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東日本大震災:放射能の正確な知識養って!被災地派遣、長大2教授が報告/長崎4/8
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毎日新聞
東日本大震災:放射能の正確な知識養って!被災地派遣、長大2教授が報告/長崎4/8
◇「“正しく怖がる”重要」
長崎大医学部(長崎市)から被災地に派遣されていた山下俊一教授(58)=被ばく医療学=と山本太郎教授(47)=国際保健学=が6日夜、同学部で報告会を開き、教職員や学生ら約190人が参加した。旧ソ連チェルノブイリ原発事故の被ばく者支援に長年携わり、福島県から「放射線健康リスク管理アドバイザー」に委嘱された山下教授は「放射能の正確な知識を知り『正しく怖がる』ことが重要だ」と訴えた。
山下教授らは3月18日から断続的に同県に入り、県立医科大(福島市)を拠点に県職員や医師らに助言。同市や飯舘村など9市村で住民説明会を開いた他、テレビやラジオにも積極的に出演するなど奔走し、今月2日の県医大と長崎大、広島大との連携協定にもつながった。
「県医大には被ばく医療の専門家が一人もおらず、住民も当初は混乱していた。直接対話を続け、理解が広がった」と語った。
一方、ハイチ大地震(10年1月)でも現地に入った山本教授は、3月13~30日に医療活動。まず国際医療救援団体「AMDA」(岡山市)と仙台市に、次いで岩手県出身の医師と同県に入り、避難所などで被災者の診療をした。山本教授は「支援を持続させるには地域の再生が欠かせない。被災者の生きる力を支えたい」と語った。【錦織祐一】
〔長崎版〕
毎日新聞 2011年4月8日 地方版