『嵐』その①


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強い風と雨で家に窓の軋む音が響く、その中でも一際強く響く音がある。
まるで唐木を柱に打ちつけている、そんな音がドアからきこえる。

(来たか… )

茶々丸はエヴァンジェリンのそばに、その機械の体を構えて、エヴァンジェリンは左手に試験管のような魔法薬を備え、音の主に問いかける。    …あくまでも静かに、落ち着きをはらって。

「…アランか? こんな天気なのに 服は大丈夫か?」

 もちろんアランなどという人間の知り合いはいない。これはただの鎌だ。
 訪問者が敵意を持ったものなら話を合わせようとするだろうし、ただ私に用があるのなら否定するだろう。

少し、ほんの少し考えるかのような間を置いた後訪問者からの返答がきた。   だが、   その答えは、エヴァンジェリンにとって意外なものだった。
想定していなかった、意外な訪問者だった。

「違います 
 僕ですマスター ネギです 」
「………………………………………………………は?」

エヴァンジェリンの思考は停止した。本当にほんの数瞬であったが、確実に意識が飛んだ。地球上を7周半はした。
そして、飛んだ意識は戻ったきた。

「ああ……ぼーやか  今開ける 」

そして、エヴァンジェリン邸の扉は、開かれた。

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