続・節分

by408さん


406さんに

  鬼払いに失敗した奈緒子は再度現れた上田と一緒に手巻き寿司を食べた
  美味しかった
  上田は納豆巻きとツナマヨも買い足して現れたのだ。

  「う~ん、ツナマヨ最高ですね!」
  「俺はかっぱ巻きと納豆巻きか。まあいい」
  上田はねばつく手を台所の流しで洗い終わると、茶を用意した
  懐から豆のパックを出す。

  「では豆まきだ」
  「もういいですよ。こどもじゃあるまいし」
  「君が言うか」
  「あ、でもやっぱしましょう。それ全部よこせ、貧乏鬼を追い払いたいんです」
  「君に必要なのは強欲鬼のお祓いだろう。こらよせ。やめろ」
  揉み合ううちに上田と奈緒子は重なり床に倒れてしまった。

  ドサッ

  「………」
  「………」
  「…待てっ!上田、その口でキスはやめろ」
  「どうして」
  「納豆の臭いが…」
  「いいじゃないか。今日は豆の日だ」
  「はい?」
  「君のからだにも確か…」
  上田は奈緒子の胸を探り始めた。
  「やめろ」
  「ほら」
  唆すように撫であげられ、存在を主張しはじめる奈緒子のふたつの乳首。
  「よ、よせっ!」
  「フ、フッ、ウフフフフ」
  「笑うな。息が納豆臭い」
  「こっちにも確か…俗に豆と呼ばれるけしからん部分が…」
  「やめろって!」
  鼻息も荒く、でかい手でスカートをたぐりあげはじめる上田。
  奈緒子は抵抗したかった、したかったができない。
  態度もからだもその一部も大きな上田は重すぎる。
  「い、いや」
  「おう?…可愛い声を出すじゃないか」
  「やめて。やめろっ」
  「君の豆を全て改めてからならやめてもいいが…その申し出は断る」
  「この強姦魔っ」
  「そうじゃない、男はみんなオオカミなんだ。部屋にほいほいあげるyouが悪いんだよ」
  「あげたくなくても勝手に入ってくるじゃん!」
  「you」
  「あ…」

  (描写をつぶさに行いたいところだが彼らにもプライバシーが、そして書き手にも都合、そして行数制限というものがある
  致し方なく割愛せざるを得ない。すなわち暗転)

  「ううっ、バカ上田め…」
  「良かったよyou…ウフフフ。感度…じゃない。とにかくいい豆だった」

  少なくとも上田からはなにかの鬼がお祓いできたようだ。


  おわり
最終更新:2008年08月29日 01:10