秘密



期に及んで何を言ってるんだよ」
白い首筋に口付ける。
ぴくりと、奈緒子がわずかに身体をこわばらせた。
「っ、いた・・・!」
胸を揉まれたことなどないらしい。
まあ当たり前と言えば当たり前だ。(だから小さいのだ)
「わ、わかった。優しくな、優しく・・・」
慣れない手つきで、なるべくそっと胸を揉みしだく。



最初こそ痛がっていたが、次第に艶めいた声が出始める。
「ふぁ・・・んっ!?」
ディープキスは今回が初めてのようで、
(まあいままでの反応からすれば当然の事かもしれない)
唇を割って舌を入れると、ひどく驚いて
危うく舌を噛まれそうになった。
「いきなり何するんですか!」
「そりゃこっちの台詞だ!君は俺を殺す気か!
 さっきは驚かなかったじゃないか。
 you、ディープキスというのを知らないようだな」
「デーブキス?スペクターでも大久保でも嫌ですねそれは」
「ディープキスだ!ったく君というやつは・・・」
様子が変だと思っていたのに
結局、自分たちはこういう調子なのかと
上田は内心苦笑する。



とりあえず舌を噛むなと注意してからもう一度口付ける。
「ふっ・・・は」
まだ慣れていないらしく、口を離すたびに息をするのが面白い。
(とはいっても上田とて慣れているわけではない。今まで相手がいなかったのだから)
そろそろか。上田が奈緒子のショーツに手をかける。
キスで手一杯な彼女は気づいていない。
秘部に触れる。
「は、あっ・・・!」
それなりには濡れてきてはいるが、今までの彼女の様子からして、
というか今までの彼女との会話からして、奈緒子は明らかに処女だ。
おまけに今から入れようとしている自分の一物は規定外の大きさ。
もう少し愛撫した方がいい。



濡れた音を立てて唇が離れる。
「・・・?うえださ・・・」
どうやら今までの行為だけでも彼女には刺激的だったようだ。
とろんとした目をしている。
これからやろうとしていることには気がついていないらしい。
彼女から下着を完全に剥ぎ取った。
「!ちょっ、なにを・・・」
秘部に直接空気が当たったことで、思考がクリアになったらしい。
上田は奈緒子に抵抗される前に、すばやく足と足の間に
身体を滑り込ませ、秘部に顔を近づけた。
「後で痛い思いをしたくないだろ。っておいこら、蹴るな!」
「やですよ、恥ずかしいし汚いじゃないですか!」
「だったら見なきゃいいだろ!ここにいるのは君と俺だけなんだからな」
それでもなんだかんだと奈緒子が文句をいうので
上田はしょうがなく布団をかぶった。



「ふっあぁ!?」
花弁に舌を這わせると、奈緒子の身体がびくりと震えた。
「・・・もう少し色気のある声は出ないのかyouは」
「う、うるさい!変な感じがするんだから仕方ないだろ・・・んん!」
言われたことで意識したのか、シーツを握り締めて声を押さえようとする。
「別に出してもいいんだぞ、声」
「上田さんが変な事言うから・・・あぁっ!!」
薄暗い布団の中でも奈緒子の秘部が綺麗なピンク色をしているのが見える。
もう先ほどから痛いぐらいに自分のものが持ち上がっているが、
一応、理性的な人間だと自負した手前、すぐに入れてしまうことはこらえた。
この場合、こういう行為をしている時点で理性的がどうのこうのという問題はないのだが、
その点、上田という男は鈍い。
皮のめくれたクリトリスを集中的に舐める。
「ふあっ!?ああああ!!」
その度に奈緒子の身体がびくりと震えるので、
上田のものも、そろそろ限界に来ていた。


最終更新:2006年09月12日 20:23