エミルネーゼ
フルネームは、エミルネーゼ・フルーゲンハイム。
人から転化したわけではなく、闇から生まれた生粋の吸血鬼のお姫様。
見た目15歳前後、綺麗な金の長髪と漆黒の瞳を持った美少女さんで、気品ある雰囲気を持っている。
直射日光を浴びると灰になってしまうが、曇りの日ならば外出できる。
日光の他に吸血鬼らしい弱点は無く、しかも吸血鬼らしい能力を一通り持っている。
霧姫の血族の祖で、常に闇より暗い夜霧と共に在る暗黒の姫と謳われた、最源四姫の一体。
正式名称は、霧奏エミルネーゼ。
霧姫フルーゲンハイムの名は、最源四姫としての偽名。
途方もない月日を生きてきた……と聞くとなんだか強そうで、実際強いはずなのだが、なぜか作中ではハンターシリーズ屈指の弱さを誇り、その身体能力はハンター最弱の空奈に匹敵する。
夜霧の中でのみ、最源の力を発揮できる。
語尾に「っす」と付け、「サーセン」とか「あざーっす」とか、頭の悪そうな言葉使いをするが、実際は聡明な子。
長生きしているだけあって知識も経験も豊富。いろんな人と、いろんな因縁を持っているようだ。
結構のんきな性格で、よく笑いよく泣く、やさしい人の心を持った吸血鬼。
服は気分で替わるらしい。
趣味は旅行。ちゃんと立派なお家を持っているけれど、家にいる時間より旅行している時間の方が圧倒的に多いようだ。
それと、楽器演奏。鍵盤楽器は一通りこなせるが、一番得意な楽器はコンサーティーナ。人知を越えた名演奏をするらしい。
正体を偽り、普通の吸血鬼に紛れて平穏に暮らしている。
周りからの評価は、「結構年行ってる割に全然強くならない、吸血鬼のおちこぼれ。でも憎めない娘」である。
ネーゼの住処は、魔界のどこかにある湖畔に立っている大きな屋敷。広大な庭には色とりどりの月光花が咲き乱れていてとても美しいらしい。屋敷の管理は霧姫の血族の長、メネシリウルが行っている。
屋敷には、霧姫の血族はもちろん、身よりのない者や他の血族達が数十人住んでいて、ほとんどが100年以上を生きている立派な吸血鬼。
魔界については
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空奈とはお友達。
空奈自身は否定しているけれど、端から見た様子はまさに10年来の友といったところ。
二人は、よく低レベルな争いをしては、喜んだり悔しがったりしている。
ネーゼの吸血鬼的能力一覧
【吸血】
吸血鬼なんだからこれがないと。
噛まれると、献血してるくらいの痛さを感じるぞ。
吸血されすぎて死んじゃうと、吸血鬼になっちゃうから気を付けよう。
でも、ネーゼは人を襲わないみたい。
【狼変身】
金色の毛並みの狼に変身できるぞ。格好いい。大きさは普通犬くらい。
ネーゼの場合、片腕のみを変身させると、子狼が出来るぞ。可愛いよ。
【コウモリ変身】
コウモリの群れに変身できるぞ。
同時にすべて落とさない限り、コウモリはすぐに復活するぞ。
多分5キロくらいは飛んでいけると思うけど、ネーゼは体力がないからもっと短いかも。
【霧変身】
霧に変身できるぞ。
霧になれば、どんな攻撃も減っちゃらだ。
普通は多分、時速40キロくらいで移動できると思う。直射日光が当たらない限り、ずっとこの姿でいられるぞ。
まあ、ネーゼは時速10キロくらいでしか移動できないだろうけど。
【霧の結界】
霧姫の血族特有の能力。
霧を召還できるぞ。
いろんな事が出来るはずなんだけど、今のネーゼじゃ「ここがあたしのテリトリーっす」と主張するくらいしか出来ないぞ。
【念動力】
念じると、物を動かせるぞ。
ネーゼの場合、鉛筆を3本くらいは浮かせる事が出来るぞ。
調子が良ければカンケースも浮かせる事が出来るかもしれない。
【精神支配】
視線を交わすだけで、相手の精神を支配できるぞ。
でもネーゼじゃ、「なんとなく言うこと聞いてあげても良いかもしれないなあ」程度にしか思われないぞ。
【再生】
血を取り込むことで怪我を回復できるぞ。
血でお腹いっぱいな場合は、取り込まなくてもすぐに再生出来るぞ。
でも、ネーゼはいつも腹ぺこなので、血を飲まないと怪我が治らないぞ。
ちなみに、直射日光を浴びて灰になっても、血を与えれば3分で復活できるぞ。
最終更新:2024年03月23日 01:16