はるのあしおと(minori)/2004/07/23
 シナリオ:御影/鏡遊/北川晴
 原画:庄名泉石/KIMちー
 音楽:天門



 [あらすじ]
 つい先程まで目の前にあったはずの、恋人(と言って良かったのだろうか…)・白波瀬(しらはせ)の少し小さな背中は、今は視界にない。それはぼんやりしているから見えないのではなくて、もういないのだ。

 「……時間は流れてるんだよ、桜乃君。いつまでも変わらないものなんて、無い。君といられた時間は楽しかったけど、それももうおしまい」

 「そうか……」
 「さよなら」

 東京から逃げるように故郷へ戻ってきた主人公・樹と、その小さな町の、小さな女学園に通う悠・和・ゆづき。
 それぞれの時間を、それぞれのペースで過ごす彼らは、秋色の空高い芽吹野町、桜鈴学園で出逢う。  

 彼らはそれぞれに、まだ何も気付いていなかったかもしれないし、もしかしたら予感くらいはあったのかもしれない。
 それは秋から冬へと季節が変わる中、春の気配を感じる、というのに似ていた。
 だからもし気付いたとしても、そんなに意識はしなかっただろう。  

 ―これから少しずつ、変わっていく、ということを。
                               -OHPより抜粋-



 シナリオ:26/30
 テキスト:25/30
 グラフィック:8/10
 サウンド:8/10
 システム:9/10
 基本点:10

 総合:86/100



 レビューは後日
最終更新:2006年09月14日 04:44