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甲状腺がんについての「公開質問状」:内部被曝研2012_10_15

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甲状腺がんについての「公開質問状」:内部被曝研2012_10_15


市民と科学者の内部被曝問題研究会acsir.orgは、2012年10月15日、福島県県民健康管理検討委員会が遂行してる福島の子どもたちに対する甲状腺検査を問題とし、その根本の間違いを糾すための公開質問状を、福島県立医大放射線医学健康管理センター教授である福島眞一氏に送達しました。

「公開質問状」は次の10月15日付3通の文書からなります。

1、公開質問状-「福島県民健康管理調査」9 月11 日の記者会見について

2、【別添1】各紙の報道

3、【別添2】トリミングによる内容改竄はあきらか


公開質問状の前文は以下のとおりです。

日本乳腺甲状腺超音波診断会議・甲状腺用語診断基準委員会委員長
福島県立医科大学教授
(器官制御外科学講座・乳腺内分泌甲状腺外科・放射線医学県民健康管理センター甲状腺検査部門長)
福島県民健康管理調査検討委員会オブザーバー
福島県災害医療調整医監
鈴木眞一殿

公開質問状-「福島県民健康管理調査」9 月11 日の記者会見について

2012 年10 月15 日
市民と科学者の内部被曝問題研究会(略称:内部被曝問題研)
理事長 沢田昭二

 去る9 月11 日に行われた福島県民健康管理調査検討委員会(以下「検討委員会」と略す)の記者会見の様子は、国民にはその夜のテレビや翌12 日の新聞報道で伝えられました。
 「甲状腺がん1 人確認」という報道は、福島第一原発の事故で放出された放射性物質による健康影響を心配する人々、とくに幼いお子さんをもつ親御さんには重く受け止められています。
 それにもかかわらず報道は「放射線被曝とは関係ない」の一点に終始しておりますもっとも重要なことは、いま行なわれている子どもたちの甲状腺検査が、チェルノブイリを教訓として、原発事故による放射線被曝から防護する基本姿勢に基づいて行なわれていないのではないか、という根本的な問題です。
 これに鑑みまして下記の本質問状を、主に記者会見の応答をなさり、また関連した講演を各地でなさっておられます貴鈴木眞一教授宛てに送らせていただきました。質問内容は、教授の御発言に疑問を抱いた当内部被曝問題研究会の一般会員の発議に基づいています。
 10月下旬に当会の理事会を開催し報告致したく、誠にかってながら10 月25 日までにお返事をくだされたくお願い申し上げます。なお「質問」は質問及びこれに関するお願いです。
(以下 11問の質問項目)


【別添1】各紙の報道

質問の根拠となる記者会見での鈴木発言の記録、および、チェルノブイリで甲状腺がん治療を目撃した菅谷昭医師らの証言です。

【別添2】トリミングによる内容改竄はあきらか

鈴木眞一教授が環境省管轄の有識者懇談会で行なったレクチャーが、甲状腺腫瘍の診療ガイドラインを見事に歪曲したことの証拠です。

これらは、内部被曝研に参加した市民と医師たちとのメーリングリスト上での、討論の成果です。

質問状を鈴木眞一氏に送った理由

起草者が書いた全体構成のアウトラインです。



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