ここでは一般的な依頼に出現する地縛霊を取り扱っています。
長野県で確認されている「鬼」のような特殊な地縛霊については、特殊なゴーストを参照して下さい。
地縛霊について
- 強い怨念を残して死んだ生物の残留思念がゴースト化した存在です。
- ほとんどの地縛霊は生前の記憶を持っていませんが、力の弱い地縛霊の中には生前の記憶を残しているものも存在します。
- 体のどこかから「鎖」が生えており、自分のテリトリーの外に出る事ができません。
- 基本的にテリトリーに侵入した生物に対して無差別に攻撃を仕掛けますが、一定の行動パターンを持ち、条件を満たした対象のみを攻撃する事もあります。
この行動パターンは怨念の性質や、生前の性癖に影響される傾向があります。
- 倒されると消滅します。
- 説得だけで成仏させる事はできません。
- 残留思念を取り込む事で力を増す事ができます。
その際、取り込んだ残留思念の影響を受けて行動パターンが変化する事があります。
- テリトリーの範囲ぎりぎりでは行動が鈍くなる事があります。
- 出現前に「信号機が消える」「冷ややかな空気が充満する」などの予兆が見られる事があります。
- 学校や電車などの日中に大勢の人が利用している場所では、人が少なくなってからで無いと現れない傾向があります。
- 判断能力が残っている事があり、制限時間ぎりぎりまで弱点を隠すなどの「自分にとって有利な行動」を取る事があります。
- β版での発生件数…16件
地縛霊の種類
地縛霊には以下の種類が存在します。
- 人間の地縛霊(特定の個人が地縛霊化した存在)
- 残留思念の集合体(複数の生物の残留思念が集まって地縛霊化した存在)
- 何らかの目的の元に人為的に集められた残留思念から発生した地縛霊(首謀者の意図により地縛霊化した存在)
行動範囲(テリトリーの種類)
全ての地縛霊は自分のテリトリーの外に出る事ができません。
死亡したその場所をテリトリーとする傾向がありますが、特定の場所への強い想いを持っていた場合はその場所をテリトリーとする事もあります。
死亡したその場所をテリトリーとする傾向がありますが、特定の場所への強い想いを持っていた場合はその場所をテリトリーとする事もあります。
- 特定の地域や建物の一部~全体をテリトリーとする事があります。
最も一般的なテリトリーの形態です。 - 特定の乗り物(電車など)の一部をテリトリーとする事があります。
テリトリーのある乗り物が移動する事で、テリトリーが移動する事になります。 - 特定の乗り物そのものをテリトリーとする事があります。
このような形態のテリトリーは特殊空間としての性質も兼ね備えており、地縛霊の意志で自由に操縦したり移動する事が可能です。
また、地縛霊による操縦が失われると、「脱線」などの現象が発生する可能性があります。 - 極稀に通常の地縛霊よりも広範囲な活動範囲(半径数km単位)を持つ地縛霊も存在します。
行動指針
- 対象に対して攻撃を仕掛けても、すぐに殺さない事もあります。
特殊能力
地縛霊が持つ特殊な能力の一覧です。
「特殊な外見」「特殊な本体」「特殊空間」「それ以外の能力」に分類してあります。
「特殊な外見」「特殊な本体」「特殊空間」「それ以外の能力」に分類してあります。
特殊な外見
大半の地縛霊は死亡する直前や死亡した時の服装で現れますが、以下のような特殊な外見を持つ事があります。
- 紫色の肌、耳まで裂けた口、つりあがった赤い両目。
- 鬼のような姿。
- 頭部から血の糸の髪。武骨な手。
- 全身が炎に包まれた姿。
- 1本~複数の尻尾を持つ。
- 頭部から植物のように見える長い髪。
- 腕から直角に生えた刃。
などの事例が確認されています。
特殊な本体
基本的に全身が本体となっていますが、体の一部のみが本体となっている事があります。
このような地縛霊は本体以外の部分が使役ゴーストのような存在になっており、切り離された部分が本体とは別々に行動します。
なお、本体が倒されるとそれ以外の部分は消滅します。
このような地縛霊は本体以外の部分が使役ゴーストのような存在になっており、切り離された部分が本体とは別々に行動します。
なお、本体が倒されるとそれ以外の部分は消滅します。
- 両腕以外の全身が本体。
切り離された両腕は空中を漂っている。 - 切り離された頭部のみが本体。
残りの全身は普通に行動する事ができる。
などの事例が確認されています。
特殊空間
地縛霊が自分のテリトリー内に特殊な空間を構築する事があります。
- この空間への入り口は地縛霊の意志によって開かれます。
また、「床を這い回らせる」などの方法で、入り口を移動させる事も可能です。 - この空間への入り口は床などの「何でもない場所」に作られる事もあります。
- この空間へ侵入する為の移動経路(エレベーターなど)が作られる事があります。
- この空間に侵入する際や脱出する際、一度に通過できる人数や、通過できる間隔などの制限がある事があります。
- 地縛霊が倒されると原則として消滅しますが、稀に暫くの間、消滅せずに残る事もあります。
消滅後はその特殊空間が最期に存在していた場所の近くの現実世界に転移します。
この転移によって怪我を負う事は無いようです。 - 特殊空間が消滅した場合、その空間内に存在していた遺体などのものがそのままその空間内に取り残される事があります。
逆に遺体なども現実空間に戻ってくる事例も確認されています。
※どちらの結果になるかはMSさんの判断次第です。
- この空間の内部から脱出できない空間。
公園などの開かれた空間に作られる事もあります。 - 鏡の中や地上部分しか存在しない建物の地階などの「存在しない」はずの空間。
- 見た目よりも広い空間。
- 空間の内部から外部への影響を遮断する空間。
- 外部からの様々な影響(電波など)を遮断する空間。
このような空間内では携帯電話などの通信機器を使用する事はできません。(圏外になります) - 通常の空間と並行して存在する空間。
(普段は普通の部屋ですが、地縛霊が現れている間だけ別の部屋になるなど) - 風圧や速度などの「外部の影響」を受ける空間。
外部からの影響が強いと、移動が困難になるなどの悪影響が発生します。 - 不安定な足場で常に「回避困難」のバッドステータスを与える空間。
などの事例が確認されています。
それ以外の能力
- 手持ちの道具や身に着けている衣服を操って攻撃する事があります。
髪の毛や内臓、血液などの「体の一部」を使用する事もあります。
また、このような武器は破壊しても再生する事があります。
- テリトリー内に存在する自分の縁にあるものを自在に操る事があります。
・部屋の中の小物
・家の電気
・建築現場の工具類や角材
・医療機器
などの事例が確認されています。
なお、この能力で操られたものは動かされた後の場所に残る為、状況に応じて後片付けなどを行う必要があります。
- 対象を「マヒ」させる能力を持つ事があります。
・触った対象をマヒさせる。
・特定の音(声や楽器の音など)を聞いた対象をマヒさせる。
・視線を合わせた対象をマヒさせる。
などの事例が確認されています。
- 対象を「拘束(マヒ?)」する能力を持つ事があります。
・糸状や縄状のものを巻き付けて動けなくする。
・後ろから羽交い絞めにする。
などの事例が確認されています。
- 水を操る能力。
・刃状にして飛ばす。
・銃弾のように撃ち出す。
・広範囲に拡散して飛ばす。
などの事例が確認されています。
- 炎を操る能力。
- 影を操り、その影から攻撃を行う能力。
暗い場所では攻撃を見過ごす可能性があります。 - 幻を作り出し、操る能力。
- 仮初の落盤を発生させて攻撃する能力。
実際に落盤が起きている訳では無いので、地形への影響はありません。 - 自由自在に体の一部を張り巡らせ、そこから攻撃を行う能力。
- 蟲(白燐蟲のようなもの?)を吐き出して攻撃する能力。
- 特定の音(楽器の音など)を聞いた対象を操る能力。
- 特定の楽器(ピアノなど)を操る能力。
直接飛ばす訳ではなく、蓋を閉じたり、音を出したりします。 - 音(声など)によって、機械を誤作動させる能力。
- 特定の攻撃によって「死亡」した対象の首を刎ねる能力。
「戦闘不能」ではこの効果は発揮されません。
- 対象の「外見」と「能力」をコピーする能力。
- 自分の外見を変化させる能力。
- 地縛霊の姿を「自分自身の姿」に見せる能力。(幻覚の一種です)
- 空中を移動する能力。
足場の影響を受けません。 - 外見から想像できない程、足が速い能力。
- 「泳ぎが得意」などの理由により、水中での行動が有利になる能力。
- 「床から上半身だけを出す」などの「壁抜け」が可能になる能力。
- 特定の武器、攻撃に対する強い耐性、防御能力を持っている事があります。
- 目に見えない茨を巻き付け、対象を病気にする能力。
- 特定の椅子に座った対象の集中力を乱す能力。
- テリトリー内に侵入した対象の気分を悪くする能力。
- 対象を「強力な眠り(超眠り?)」に陥らせる能力。
また、この能力で眠らせた対象に悪夢を見続けさせて衰弱させる能力。
- 配下のゴーストを倒されると弱体化する事があります。