予想外


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茶々丸を抱え走るダニーとラスティーであったが……
「重いっ!こいつ馬鹿みたいに重いぞ!糞!腰が痛い……」
「ダニー我慢しろ!俺も重い……こいつなんでこんなに重いんだよ!そこだ、そこから校庭に出られる」
ダニーとラスティーは茶々丸を抱えまま校舎から出た、出口付近には白いライトバンが5台止めてある。
そのうちの一台に近付くダニーとラスティー「持っていてくれ俺が開ける」
そう言ってラスティーは茶々丸をダニーに預け上着のポケットから鍵を取り出しライトバンのトランクを開いた。
「よし乗せるぞ!」ラスティーとダニーは茶々丸をライトバンに乗せると自分達も同じ場所に乗り込んだ。
「お前等兄弟の腕を信用しているからな!よし同時に出せ」ダニーの指示で車は5台同時に走り出した。

ダニー達を追って校舎から出てくる面々であったが「待て!ってどれだ!?」同時に走り出すバンを目にしたエヴァが叫ぶ。
「同時に追うにしても一人は木乃香だしな……坊や魔法で容赦なくあのバンをぶっ壊してやれ!!」
「そうな!!無茶ですよ!!とにかく僕は……どれか追います!!」ネギはそのまま杖に乗って飛び去ってしまった。

「ふぅ何とか盗んだが……ラスティーそう言えば、木乃香ってライナスと一緒じゃないのか?」
「どうやらすっぽかされたな……可哀想に……」バンの中でライナスに同乗する二人であった。

お見合い会場
「もうすぐ木乃香が来ると思うので!ちょっとお待ちを!」
「いえ息子も私もずっと待っていますからお構いなく」
「そうですよ(……作戦とはいえ、なんだろう?この虚無感、憤り……)」

ネギは杖に乗り5台のライトバンの内の一台を追っていたがある不審な点に気が付いた。
「あの車挙動が変だ、凄くふらついている……よし!!」ネギは掌をバンのタイヤに向け無詠唱魔法の射手光の一矢を放った。
光の矢は素早くバンのタイヤを貫き破裂音と共にバンはスピンをして転倒した。
火花を散らしながら横滑りするライトバンだったがしばらくすると摩擦熱のせいかボディーから黒煙を上げ停止した。
ネギは杖に乗ったままライトバンに近付き様子も見るも「おかしい……人の気配がない」
杖から降りライトバンを覗き込んでもやはり誰も居ない「どうやって車を……もしかして魔法使い?」

所変わってダニーのライトバン「くそっ!一台やられた!」モニターを覗き込んで悔しがる助手席に座った痩せ型の男。
「やられたか……パルスを開放した状態だといくらお前でも制御しずらいか」
「ダニーどうする?とりあえずはパルスを切るか?EMPをモロに食らったんだ、再起動はありえないと思うがな」
ラスティーの発言を聞き若干考え込むダニーであったがすぐに結論を出した。
「仕方がないパルスを切ってリモートコントロールを安定させよう……強力な電波でもやはり駄目だったか」
「よりパルスを切るぞ……」ラスティーがパルス発生器に手をかけた瞬間。
「……おい!何で車の速度を落とすんだ!?」ダニーは運転手の体格のがっちりした男に話しかける。
「すまないダニー……ガソリン切れだ……」
「ガソ…リン……切れ?……なんで出て来る時に確認しないんだこの馬鹿がァ!!」

バンの速度はどんどん落ち、遂には道路の真ん中で停止してしまった。
停止してすぐにダニーは判断を下した「どうするどうする……よし!茶々丸を運び出せ!このバンはここに乗り捨てる」
「捨ててどうする!?歩いてこの糞重いロボットを運べってのか?」
「いいかお前のミスだ!!燃料は確認しろと何度も言ったはずだ!おいリモコン車を一台こっちに回せ」
「一つは馬鹿みたいに足の早い二人組みに追跡されている……もう一つはかなりここから距離がある……こいつだ!こいつなら十分でここに付く」
「よしそいつを回せ!ここに居るのはまずいから茶々丸を運びながらだ、よし降りろ」

「はぁはぁ待ちなさいよ!!早い……」明日菜と刹那も適当なバンを追っていたが所詮は走っての追跡、限界が見え始めてきた。
「何とか追いつければ一気にボディーを切り裂けるのに……」さすがの刹那も息が上がっている。
ライトバンと二人の距離は徐々に離れてゆく……と突然ライトバンのタイヤがパンクし激しくスピンをして停止した。
「明日菜さん!刹那さん!」上空からネギが二人の名を呼んだ。
「ネギ!助かったわ!」明日菜と刹那はスピンして停止したライトバンの中を覗き込むも。
「誰も居ない……なにこれ?」明日菜は驚きのあまり目を丸くしている。
「どうやって車を……誰も乗っていない車を走らせていたんでしょうか?」
「どうやら殆どの車はダミーみたいです!僕は別の車を探しますので二人は休んでいてください!
 何かあればパクティオーカードで呼び出します!」上空のネギの言葉に明日菜と刹那は頷いた。
ネギは二人の頷きを確認すると杖で飛び去ってしまった。

エヴァと木乃香はネギや明日菜達とはまた別の方向へと向かったバンを追っていた。
「あの連中どこに行った?くそ!今日に限って何故満月でないんだ!?」
「エヴァちゃん言うてもしゃあないよ。とにかく走ろう」と言っても木乃香は身体能力に関して常人であるし今のエヴァも10歳の少女同然である。
「見つけたらバラバラに切り刻んで犬の餌にしてくれるわあの小増ども!!」

ダニーとラスティーさらに運転手の兄弟は茶々丸を担いで運んでいた。
といっても弟の方はリモコンカーの操作をしているため茶々丸を担いでいるの実質三人である。
「車はまだか?」ダニーは呻き声を上げながら聞いた。
「あと7分弱……こっちも移動しているからね、もうちょっと待ってくれ」

上空からバンを探すネギ「他のバンは……あっ!マスター!木乃香さん!」
「ん?坊やか……」エヴァと木乃香の元へと降り立つネギ。
「ダミーのバンを二台は潰したんですが……本物のバンは見つかりません」
「やられたな……見事に手玉に取られた……くそ!この闇の福音!吸血鬼の真祖と呼ばれたこの私が!!」
「落ち着いてくださいマスター」ネギがなだめようとするも。
「悔しい!!あんな人生のいろはも知らんようなガキの集団に私の従者を取られるとは!!一生の不覚だァァァァァァァァ!!」
エヴァが地団太を踏んでいると突然何かが横切った「……白いライトバン」ネギは思わず呟いた。
「追え!!坊や追うんだ!!追って殺せ!!塵にしてこい!!」
「(無茶苦茶な……)わかりました!!」ネギは杖に跨りライトバンを追った。
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