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*優しい嘘 作詞/62スレ54 あら、こんな夜更けに珍しいお客様ねぇ おかけなさい、暖かいスープでもどうかね? ふむ、道に迷ったとな この吹雪では旅路も些か悪かろうに どれ、年寄りの戯れ言でも聞いてみるかの? 物語は始まった 止まる事無く淡々と 時は刻み続けた 誰もが歯軋りをする あれはいつだっただろう 女は旅の途中病に倒れた 見かねた男は薬草を摘みに 待っていろと笑っていた ああ、それから時は流れ 消えゆく太陽行かないで ああ、消える灯火が枯れる 男は何をしているのだ… それはそれは、誠に美しいおなごだったそうじゃ 何、ただの昔話じゃよ。 …よいか、世には優しい嘘もある 男が戻って来なかったのも、また優しい嘘じゃ… 助からぬ者を苦しませるのは酷だと、男は子供のように泣きじゃくっていたよ

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