不老不死 BY 初代名無しさん
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・・・ ・・・ ・・ィ ・オイ ぉぃ おぃ おいッ!!
「上田しゃん!死なないでーーーー!!」
奈緒子は突然立ち上がり、叫んだ。
その横には、不機嫌そうな顔をした上田がいた。
「YOU、どんな夢を見ていたか知らんが、
「上田さん死なないでー死なないでー」って、
新年早々、縁起でもない寝言を大声で連呼するんじゃない!
全く・・・、YOUの寝言はなんでそんなにハッキリしてるんだ。
ワザとやってるんじゃないだろうな・・・。」
上田に揺り起こされた奈緒子は、
涙、鼻水、ヨダレでもの凄い状態のまま呆然と言った。
「上田さん・・・、生き返ったんですか?」
「バカか、YOUは・・・。
死んでもないのに、どうやって生き返るんだ?」
奈緒子は、まだ状況が把握できていない。
まだ寝ぼけているのだ。
数瞬後、やっと全てを理解した。
「夢オチ!?
まさかそんな安直な・・・。
最悪だ・・・。」
最終更新:2006年10月28日 21:58