第四話「甦った戦鬼」


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 第四話「甦った戦鬼」

清水寺での出来事から数時間後、ネギ達3-A一行は宿泊先の旅館にやってきていた。
「どっこい…せっ!」
先程の音羽の滝での出来事で酔いつぶれた亜子、まき絵、裕奈をアキラと共にバスから担いできた士は、彼女らを布団に寝かせた。
「ふへへ~♪ ネギくぅ~ん♪」
「もう食べられないよぅ…。」
「なんでこいつら酔いつぶれてんだよ…。」
「なんでも音羽の滝の水にお酒が混じっていたようで…。」
「なんじゃそりゃ…。」
そのとき、酔っ払った亜子が士のジャージの裾を掴んだ。
「ふみゃあ~、せんせ~。」
「おい…伸びるからやめろ…。」
その時、亜子の着ていた浴衣がずれ落ち、彼女の肘から上の白い肌があらわになった。
「おいおい…。」
するとアキラはものすごいスピードで亜子の浴衣をちゃんと着させた。
「ふう…危なかった。」
「お前すげえ反射神経だな…。」
「ええ…ちょっとこの子、見られたくない傷があるもので…。」
「ふーん、じゃあ俺、風呂の時間だから行ってくるわ。」
「はい、こっちは任せてくださいね。」
そう言って士はアキラ達の寝室から出る、その間際、士は入口に貼られている紙に、この部屋を利用しているアキラ達の名前の他に、真名の名前が書いてある事に気付く。
「なるほど、同じ班なのか…。」


「「ひゃあああ~!!?」」
その時女湯の方から女子生徒の悲鳴が聞こえた。
「なんだ…? 明日菜と木乃香か? よく悲鳴の上がるクラスだ。」
そう言いながら士は駆け足で女湯へ向かった。その途中…。
「…? 刹那?」
前方からタオル一枚で何かから逃げるように刹那が走ってきた。
「つ、士先生!?」
「そんな恰好でなにをやってんだ? 事と次第によってはわいせつ罪…。」
「す、すみません!これには深い訳が! 本当にすみませーん!」
そして刹那は逃げるようにその場から去って行った。
「なんだありゃ…さっきとギャップが違いすぎんだろ。」
「士先生。」
すると士の背後から、真名がライフルのモデルガンを担いでやってきた。
「ああ? 真名か…どうした? 俺に何か用か?」
「いえ…先生に警告に来ました。」
真名は鋭い殺気をまき散らしながら、士に言い放った。
「貴方が何者か知りませんが…これ以上ネギ先生や刹那に関わらないほうがいい。」
「……どうしてだ?」
「それが先生の為であり…ネギ先生の為でもあるのです。無事修学旅行を終えたいのなら大人しくしていてください。」
そして真名は何処かへ去って行った。
「…何があるっていうんだ? この世界に…。」

士は悲鳴があった露天風呂へとやってきた、だがそこはもう蛻のからとなっていた。
「なんだ…? もう終わったのか、ん?」
士は床に切られたような跡がある紙が散乱していることに気付く。
「なんだこれ? 何があったんだここで…、とりあえず風呂に入ってから考えるか…。」

数十分後、士は風呂上がりの牛乳を買うため、自販機が置いてあるロビーにやって来ていた。
「残念だが俺の入浴シーンはカットだ!」
なにを言っているのでしょうね。
「ん…?」
その時士は自販機の前で腰に手を当ててコーヒー牛乳を飲む男を発見する。
ゴクッ! ゴクッ! ゴクッ!
「いやあ! 風呂上がりはこれに限るね!」
士はその人物にかなり見覚えがあった。
「海東…!? やっぱお前も来ていたのか…。」
士はその男が自分があまり会いたくない男№1の海東大樹だと確認し、とても不愉快な表情になる。
「やあ、士じゃないか。こんなところで気遇だねえ。」
「はあ…なんで京都に来てまでお前の顔を見なきゃなんねーんだよ…。」
「ふふっ、まあそう言うなって。」
そう言いながら海東は自販機にお金を入れて二杯目のジュースを買おうとしていた。
「で、なんの目的でここにいるんだ?」
「僕が行動する目的なんて一つしかないじゃないか?」
士と会話しながら、海東は自販機の取り出し口に手を突っ込む、そして引き抜いたその手には……。
「oh、見つかってしまいました~、いい意味で。」
モツが握られていた。
「なんだこの生き物?」
「は? 物知りのお前にもわからない存在なのかよ?」
「うーん、僕もこの世界のことはよくわからないんだ、でもねお宝のありかは大体目星を付けているんだ。」
「ほう…俺にも教えてくれよ。」
すると海東は窓を指差した。士はその窓を覗き込んで見ると、そこには巨大な猿の着ぐるみを着たなにかが少女を担いでどこかへ向かっていた。
「……!? あのサルが担いでいるのは…木乃香か!?」
「さっき部屋から出てくるのを見かけてね…あの女の子は攫われる程の価値があると僕は思うんだ、あいつらを泳がせておけばいずれお宝が…。」
だが士は海東の言葉を最後まで聞かずに旅館の外へ飛び出して行った。
「やれやれ、人の話は最後まで聞きなよ。」

それから十数分後…

木乃香を担いだ猿の着ぐるみを着たメガネの女性は、駅にある広い階段がある場所にやって来ていた。
「ふふふ、ここまで来れば…西洋魔術師どもは月詠が足止めしてくれとる、あとはこのまま木乃香お譲様を連れて…。」
そう言いながらその女性は猿の着ぐるみを脱ぎ棄てた。その女性の黒い長髪がパサリと広がり、旅館の用務員の姿になった女性はふと、何者かの気配を感じた。
「!? 誰や!?」
すると物陰からガーリーピンクと黒の装甲に身を包んだ戦士…仮面ライダーディケイドこと士が現れた。
「お前…何者や!? どうやって人払いの呪符を!?」
「ああ、こいつが剥がしてくれた。」
「いい意味でー。」
「くっ…!? 使い魔か!? あんた関東魔法協会の回し者かいな!?」
「なんだそれ? 俺はただウチの生徒を取り返しに来ただけだ。」
「同じこと! ウチの邪魔はさせへんで!」
そう言ってその女性は持っていた札を一枚投げた。
「お札さんお札さん、ウチを逃がしておくれやす。」
すると札から大きな炎が唸るように吹き出し、変身した士に襲いかかった。
「喰らいなはれ! 三枚符術京都大文字焼き!」
「おいおい、なんだそりゃ…。しゃあねえ。」
やれやれとため息をつきながら、士はライドブッカーをソードモードに変形させる。
そしてそれを天高らかに掲げ、そのまま思いきり振り下ろした。
「フン!」
ブワアア!!!
するとライドブッカーから放たれた衝撃波で士の目の前に迫っていた炎がかき消された。
「なあ!?」
「たく、大人しくウチの生徒返しやがれ!」
そう言いながら士はライドブッカー片手に女性の元へ突っ込んで行った。
「くっ!」
女性は再び札を撒き、巨大な猿とクマのぬいぐるみを召喚する。
「あ!? なんだこりゃ!?」
「ホホホホホ! うちの猿鬼と熊鬼は強いですえ! 一生相手でもしてなはれ!」
「動物か、色んな意味でコイツは使いたくないんだが…。」
士は“仮面ライダー電王 ソードフォーム”のカメンライドカードを取り出し、ディケイドライバーに装填した。
『カメンライド!デンオウ!』
すると士の周りに幾つもの鉄片のようなものが舞い、それは次々と士の体に装着されていく。
「俺…参上!」
そして士はおなじみの決めポーズを決め、“仮面ライダー電王 ソードフォーム”に変身した。

「す、姿が変わった!?」
「ほっ!」
驚いている女性を尻目に士は高く跳び上がり、そのまま落下の重力を使ってデンガッシャーソードモードで猿の着ぐるみを真っ二つにした。
「ウキーーーー!!!!」
「クマには…クマだな。」
『フォームライド! デンオウ! アックス!』
フォームライドのカードをディケイドライバーに装填してアックスフォームに変身した士は横にいたクマのぬいぐるみに一発パンチを入れた後、アタックライドのカードを装填した。
『アタックライド! ツッパリ!』
士はそのクマのぬいぐるみに目にも止まらぬ速さで平手を何発もお見舞いした。
「くまーーーー!!!!」
たまらずクマのぬいぐるみは元の札になってしまった。
「な…なんやねんこの強さは!?」
『アタックライド! ナケルデ!』
「“俺の強さにお前が泣いた”ってやつだ、さあいい加減そいつを…。」

「クァー!!」
そのとき、突如天空から巨大な黒いカラスのようなものが士に襲いかかった。
「!?」
士は慌てて横っとびでそのカラスの攻撃をかわした。
「ディスクアニマル…!?」
すると階段の上から山法師のような格好をした男がさつまいもをかじりながら降りて来た。
「よう、苦戦しているみたいだな千草。」
「カブキはん…!? ありがたい! こいつをぶっ飛ばしてくれへん!?」
千草と呼ばれた女性は士を指差す、するとカブキと呼ばれた男は電王に変身したディケイドを見てニヤリと笑う。」
「ほう…お前か、“あのお方”が言っていた鬼は。」
「あのお方…?」
カブキは手に取った変身音叉を指で鳴らし額に当てる、すると彼の額に小さな鬼面が浮かび上がり、体に炎のような気が纏われた。
「うー……!!はっ!」
そして炎が払われると、そこには緑色の装甲に身を包んだ仮面ライダーが歌舞伎役者のよに首をぐるりと回して立っていた。
「一度海東が召喚していたな…確か仮面ライダー歌舞鬼だっけか。」
「ほう、世界を回っているだけの事はあるな…とりあえず死ね!」
そう言ってカブキは変身音叉を剣に変形させ、士に切りかかった。
「歌舞伎役者が相手なら…。」
『フォームライド! デンオウ! ドラゴン!』
電王ドラゴンフォームに変身した士は軽快かつ華麗なステップでカブキの一撃目をかわした。
「ほう、やるじゃねえか!」
「ふふん♪ そりゃどうも♪」
士はカブキの攻撃を軽快にかわし、カウンターで打撃を繰り出すが、勝負はなかなか決まらなかった

「よっしゃ! このスキに…。」
千草は小さな猿のぬいぐるみを幾つも召喚し、気絶している木乃香を運ばせ、その場から逃げようとした。
「逃がすか!」
士はデンガッシャーガンモードを取り出し、銃口を千草達の真上に向かって銃弾を放った。
「どこを狙って…!?」
ドガガガガ!!!
銃弾は天井を破壊し、その破片は千草達の目の前に降り注ぎ彼女達の歩みを止めた。
「ひょえええ!!? なんちゅうやつや!?」
「あいにく、世界の破壊者の名は伊達じゃないんでね。」
『フォームライド! デンオウ!ロッド!』
ロッドフォームに変身した士は一旦カブキから距離を置き、デンガッシャーロッドモードをカブキに突き立てた。
「ぐっ!?」
カブキは空いていた手でデンガッシャーが自分の体に突き刺さるのを阻止する。
士はそのままデンガッシャーを手放し、電王のファイナルアタックライドのカードをディケイドライバーに装填した。
『ファイナルアタックライド! デデデデンオー!!!』
「は!」
士は高く跳び上がり、片足にオーラを纏いながら千草と木乃香に突撃して行った。
「ぎゃああああ!!!? 殺す気か!?」
「ちぃ!」
カブキは舌打ちのあと千草へかばうように飛び付いた。
「はあああ!!!」
そして士のライダーキックは地面に炸裂し、その衝撃で木乃香や猿のぬいぐるみやコンクリートが天高く舞い上がった。
「よっと。」
ポフン
士は落下してきた木乃香を受け止め、カブキと千草を一瞥する。
「あーあ、こりゃダメか…ケシズミガラス!」
「おのれ…! おぼえてなはれ!」
そう言い残しカブキと千草はディスクアニマルのケシズミガラスに乗って空へ逃げ去って行った。
「やれやれ…。」
変身を解いた士は木乃香の頬をぺちぺちと叩いた。
「ふぇ…? 士先生?」
「こんなところで寝ていると風邪引くぞ。」
「ウチ、たしかトイレ行こうとしたらおサルに…ってなにこの破壊の跡!?」
木乃香は辺りが手当たり次第破壊されていることに驚き、士の腕から降りる。するとそこにネギと明日菜と刹那が息を切らしてやってきた。
「はあはあ! あの子のせいで大分遅れたわね!」
「すみません…! まさか神鳴流の剣士がいたなんて…!?」
「うわ!? なんですかこれ!? 士先生!?」
ネギ達は士達の周りの惨状に目を丸くする。
「!!! お嬢様ー!」
「せっちゃん? なんでこんなところに?」
刹那はすぐさま木乃香の元に駆け寄り、彼女の無事を確かめた。
「ネギ先生、あとは頼んだ…俺は汗かいたんで温泉に入り直してくる。」
士はネギの頭をポンと叩くと、大きな欠伸をしながらその場を去って行った。
「え!? ちょっと士先生!?」
「こ…これもしかして僕が直すんですか!?」


その彼等の様子を、モツとしちみは遠い所から観察していた。
「彼が現れたという事は…どうやら“ネギまの物語”は崩壊に近付いているようです~、悪い意味で~。」
「急がないと手遅れになっちゃうみゃ…急いでご主人様…。」

そして様々な謎や問題を孕みつつ、修学旅行一日目の夜が終わろうとしていた……。




おまけ 第???話「泣き虫女幹部」

士「さて、新しい世界に来た訳だが…。」
ユウスケ「今回はオタクルックなんだな。」
夏海「一体ここにはどんなライダーが居るんでしょう?」

まき絵&あやか「「世界の本を守るため!」」
あやか「ピブリオレッドローズ!」
まき絵「ピブリオピンクチューリップ!」
まき絵&あやか「「二人あわせて魔法少女?ピブリオン!!」」

士「なるほど、あれがこの世界のライダーか。」
ユウスケ「いや、思いっきり魔法少女って言ってたぞ。」
夏海「あれ?あそこに隠れている女の子がいますよ?」

ちうちう「うう…人こわいよお…(泣)」

士「どうやらこの世界での俺の役割は…ピブリオルーランルージュの引っ込み思案で泣き虫の性格を叩き直す事らしい。」

以下ダイジェスト

ユウスケ「ん?なんだこの糸?」
ちうちう「バッ!?その糸はコスチュームの……!!」
ハラリ
キャストオフ
ちうちう「ぎゃああああ!!!!??」
バコス!!!
ユウスケ「がふっ!?」

あやか「出ましたわね!!世界の破壊者!」
まき絵「やっつけちゃうんだよーん♪」
士「やれやれ、有名人はつらいな。」
『カメンライド!カブト!』
士「主役の妹が絵本作家つながりだ!……ちょっと苦しいな。」

海東「この世界のお宝……コスプレ大会の優勝トロフィーはいただいていくよ。」

鳴滝「この世界もディケイドによって破壊されてしまった!!」
夏海「ピブリオのグッズに身を包んでいるせいであんまり緊張感ないですね……。」
鳴滝「プ○キュア並に面白いのだよ!ピブリオは!!」

士「ちうちう、ちょっとくすぐったいぞ」
『ファイナルフォームライド!チチチチウチウ!!!』
ちうちう「前から言おうと思ってたんだけどちうちう言うな!……って!」
メキョメキョメキョ!
ちうちう「ぎゃあああ!!?体があらぬ方向に折れ曲がる~!!」
士「変身ステッキになった……“チウチウエゴエレクトリウム・レーグノーと名付けるか。」

すべてを破壊しすべてを繋げ!
ツールボックス

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