『空条承太郎!ネギ・スプリングフィールドに会う』その②


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『空条承太郎 
   ネギ・スプリングフィールドに会う!』 その②


━━━少し前

ネギがいないログハウスに不機嫌なうなり声が響く
声の主はエヴァンジェリン・A・K・マクダウェル……「人形使い」「闇の福音」「不死の魔法使い」など様々な二つ名を持つ、自称『最強無敵の悪の魔法使い』のロリ吸血鬼だ。

「ええい!
 ぼーやはいつまで待たせる気なんだ!
 ……………弟子の分際で私をこんなに待たせおって……っ」

ネギがまだ来ないことにそうとう苛立っているらしく、ログハウスの中をうろうろと歩き回っている。
理由は修行に遅れて来ることへの苛立ちだけではないかもしれないが……

「…そんなにネギ先生が待ち遠しいのですか? マスター」

そんな彼女をマスターと呼ぶ少女(?)…茶々丸がいる。
一見しただけではそうとはわからないが、
彼女は、超科学が可能にした人工知能に、魔法動力が体を駆け巡る……科学と魔法のハイブリッド、高性能自立型人型ロボットなのであり、
しかもエヴァンジェリンの従者なのである。

「スッカリ恋スル乙女ジャネーカヨ 御主人」

そして、そのロボの頭の上でカタコトで口うるさく喋る、B級ホラー映画にでも出てきそうな悪趣味な人形。
この殺人人形……もとい、チャチャゼロは茶々丸の姉で、エヴァンジェリン最初の従者なのだ。
が、エヴァンジェリンの魔力が底をついている今は、ただの喋る置き人形と化している。

「なっ…?
 ち、ちがうわっ」

エヴァンジェリンはその方向のツッコミが苦手のようだ。
今まで数度となくゼロと茶々丸からこういうツッコミを受けているが、まともにくらってばかりで、簡単に受け流すということがあまり見られない。

「そーなんか、エヴァちゃん?」
「ちょっ…… お嬢様! 」
    「だからちがうと何度(ry」

エヴァンジェリンに話しかけるこの少女、名を近衛木乃香といい、関西呪術協会の長の孫であり、当学園の学園長の孫である。
腰まである黒髪と京都弁が日本を思い出させてくれる。

そして、木乃香をお嬢様とよぶのは桜咲刹那。
彼女は木乃香の護衛であり、幼馴染であった。
麻帆良に入学してからしばらく、その出生から来るコンプレックスでお嬢様から遠ざかっていたが、この度の修学旅行でそのわだかまりがとけ、昔のように仲良く喋れるようになったのである。

「でもたしかにネギ君遅いなー」
「そうですね…
 もうそろそろ来てもいい筈なんですが…」
「急イデテ ダンプニデモ衝突シタンジャネーカ
 アノガキ」

皆が心配する中チャチャゼロが不吉な発言をする。
…実際はロードローラーよりも危険な男に激突したが。

「ちょっと
 縁起でもないこと言わないでよ!」

長い髪を頭の両極で縛っているオッドアイの少女、神楽坂明日菜がその不吉な言葉を、
自分自信の中にもある不安を一喝するが、

「デモヨ アノガキガコンナニ遅レルッテコトハ  ナンカ有ッテモ不思議ジャネーダロ」 

再び出るゼロの不吉な言葉。

    ド―――――z______ン


「……………………………………」

…まるで時が止まったかのようにその場が静まり返る。
ネギならばダンプくらい魔法でどうにかしそうだが、『ひょっとしたら……』という考えがその場にいた全員の頭をよぎる。
…それくらい『ネギが数時間遅刻する』ということは、まれなことなのだ。

      『ガタン』

突然のエヴァの立席でその静寂が途切れた。

「どちらへ行かれるのですか? マスター」
「…トイレだ」

茶々丸へそう耳打ちし、その場を離れようとする。
いろいろなことを考えていて、全く今のやりとりを聞いていなかった木乃香が茶々丸と同じことを言った。

「エヴァちゃん どこいくん?」
「トイr
   「ネギ先生を捜しに行かれるのだそうです」

茶々丸から木乃香に説明が入る。

「な…っ? ちがうってコラ!」
「エヴァちゃんそうなんかー   うちも一緒に行こうか?」
「な… ならばお嬢様
 わ、私も御一緒します」
「……しょうがないわね 私もいくわよ」

みんなやはりさっきの言葉が気掛かりだったようで、一斉に席を立ちエヴァンジェリンの側に立ち並ぶ。

「ええい!どけ!
 …本当に、トイレなんだよ!!」

……果たして吸血鬼がトイレに行くのかはなはだ疑問だが、鼻水がでるくらいだがら(自主規制)も、でる可能性はあるだろう。
…だから『ドーダコーダ』いうわけではないんですがね。

     ガチャン

と、丁度そのときエヴァンジェリン邸のドアノブが回った。


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