なついあつ 作詞/タマムシ


夏の海の砂浜をビーチサンダルで歩き回る。砂がすこしくすぐったくて、でもすこし気持ちよくて。

照りつける太陽が肌をこんがりと焼き上げる、今年の夏は美味しそうに焼けたね。

体についたビキニの日焼け跡、案外それがつぼなこの僕さ、おかしいって言われたけど、君は笑顔だった。

砂浜にながれついた、小さな小さな小瓶、フタをあけてみると一枚の手紙が。


『このてがみをひろったひとはわたしとけっこんしてください』
幼い字で書かれていた、なんだか不思議な気持ちだ、見たことある字だ。


側にいた君が顔を真っ赤にして、僕から手紙を奪った。そして僕は確信した、そして微笑んだ。


熱い熱い夏がすぎ

甘い甘い記憶とともに

どこか遠くへさっていった。



新た迎えた夏に、僕らは結ばれた。
最終更新:2007年06月05日 04:09