第2話「ライブ会場の危機」

「ちょっと正太郎君!!」
明日菜の言葉を皮切りに職員室にいた面々が正太郎の後を追う。
しかし正太郎は、明日菜の言葉など耳に入らない様子で、一心不乱に廊下を走っていた。
「正太郎君!図書館島の場所は知っているんですか!?」
刹那の言葉を聞いて、ついに正太郎は足を止めた。
「貴方の気持ちは分かります…でも焦っていては見える物も見えなくなりますよ?」
自分に向けて背中を見せる正太郎にゆっくりと近付いていく刹那、そして彼の肩にそっと手を置いて話を続ける。
「今は冷静になってください。図書館島の場所は教えます、でも私も付いていきます」
「でもそれは…これは僕と鉄人と問題です……貴方達を巻き込むわけにはいきません!」
「貴方の事が心配なんです、一人知っているんですよ…貴方そっくりの子を」
「……」正太郎は無言のまま鉄人のリモコンを握り締めていた。
そして数泊の後、正太郎はリモコンを握り締めるのやめて、深呼吸をする。
「分かりました。お願いします」正太郎は刹那に向き直ると微笑みを浮かべてそう言った。
正太郎の表情に、合わせるように刹那もまた優しい笑みを浮かべて答える。
「はい、今すぐ図書館島へ行きましょう」
その後、正太郎が心配という事で大塚、図書館島の案内役として木乃香が同行する事になった。

「……行っちゃいましたね正太郎君」「あいつなんか暗くて好きになれんわ」
ネギの呟きの直後に小太郎のぼやき、この言葉を聞くと静かに口を開く者がいた。
「坊や、お前の父親とあの小僧の父親は正反対だな」
皮肉を込めたような物言いをしたのは、エヴァンジェリンであった。
「マスター……それってどう言う意味ですか?」
「分からんのか?貴様の父親サウザンドマスターは英雄、ライトサイドの代表みたいなもんだ(性格は悪いがな……)
 一方の正太郎はどうだ?あいつの父親は、はた迷惑な兵器ばかり造っていた狂気の科学者。
 まさにダークサイドの人間、光と闇、陰と陽、表と裏。
 父親から受け継いだ物も違う、お前の杖は人々を救ってきたサウザンドマスターの杖。
 正太郎は圧倒的戦闘力を持つ化物と街一つ簡単に吹き飛ばす爆弾だ。
 坊や、お前達は正反対だよ……むしろ小僧は(私に似ている気がする)」

(父親に負の遺産を残される想い…決して消える事のない罪……)
「あのマスター?むしろ何ですか?」
「お前の気にする事ではない、それにお前には一生理解出来んさ」
ネギは、その言葉の意味を聞こうとしたが、エヴァは踵を返して後ろ手を振り、何所へともなく去って行った。
明日菜たち数人と残されたネギは、俯き加減にエヴァの言った事の真意を考え始めた。
「僕には…理解できない……(正太郎君の気持ちを?それともマスターの……)」

「ネギあんたさぁ」
明日菜の呼びかけにハッと我に返ったネギは彼女の言葉に答えた。
すると……
「あんた、ここでボーっとしてると学園祭回りきれないわよ?」
「そうだ!!亜子さんの所に行かなくちゃ!じゃあ僕、亜子さんの所に行ってきます!」
「ネギ何所行くんや!?おい!」
突然走り出したネギを追うように、すぐ近くに居た小太郎も走り出す。

「まったくガキなんだから…(正太郎君ってあの二人に比べるとやっぱり暗いよね……)」
「……鉄人28号ですか(太平洋戦争末期に作られた不死身の兵士、全てを破壊する無敵の兵士…完全なる兵器)」
(やれやれ、問題が山積みだな。超君の事でも手一杯なのに)
明日菜、夕映、タカミチはそれぞれ思想にふけっていた。
正太郎の事、鉄人28号の事、超鈴音の事……問題が次々に巻き起こる学園祭。
次は何が起こるのか?それだけは全員が共通して考えている事柄であった。

職員室に集まっていたメンバーは、ネギが職員室前をあとにした数分後には解散し、何人かのグループに分かれて、広い校舎内の廊下を歩いていた。
「楓、何か重い話だったアルな」
「戦争の絡んだ話に軽い物など無いでござる」
古菲と楓は二人話しをながら廊下を歩いていた、このあと二人は重いムードを変えるため終始、馬鹿話に花を咲かせる事になる。

のどかと夕映もまた廊下を歩きながら話をしていた、しかし楓たちとは対照的にこちらは鉄人に付いての話をしていた。
「戦争中に造られた巨大ロボットが今の時代に来るなんて……本の中の話みたいだね」
「そうですね……でも正太郎君は随分と哀れです」
「そうだね…家族がいないんじゃ寂しいよね」この、のどかの言葉を否定するように夕映は首を振る。
「私が言っているのは、ただの機械にあそこまで肩入れする父親を持った事です」
「え?」夕映の言葉を聞いて、のどかは立ち止まる。夕映もまた立ち止まりのどかを見据えてから口を開いた。

「ただの機械に、それも人を殺すための兵器に自分の名前を付けられたですよ?
 しかもそれを息子の代わりに造るなど……金田博士という人物は病んでいたんでしょう。
 そんな話を聞かさせる正太郎君も可哀想でなりませんです、感情もないロボットを愛するなど……
 不死身の兵士だか完全なる兵器だか知りませんが、そんな物を遺された正太郎君が哀れでならないです」
「でも正太郎君は鉄人の事、大切に思っているみたいだよ?」
「だからです、兵器なんかに愛着を持ち始めている時点で正太郎君は愛情に飢えているのでしょう。
 本当に可哀想な子です……ネギ先生とは色々な意味で正反対です」
夕映の言葉に、のどかは寂しさと悲しさを覚え、二人はそれ以後言葉を交わす事なく、廊下を歩いて行った。

図書館島地下、廃墟弾発見場所にて

「刀子さん大丈夫ですか?」
「大丈夫よ…ある程度回復したから」
刹那と木乃香は湖の浅瀬で、傷付いたガンドルと刀子の介抱をしていた。
二人とも酷いダメージを受けていたが、木乃香の治癒魔法によって何とか動けるレベルまで回復されていた。

正太郎と大塚は廃墟弾があったポイントを念入りに調べていた。
廃墟弾のすぐ近くには巨大な、そこが見えないほど深い穴が掘られている。
正太郎は深い穴を覗き込みながら、自身の意見を大塚に告げた。
「この穴なら、鉄人ぐらいの大きさでも楽に出入りできますね」
「と言う事は…正太郎君やはりこれは」
「刀子さんとガンドルさんの見た物から考えても、やはりロボットでしょう」
なるほど、と大塚は口元に蓄えた髭を擦りながら、正太郎の意見に同意した。

そんな二人を高台から見下ろす人物が一人……
「鉄人28号がダメなら、操縦器を奪えばいい。行きなさい茶々丸軍団!!」
葉加瀬聡美の一言で、彼女の背後から無数の影が飛び出した。

「なんじゃあれは!?」
大塚の叫びを聞いて、全員が彼の視線の先に目をやった。
数十を超える人間大の女性型ロボットが、それぞれ武器を構えて迫って来ていた。
しかし正太郎と大塚を除く者は、現在迫り来る者達に見覚えがあった。
「あれは……茶々丸さん!?」
刹那が我が目を疑っていると、木乃香が間の抜けた声を発する。
「あや~一杯おるえ!なぁ、せっちゃん茶々丸さんって何人兄弟なん?」
「お嬢様!呑気な事を言っている場合では…」

「来るぞ正太郎君!!」大塚はそう言うと懐から銃を取り出し、狙いを定めようとした。
しかし……
「か、か、数が多過ぎるわい!!」
一斉に迫る、数十体の茶々丸、そのどれを狙えばいいのか大塚は迷っていた。
そんな署長を見かねたのか、正太郎も懐から銃を取り出し、迫る茶々丸軍団に向けて発砲した。
弾は数体の茶々丸の身体に正確に命中したが、銃弾は全て、彼女の装甲に弾かれしまった。
「ピストルが効かない!?」困惑と驚きの混じった声を正太郎は上げる。

その直後、正太郎と茶々丸軍団の間に入るように一人の少女が立っていた。
「刹那さん!危ないです、離れて!!」
正太郎の言葉のまさに刹那、最前列に居た数体の茶々丸が、その身を切り裂かれ、吹き飛んでいった。
「えっ?」目の前の光景に、正太郎は再び困惑の声を上げる。
「正太郎君、私に任せてください」凛々しい表情で刹那は言った。

刹那と茶々丸軍団の勝負は殆ど一瞬で終わった。
目に留まらぬ速さで茶々丸達は切り裂かれ、人の形から原形を留めていないスクラップへと変貌した。
(やはり茶々丸さんじゃない、あの人はこんなに弱くない)
あの軍団は、茶々丸をモデルに量産されたロボットであると刹那は愛刀を鞘に納めながら考えていた。
刹那の周りには彼女達の残骸しか残っておらず、先程まで人の形の物が居たとは到底思えない様子であった。

「ありゃりゃ……やっぱり人工知能の経験地が足りなかったみたいですね」
ハカセは崖の上から刹那とスクラップになった茶々丸軍団を眺めていた。
「今回はこれで撤退しましょう……次は鉄人を頂きますよ、正太郎君」
ハカセはそう呟くと何所へともなく姿を消してしまった。

一方ネギは正太郎と別れた後、亜子達が居るライブ会場を訪れていた。
その道中、千雨と茶々丸に出会い、ネギは彼女等と職員室から付いてきた小太郎を伴っていた。
ネギと小太郎は魔法薬で大人の姿に、千雨は逆に子供の姿になっている。
何故普段と姿が違うのかと言えば、ネギと小太郎は亜子にライブに誘われた時、丁度大人の姿をしていたから、千雨の場合は半分趣味である。
ライブ会場に着いた4人は、亜子が控え室に居ると聞き、早速そこへ向かった。
そして……
「亜子さん失礼します」
キャ―――――!!
ここでもまた一騒動起きる事になる。

茶々丸の残骸を手に取り、大塚は何かを考え込んでいた。
「どうしました署長さん?」
正太郎の声でハッと我に返った大塚は、難しい表情で自分の考えを述べた。
「このロボット…茶々丸は正太郎君を狙っておったのではと」
「ええ、でも何で僕を狙ってきたのでしょうか?」
「理由は、ワシが思うに正太郎君、その操縦器じゃよ」
「鉄人の操縦器……これを」

「恐らくはね。このロボット達は正太郎君に向かって真っ直ぐ進んできた、とするとロボット達の狙いは」
「鉄人の操縦器と考えるのが自然……確かにそうですね」
「でも何で28号ちゃんの操縦器を盗まなあかんの?」木乃香は正太郎と署長に疑問を投げかける。

「敵の狙いはもう分かっています、署長さんのお陰で鉄人を盗もうとした理由も……」
「正太郎君、やはりその理由とは……」
「ええ、鉄人だけが廃墟弾の場所を知っている……鉄人が居れば、効率よく廃墟弾を集められる、これが敵の狙いです」
「と言う事は、廃墟弾を盗んだ奴と今のロボットは……」
「そうです署長さん、この事件には黒幕が居ます。でも何故今になって廃墟弾を……そうか!!」
「ど、どうしたね正太郎君?」大塚は正太郎の言葉に疑問を感じて聞き返す。
「僕達がこの時代に来たのは必然だったんじゃないでしょうか?」
「どういうことだね!?ワシには何が何だか……」

「署長さん今の状況、話が上手く出来すぎています!廃墟弾を求める者が居る時代に鉄人が来る…僕達は偶然この時代に来たんじゃない!」
「じゃあ正太郎君、君はまさか…わし等がこの時代に来たのは……」
「必然……と言う事でしょう」

「でも難しく考えても仕方がありませんね」
「しょ…正太郎君?」
先程とは逆に、開き直った態度を取る正太郎に、大塚は拍子抜けをしてしまった。

「だってどれだけ考えても、未来に来た事実に変わりありません。それにもし誰かが僕達をこの時代に呼んだのなら、帰る方法だってあるはずです」
「なるほど!確かに来る事が出来たなら帰る事だって出来るかも知れん!!」
「それに署長さん、今考えるべきなのは廃墟弾が何所に有るかです。早く探し出さないと廃墟弾が爆発する可能性も」
「確かに…もし街中で爆発でもしたら、生物は殺さない廃墟弾でも建物の倒壊で二次災害が出かねん」

「おまけに廃墟弾は何故か殺傷能力を持つ事も有ります。もし廃墟弾が殺傷能力を持ったら……」
「死者の数は数万……いや数十万!歴史的な大惨事になりかねん!」
「そうさせないためにも、一刻も早く廃墟弾を捜しましょう」
「じゃが何所を捜せばいいんじゃ?この穴は人間が入るには深いし……」
「鉄人は、そもそもこの地下まで入ってこられませんしね」
そう言うと正太郎と大塚は、廃墟弾を盗んだ化物があけた穴を屈んだ状態で覗き込んだ。
穴は底を見る事が出来ないほど深く、とても巨大であった。
10秒ほど穴を覗き込むと正太郎は立ち上がり、その場に居る全員に聞こえるように声を張り言った。
「とにかくここで出来る事はもうありません!皆さん一旦外に出ましょう!」
正太郎の呼びかけに、各々が相槌を打ち、出口に向かって歩き始めた。

正太郎達が出口付近に、差し掛かると背後から凄まじい爆音が響いてきた。
思わず振り返る6人、そして目の前には3体の巨影。
正太郎は彼等の姿を見ると、何かを思い出したかのように叫びを上げる。
「こいつらはベラネード財団の!ギルバート、VL2号、サターン!!」

正太郎達の目の前に現れたのは、以前彼の兄ショウタロウの手によって破壊されたはずの3体のロボットであった。
ロボット達は正太郎の声に反応するし、彼を睨み付けると突然動き出した。
「この数には敵いません!逃げましょう!」
正太郎の指示を聞くと、彼の仲間は一斉に出口に向かって走り出した。
それを追うかのようにロボット達もまた出口のある方向へと向かって行った。

一方ネギ達はと言えば……
「もうすぐライブですね。楽しみだなぁ」
ネギはネギでこの数時間、大変な思いをしていた。
亜子の楽屋に入った際、ネギは彼女の背中にある傷を目撃してしまい、亜子は逃げだしてしまう。
その後ネギはタイムマシン『カシオペヤ』で亜子や小太郎達と共に過去に戻り、亜子とのデートを楽しんだ。
そしてネギに勇気付けられた亜子はライブ会場に戻り、ネギ達は亜子達のバンドでこぴんロケットの出番を待っていた。
やがてライブ開始のアナウンスが会場に響き、一組目のバンドが演奏を始めた。

図書館島1階、通常の生徒も出入りできるこの場所で、正太郎達は一息ついていた。
とにかく敵に捕まるまいと、彼等は必死に図書館島の地下から逃げてきたので、さすがの魔法使いと達人も息を切らせていた。
「あ、あいつ等が何でこの時代に、やっぱり僕達がこの時代に来たのも」
息も絶え絶えに正太郎は推理を進めるが、酸欠状態の頭で考えが纏まる訳もなく……
「お、落ち着こう。今考えても仕方がない」
自分に言い聞かせるようにして正太郎は呼吸を整え始める。

「正太郎君、あれも50年前のロボットなんですか?」
既に呼吸を整え終えた刹那は、正太郎に疑問を投げかける。
正太郎は深く深呼吸をして、その数拍の後、刹那の質問に答えた。
「あれはベラネード財団という企業のロボットなんです。でも兄さんが壊したはずなのに……」
一瞬の沈黙が流れるも、切り裂くような叫び声でそれは断ち切られた。
声を上げたのは、どうやらガンドルでうずくまるようにして、苦痛に顔を歪めていた。
彼は滴るように汗を流し、苦痛の涙を浮かべ、痙攣しながらよだれを垂らした。

「大丈夫ですか!すぐに魔法をかけます!」
木乃香は慌てた様子で、可愛らしい小さな杖を取り出した。
しかしその直後、地割れにも似た音が建物の外に響き渡る。
正太郎は立ち上がると脱兎の如く外界に通じる扉へと走り、それを開いて外を見た。
そこで彼が目にしたのは狂気の巨人達が、闇に包まれた湖の中を行進していく姿であった。

「まずい!このままじゃ!」
正太郎の叫びが響き渡る直後、それを遮るようにして聞き覚えのある声が近付いて来た。
「正太郎君、無事かい!」声の主は島と学園を繋ぐ橋を、全速力で渡ってくるタカミチであった。

その姿を見た正太郎は、古くからの友人に出会った時のように安堵したが、すぐに不安を取り戻していた。
「高畑さん!あの方向には何かありますか!?」
焦りの混じった正太郎の問いに、タカミチは目を見開き、慌てふためいた声を出す。
「まずい!あの方向にはライブ会場がある!しかも観客は満員だ!」
「なにぃ!!満員だとぉ!」
図書館の奥から大塚の声が上がり、そのすぐ後、ドタドタとふくよかな姿を現した。

「署長さん行きましょう!あいつ等を止めないと」
「私も行こう、何か役に立つ事があるかもしれない」とタカミチ。
「正太郎君、私も行きます。お嬢様は危険ですから、ここに」
刹那も彼の意見に同意し、正太郎に付いて行くと言った。
自分も行くと木乃香も言おうとしたが、それを遮るような刹那の言葉。
「……分かったわ、うちは二人の治療を続ける」
渋々と言った様子で木乃香は言い、それを見て、軽い会釈をする刹那。
そして彼等はその直後には、瞬く間に走り去り、図書館島には木乃香と負傷したガンドルと刀子が残された。

学園祭の会場である麻帆良学園、既に日は落ち、夜の帳が下りている。
祭りは夜が深くなればなるほど盛り上がりを見せる。
その中を悠然と歩く巨体が3つ、祭りの場には不釣合いな物が3体歩く。
そんな巨体を追う4人の人影、正太郎達である。

「こやつ等は何故ライブ会場を目指しているんじゃ!」
図書館島から走っているせいで息を切らせながらも、署長はあえぐようにして声を絞り出す。
「僕達で何とか出来ればいいんだが……」
「あの装甲にはよほどの攻撃でなければダメージを与える事は……」
刹那とタカミチは困惑と絶望が混じった様子でそう言った。

「そうだ正太郎君鉄人を呼ぶんじゃ!鉄人ならきっと…」
「駄目ですよ署長さん!こんな人の居る所で鉄人を戦わせたら……」
「確かにこの人混みの中で鉄人が暴れたら……まずい事になるね」
タカミチは額から一筋の汗を流した、それは焦りから来る物であった。
「じゃが正太郎君、このままではライブ会場が!」
「でも鉄人とあのロボット達を戦わせればここは廃墟になってしまいます!!」
「だが正太郎君、やるしかないようだよ」
タカミチの言葉にハッとして正面に目をやる正太郎、その目に映るのはライトアップされたライブ会場であった。
どうする!?正太郎は瞬時に思考を巡らせ、一つの決断をする。

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最終更新:2007年05月11日 23:07
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