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世界結界

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世界結界について

  • 13世紀末~14世紀初頭にかけて形成されました。
  • 日本列島には世界結界の歪みが集中しており、世界結界の効果が十分に発揮されません。
  • 非日常の存在を否定する人達の「常識」の力で形成され、現在に至るまで維持されています。
    この為、人々が「常識」を疑い出すと効果が弱まり、最終的には完全に消滅する事も有り得ます。

  • 世界結界には以下の3種類の効果が確認されています。
    • 常識による虚像
    • 非日常の存在の忘却
    • 非日常の存在の放逐

  • また、以下の2種類の能力者や来訪者に影響を与える効果が確認されています。
    • 「運命の糸」の阻害
    • 見えざる狂気

常識による虚像

  • 「常識」の力によって、「不思議な事など存在しない」と思い込ませ、目の前で不思議な事件が起きたとしても、それを正しく認識する事ができなくなります。
    例)目の前で巨大な猪が人間を踏み潰した→良くある交通事故として認識する。
    但し、この効果が発揮されず、ゴーストなどの姿がそのまま見える事もあります。
  • 能力者、来訪者、ゴーストはこの効果の影響を受けません。
    一般人のみこの効果の影響を受けます。

非日常の存在の忘却

  • 「常識」の力によって、「不思議な事など存在しない」と思い込ませ、不思議な存在や不思議な事象に対して「夢を見たか、何かの見間違い」だと思い込むようになります。
  • 能力者、来訪者、ゴーストはこの効果の影響を受けません。
    一般人のみこの効果の影響を受けます。

非日常の存在の放逐

  • かつて世界から詠唱銀を放逐する事に繋がった効果です。
    非日常の存在はこの効果の中では存在する事ができません。
    仮に存在する事ができたとしても、著しく行動が規制されます。
  • 銀誓館学園の能力者(来訪者を含む)、一般人はこの効果の影響を受けません。
    銀誓館学園以外の能力者、来訪者は「見えざる狂気」として、この効果の影響を受けます。
    ゴーストは、行動が制限されるなどの「より直接的な影響」を受けます。

「運命の糸」の阻害

  • 世界結界には「運命の糸」の結び付きを阻害する効果があります。
    この運命の糸が阻害されている状態では、例えどれだけ近くにいようとも、能力者や来訪者はお互いの存在に気付く事ができません。
  • この効果は世界結界がダメージを受けると軽減され、それまで認識する事ができなかった能力者や来訪者を認識できるようになります。
    また、世界結界が完全に破壊されると、この阻害効果は消滅し、全世界に存在する全ての能力者と来訪者が、お互いの存在を認知する事ができるようになります。
    (そうなった場合、来訪者による全面戦争が発生するとされています)

見えざる狂気

  • 「土蜘蛛戦争」の際に確認された「異常な行動を取る年齢の高い土蜘蛛の巫女」が陥っていた状態が、この「見えざる狂気」です。

    年齢が高い者が何らかの理由(土蜘蛛の破壊効果「無限繁栄」など)によって能力者として覚醒した場合、精神が常識を打ち破る事ができずに、覚醒した能力に対して拒絶反応を起こします。
    この為、年齢の高い者は能力者としての能力を使用すればする程、精神的な異常状態に陥る事になります。
    しかし、この見えざる狂気は「理性を保ちながら進行する」事が多く、発症した事に気付くのが困難な場合が多いようです。

  • 見えざる狂気を発症するようになるのは、「18歳以上」の全ての「能力者」と「来訪者」であるとされています。
  • 「1年以上イグニッションカードを使いこなす」事で、見えざる狂気に陥る可能性は無くなります。
    この為、銀誓館学園の「卒業生」は、見えざる狂気に陥る事はありません。

世界結界の影響例

  • ゴースト事件の犠牲者を「出張に行った」「失踪した」ものと思い込ませる。
  • 地縛霊に攻撃されても、何も無い場所で怪我をしたものと思い込ませる。
  • 地縛霊に殺害され、残留思念と一体化した犠牲者の事を、親兄弟や友人などの全ての関係者から忘れさせる。
  • 青黒い肌をしたリビングデッドを普通の人間と同じ姿に見せる。
  • 腐敗が進んだリビングデッドを浮浪者として認識させる。
  • 学校で発生したゴースト事件と、その事件解決時の能力者の足跡(痕跡)から新しい「学校の七不思議」が作られる。
    元となった事件の事は忘れ去られる。
  • 事故死によって発生したリビングデッドの死因を強盗殺人として処理した場合、そのリビングデッドが発生する原因となった事故の事は忘れ去られる。
  • 別れるまで来訪者(能力者)と親しい関係にあった者の記憶や気持ちであっても、何事も無かったかのように忘れ去らせる。

  • 「ハンマー」が魔女っ子アイテムか何かとして認識される。

  • 「狼変身」中のクルースニクが「狼犬」として認識される。

  • シャーマンズゴーストが「着ぐるみ」として認識される。
  • モーラットが「かわいいぬいぐるみ」として認識される。
  • スケルトンが「顔色の悪い学生」として認識される。
  • 蜘蛛童が「大きな犬」として認識される。
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