ルームメイト脱却



「ん・・・はぁっ・・・」

寝室に入ってベットに山田が倒れ込んだ瞬間、理性は飛んだ

嬉しいじゃないか
嫌われていた、いやそれよりも彼女が自分の事を何とも思っていないと思っていた。
なのに、お前は俺を好きという
嬉しいじゃないか
何を躊躇う必要がある?
この行為もちゃんと了承の上で。
本当に、嬉しいじゃないか


「奈緒子・・」

口づける。唇の感触は確かにある。ほのかに温かい
夢なんかじゃない。これは現実だ。





口づけたまま、舌を絡ませながら
ツツーと手を体に這わせる。薄いTシャツ越しから直に体温を感じる。
小さな膨らみを布越しに触ってみる

「ンッ・・・」

口の端から声が漏れている。妙に水分を含んでいてそれだけでくらくらする

両手を服の下に差し込んで脱がせにかかる。





「や、・・・あんまり見ないでください・・」
山田が顔を逸らす。その顔は紅潮してる。
服の下の裸体は綺麗だった。こんなに細かったのか。さっきも見たけれど

そして所々、首筋が赤く染まっている。
またそこに口づけて、きつく吸ったりして 首筋以外にも。鎖骨にも、胸の谷間にも

「・・ッ・・」

胸の中心部に手を当てて、ゆっくりと揉む。小さいが柔らかい。
まぁこれから大きくしていけばいいだろう。時間はある、なんたって一緒に暮らしてるのだから!

口を左胸に持っていく


「ッ!・・・」

じっくりと丁寧に 舐めた
桃色に染まったそれは次第に尖って来ていた。





口で含んで、舌でなぞる
周りから徐徐に尖った中心部まで
少ししょっぱい。

口の中でころころと転がす

「・・ッ、あ・・ッ・・・」

中心部をやや丹念に舐めると山田の声も上がる。それが余計興奮を促す

片方の胸を揉んでいた右手を下腹部に持っていく。

「んッ・・・」

スカートに手を突っ込んだ。そのまま捲る




スカートの裾もまくり上げる。
口を乳房から離した。唾液で糸が引く

「おお・・・」
スカートの下を見てやはり感嘆をあげる
すらりとした細い足。そそる。

山田は恥ずかしそうに顔を逸らしてくねって体を投げ出している。
色っぽいと思った。どんな女性よりも。
襲いたい、貪りつくしたい。もっと。もっと。今よりも


スカートのホックも外して脱がした。
彼女は今、下着一枚という姿である。

足、太ももに顔を埋めた



「ん、・・んぅっ・・・!」
太ももの内側に何度も口付けする。赤い痕を付けていく。
そして段々一番敏感な部分へ

じっと、見てみるともうそこは充分湿っていた。
布が一部分濡れている

ふっ、と息を吹きかけてみた。

「んッ!」

やっぱり此処が一番刺激が強いのだろう


布越しに人差し指でなぞってみる。

「やッ・・」

円を書いてみる

「ああッ・・!」

今度は縦になぞってみる

「・・んあぁ・・」



面白い。





「・・・もう、びしょびしょじゃないか」

息を吹きかけながら指でなぞりながら言ってみる

「や、そッ、 れ はぁあんッ 言わないで くださ・・・んッ!」

指が突起に当たった。これは・・そうか。これが。
くっくっく、と喉の奥で笑いたくなる。
突起に指を当ててぐりぐり弄る

「や、なんか・・そこ、 へんッ・・・!」
彼女はもう息絶え絶えだ。

そっとそこに口付けして
最後まで身につけていた下着も剥ぐ






生でそこを見た。少しグロテスクだ。
今までモザイク越し、薄消しの映像で見たことはあったが
リアルで見たのは初めてだ。

濡れているのが生々しく分かった。


そこにまた口を付けて 舐めてみる。

「んあぁっぁ・・・やぁ・・!汚・・・いっ・・・!」

そんな言葉とは裏腹に彼女の中から愛液がどろりと零れだしている。次から次に。
総て舐め取ってしまいたい。夢中で口づける。
ぴちゃぴちゃ、と水音がする






「んんっ・・・!・・・だ、だめぇ・・ッ・・」
じゅるじゅると吸う。溢れて来ている。

さっき発見した突起にも口づけて、舌を尖らせて舐める。

「・・・あ、ああんッ」

こんな声も出るのか。

レロレロと表現するぐらい舐めて舐めて舐め倒す。
その度に声が上がる、


一旦口を外して改めて見直した。
 ・・・膣内はやや狭い気がする・・・入るだろうか。

指を一本差し込んでみた。

「ふぁッ・・い痛ッ・・・」
「痛いか」






指をゆっくり差し込んで、抜いてみる。そしてまた差し込んで
酷く締め付けてくる。

「指を千切る気か?君は」
「う、ウルサイ・・・!」

からかうと威勢の良い声が返ってくる。
指を2本にしてみる。ズブリ

「あッ・・・!」

最初に比べたら広がってくるだろう。相変わらず狭く締め付けてくるけれど
指を出し入れするスピードを早くした。
厭らしい水音がする

「ああっ、ああん!ああ・・・」

それに合わせて声も上がる。
俺自身の息も荒い。もう限界は近い。
ズボンの下はぱんぱんに膨らんでいる。

入るだろうか、取りあえずやってみるしかない。





「ゆ、youは処女か?」
「う、うる・・・ああんッ・・・!あ、当たり前で・・・っ」

にやりと笑う。(でもそうじゃなかったらかなり落ち込んでいただろう。)

「じゃあ、入れるぞ・・・いいな?」
山田は何度も頷いた。

ごそごそ、 ズボンを脱いで穿いているブリーフも脱いでモノを取り出す。
 それはもう完璧に反り立っている

ぐい、と今まで指を入れていて少し道が出来た穴に先端部分を当て、ゆっくりと侵入していく。




ぐいぐいとゆっくりゆっくりと進んでいく

「お、おおき・・・ッ・・・き、きつっ・・」
「仕方ないだろう。それは・・・」

さっきまで充分湿らしたからか、愛液の所為で滑らかにモノは入っていく。
それでも中は酷く締め付けてくる。
息がつい漏れる

軽く壁に当たった。






「you・・・いいか?」

そこで止まり、ただ顔を見つめる
彼女はもう涙目だ。でも痛いのはきっとこれからだろう。
膜を破るのだから

「い、いいです」

熱の篭もった視線が俺を下から見上げる。愛しい、愛しすぎる
彼女の体に被さって、抱きしめて、口づけて




一気に入れた



「はぁッ・・痛いっ・・・・!!」

肩に回された手が、俺の背中に爪を立てる。相当な力だ。それだけ痛いのだろう
彼女はぼろぼろと涙を流す。

罪悪感が少し生まれる。

それでもこんなところでやめたくなかった。実際山田の腕はしっかりと俺にしがみついている。

やめるわけにもいかない。


「大丈夫か」
「・・・ん・・はい・・・大丈夫です」
「痛いだろう」
「それは・・・でも、大丈夫です・・・」
「すまない」
「べ、べつにいい・・・ですッ・・だって上田さん、こうしたかったんだ、ろ・・・
 だから、いい・・んです・・」



愛しい、いじらしい、幸せだ
そんな言葉が脳内でぐるぐると回る

「・・このあと・・動く・・んですよね」
「ああ」
「もう、大丈夫・・・ですからっ・・・」

泣いて赤くなった目が俺を真っ直ぐに見た

悪い、と呟いた
彼女の腕の力が緩くなる

腰を浮かした

そして膣から一気に引いて また     差し込んだ





「んはぁっ!」
甘い声、脳にダイレクトで伝わる快感、病み付きになるようで

抜いて また差し込んで
徐徐にペースを上げる

「奈緒子・・ッ」
「はぁんっ・・・!」

抜いて差して差して抜いて
腰の動きが早くなる早くなる早くなる
理性も欲も総てタカが外れたみたいで
もう無我夢中で
なにがなんだか分からなくて
ただ快感に身を任せて
愛しさで溢れきって

抱いて抱いて、抱いて






快楽はすぐそこだ
次第に中もスムーズに動き始めている
汗が肌を纏わりつく

口付けをする、強く抱きしめる
腰を動かす 

何度も何度も


「う、うえださ・・・んっ・・」
「なお、こ・・っ」

パンパン、と音が聞こえたような気がした


快楽は高まって高まって極限まで、高まって



そして達した。





抱いていた彼女の体も弓なりに反ってそして力が抜けた

体がだるい。ものすごい疲労感だ


中から引き抜く。
とろ、と中から白く濁ったものと透明な液体が溢れてくる


そのまま肩で息をして荒い息を吐く奈緒子の横に倒れ込んだ


体に汗で纏わりつくシャツが気持ち悪い。それでも達成感、幸福感はある。満たされていると思った。




「・・・ゆぅ、・・・you・・・」
うわごとのように呟く
「・・な、んですか」
「・・・もう大丈夫か」
「・・ま、 まだ痛いです・・・けど」
「・・けど?」
「・・・つ かれました」
「・・ああ・・・それは俺もだ」
「・・・you」
「・・・はい」
「・・そ その良かったのか?俺で」
「・・・う上田さん意外には抱かれたく・・・ないですよ
 う 上田だから! ・・・いいんです・・・」

不覚にも泣きそうになった。鼻の奥がツーンとする



もう、なんとこの感情をなんと表せればいいのだろう。
愛しい恋しい・・多分そこらへんなんだろう
離したくない愛してる・・その通りだ

まぁそれもゆっくりと考えればいいだろう。だって暮らしているのだから一緒に!幸せだ!




「・・・ああ、そういえば・・」
「・・・なんですか」
「・・ヒニン、しなかったな・・・すまん」
「・・ああ、別に・・・いいですよ」
「・・・なんで」
「・・・だってこれからも一緒に暮らすじゃないですか
 別に、いいですよね・・・貴方なら堕ろせなんて言わないでしょ」
「当たり前だ!」
くすくすと奈緒子が笑う
「・・・だから、いいんですってば。」
「そうか。愛してる」
「・・私もですよ・・・とりあえず」
「・・何だ?」
「・・・シャワー浴びません?あ、あと牛乳も飲みたいです」
「そうだな、浴びたら買いに行くか」
「はい。一緒に行きます」




END
最終更新:2006年09月06日 03:07