シミルド-from麻帆良-(プロット)

恐らく韓国映画シルミドのパロディ。
金日成暗殺のために編成された部隊の戦いを描く映画である。

本編


課外授業で、目的地に向かうバスに乗っていた麻帆良学園2ーAの生徒たちとネギ。
そのバスが突然、軍服を着た集団にバスジャックされる。
突然発せられたガスで、ネギと生徒たちは気絶してしまった。
目を覚ますとそこは、見知らぬ島の浜辺。いつの間にか軍服に着替えさせられていたことに驚く生徒たち。
全員いる…と思ったら、ネギがいない。
ふと見ると、目の前に、軍服を着た美女たちが立っている。
やがて隊長らしき女性将校が姿を現す。
「ここは実尾島(シルミド)だ。お前たちにはこれから、604部隊の隊員になって訓練を受けてもらう。目的は、”北”の独裁者の首を取ってくることだ。それ以外に、お前たちが生きて帰る方法はない」
反抗する生徒たちだが、女性兵たちにはまるで歯が立たない。さらに追い討ちをかけるように、ネギは死んだと聞かされる。
悲しみに暮れる間もなく、地獄の訓練が始まった。生徒たちから名前は奪われ、番号で呼ばれる存在となった。
第一班長、8号=明日菜、第二班長、20号=楓、第三班長、29号=あやかとなった。
過酷な訓練にもかかわらず、一人の脱落者もなかった。音を上げて逃げる者もいなかった。もとより逃げる場所などないのだから。
訓練の中、次第に教官兵と訓練兵たちの間に芽生えてくる友情。
そして、ついに作戦決行の日がやってきた。1年の特訓を経て、604部隊、通称シルミド部隊は無敵の特殊部隊となっていた。
だが、いざ決行という時、突然上層部から作戦は中止との指令が下る。
”北”と”南”が、対立から対話路線へと移ったためだ。
さらに、無用の長物となったシルミド部隊を抹殺せよ、との指令が下る。拒否すれば教官兵も抹殺される。殺す、殺したくないと、対立する教官兵たち。それを偶然聞きつけてしまった8号。
それまでの友情も、師弟愛も一瞬にして消えてしまった。壮絶な殺し合いの果て、教官兵は全滅、シルミド部隊も29号を始め、8人の命が奪われた。
シルミド部隊は首都へ向かい、拉致されて兵士にされたことを大統領に直訴しようと決意する
シルミドを脱出し、バスを乗っ取り、首都へと向かった。
だが、すでに首都への道路には、軍の鎮圧部隊が待ち受けていた。
降り注ぐ銃弾の雨の中、隊員たちは次々と倒れ、残った者も虫の息だった。
そこへ連れて来られた者がいた。それはネギだった。彼は生きていたのだ!!
今まで軟禁状態にされていたが、教え子たちの最期を見せるために連れて来られたのだ。
負けを悟ったシルミド部隊は、乗客を降ろし、血で自分の名前をバスの壁、床板に書き付ける。
1年間名乗ることを許されなかった名前を。
「神楽坂明日菜」「近衛木乃香」「宮崎のどか」「長瀬楓」…
そして、誰からともなく歌が始まる。
♪紺碧広がる 麻帆良の空は 希望満ちたり 我らの心
それぞれの手には、手榴弾が握られていた。
「みんな、僕です!ネギです!やめて、死なないで!!死ぬなー!!」
次の瞬間、バスは炎に包まれた。ネギの悲痛な叫びは、爆発音にかき消されていた…。
そして…。
この事件は共産ゲリラの犯行とされ、闇へと葬られていった…。

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最終更新:2008年04月05日 20:28
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