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マケイン対オバマ。部隊急増についての見解、どちらが正しいか  
①米軍部は、水曜日のバグダッド攻撃はゼロだったと述べた。一年前は一日平均43件の攻撃があったという。米国大統領選挙に向けて、この結果について激しい論争があったのもつい最近のことだった。共和党候補でイラク戦争支持者のジョン・マケインは、この結果はジョージ・W・ブッシュ大統領の兵力増強策によってもたらされたと見る。民主党候補でイラク戦争反対の立場を取るバラク・オバマは、そうは見ない。いずれが正しいか?
 マケインに有利な点はあるが、オバマが重要問題を提起しているだけにその答えは両者の中間点にある。軍事力が問題解決の最大要因であると考えるなら、テロ攻撃の減少を兵力増強の結果と見ることができるし、おそらく大筋でそう言えるだろう。だが政治的模索と世論を掴むことが最上策と考える向きなら、流血を減らしたのも他の要因だと確実に指摘できるはずだ。
②事実経過はどちらかといえば単純だ。2007年1月10日、ブッシュ大統領は軍隊の増強を命じ、従来から使われている「増派」という用語ではなく、それを「急増」と呼んだ。2万8千を超える兵力の追加を提案した中心人物、デイビッド・ペトラウス大将は2月10日指揮を執った。五個師団全ての急増部隊が、それぞれの部隊に配属されるのに6月15日まで掛かった。2月から6月の間急増部隊は、スンニ派とシーア派の宗教対立による武力抗争抑制の要となる近隣前哨部隊の多くを固めていき、いまや定着させている。
③6月15日から始まった急増部隊の90日計画は、米国部隊がイラク民兵とアル・カイダによって混乱に陥った、あるいは支配された地域を奪回するという状況により効力を生じた。軍部のグラフに基づいたテロ攻撃の発生率は、2007年にイラク全土で一週間に最大1千5百回以上もあった無政府状態から一変して減少に転じた。部隊の増派は重要だった、イラク情勢の転換を図った新たな戦術と結びついたとき、おそらくテロ攻撃が減少に転じる鍵となった、という点でマケインは正しい。
 
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