵とのバトルと謎解きが半々くらいの割合でゲームを構成しているのだと思いますが、絶体絶命都市はむしろアクション7割、謎解き3割くらいの比率で構成されたゲームなのです。ですから、むしろアクションゲームだと言っても過言ではないと思います。

前作では、喉が乾ききるよりも先に水道を確保し、収集したアイテムで活路を切り開くという進め方でした。今回は喉の渇きのかわりに、体温の低下が障害となります。

作品の舞台となるジオシティは最新の建築技術を使って出来た地下都市です。しかし、災害対策も万全と思われたジオシティは連日の長雨が原因で川が決壊、大洪水の危機に見舞われます。主人公たちが逃げる場所は常に水害の憂き目に遭っているため、至るところで体は水浸しになってしまいます。

ときには石油ストーブ、ときにはガスコンロといった風に体を温めねば体力が低下し走ることはおろか、しまいには死に至る、というシステムです。前作の水道が火に置き換わったというわけです。

しかも、今回はただ逃げるだけでは済みません。複数の主人公の物語がクロスオーバーすることにより、ある主人公が取った行動により、違う主人公が危機にさらされることもありうるのです。ですから軽率な行動は慎まねばなりません。うかつな行動は、自分にとっても他人にとっても命取りということです。

2006/04/01


ゲーム:絶体絶命都市2感想
最終話Aエンドまでたどり着いたので感想を記したいと思う。
前作よりパワーアップしているのはまちがいないのだが、ここまでやったんだからもうちょっと……という所も多かったのが正直な感想。
前作同様、 操作に精密さが問われる のがこのゲームの良いところであり悪いところでもある。

とにかく今回もちょっとした操作ミスで主人公はデスダイブを敢行する。さすがに私は前作ほど死ぬことはなかったが、新しく加わった匍匐前進のアクションとボート漕ぎには苦労させられた。やはり今回もコンティニューはいくらでも出来るのでクリアするまで粘ればいいわけだが、短気な人にはお奨めできかねる。

また、今回は若干システム変更がなされているが、その最たるものは、喉の渇きゲージの変化である。新しく導入されたTPゲージ(残り体力を示す)と体の濡れ具合を示すアイコンのシステムは慣れるまで理解しづらく、賛否両論が集まりそうなところである。

濡れ具合はつまりTPの減少率をあらわしており、まったく濡れていなければTPは減ることは無い。というのが基本だが、実はそれに加えて気温の変化でもTPは減少する。濡れ具合アイコンの上に表示される矢印が下向きになるとTPが減少しているということを教えてくれる。このあたりが実に分かりにくく、水道を探して全力疾走していた前作の方がシンプルでよかったのかもしれない。

加えて残念なのは、踏ん張りアクションの使いどころがやや少なくなってしまったところか。前回は断続的に起こる地震のせいでまったく気の抜けなかったのだが、そのようなシーンは今回では部分的にしかない。踏ん張って体勢を屈めると頭まで水に埋まってしまい逆に濡れが激しくなるという面白い仕様が追加されているが、全編通して二度ほどしかそんな事態には直面していない。全体的にボリュームが増えたため、相対的に使用頻度が少なくなったのかもしれないが、これは残念だ。

システム以外の点についても述べておこう。

まずは、ストーリーだが、不可解な点は残るもののこれはこれで実にうまく出来ている。5人の主人公の行動を少しずつリンクさせることで、多数の視点から事件を眺めることが可能になり、『街』(PS/SS・チュンソフト)を彷彿させる群像劇としても楽しめる。

前パートで出た情報が実は後のパートの伏線になっていることもあり、重層的で気が抜けないストーリーへと進化している。この点は前作でやろうとして出来なかったことを実現させたという感がありありとする。

また、一章ごとに趣向が違うのにも驚かされた。一章はそのまんま前回のエピソードの焼き直し。二章はミステリー調のサスペンス&謎解き。三章はなんとプチGTAとも言えるカーアクション。四章は学園を舞台にした脱出劇(いじめられっこが災害を前にどう変わるかが見もの)。そして五章は…… という具合にクリアするたびに先が知りたくなってくる。これは間違いなく成功だろう(ただし、B級臭さがするのは前回と一緒)

結論としては、前回をそのままグレードアップした点は成功と言ってよいのだが、ここまで作ったのであればもう少し分岐を増やすなり、主人公間の干渉を増やすなりして欲しかった。てっきり最終章は主人公勢ぞろいで巨悪に立ち向かうと思ってしまったではないか。後の章になるにしたがって、調べたらメッセージが出るオブジェクトが減っている気がするのも気のせいではあるまい。

延期を繰り返して、劇中のクリスマスシーズンをはるかにぶっちぎってしまった絶体絶命都市2であるが、作り手側からすればまだこれでも作り足りないのかもしれない。さて、次は何の災害であろうか。地震(絶絶1)→火災(桜坂消防隊)→水害(絶絶2)と来たら次は雪山だろうか、それとも海難事故だろうか。ユーザーの期待とアイレムの遊び心は尽きることがなさそうだ。

2006/04/05