アルカ的な文法論で分析したノシロ語
ノシロ語(NOXILO)とは、水田扇太郎(1948年~)によって、1989年に発案され、1996年に『ノシロ -- 日本で生まれた共生時代の簡易言語』(内外ケアー)で出版された国際補助語を目的とした人工言語のシリーズである。
実態はアジア主義・反欧米・反エスペラント国際協調の思想を体現するための思想型哲学的言語であり、工学言語に分類されるか、EUとAU(アジア連合)という架空の団体に統治された架空世界で使われるように設計された芸術言語の一種と推測される。
SOV型の一類(Mode I)、SVO型の二類(ModeII)、VSO型の三類などの方言をもつが、基本的にSOV型の一類において、運用効率が最大化するように作られている。
語彙構成は多言語参照アポステリオリであるが、特に英語と日本語の語彙の割合が高い。
名称の由来
ドイツ語のNEU(新しい)、中国語の世界(sai3 gaai3)、ギリシャ語のλόγος(言語)をカタカナ語にした、ノイ、シージェ、ロゴスの各々の第一音節を繋げてノシロとした。
音声
5母音22子音または5母音19子音。
厳密な設定はなく、ほとんどが類推を元にした記事である。
母音
日本語同様5母音
異音範囲が広く、正確な音声は不明である。
長短で意味の弁別がある
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前舌 |
後舌 |
狭 |
I/i/ |
U/u/(非円と思われる) |
半狭&半広 |
E/e/ |
O/o/ |
広 |
A/a/ |
半母音
y /y/[j] を用いる。
日本語同様ヤ行のみで、ワ行が半母音として活用されることはない。
ちなみに大文字のYは単独では/yu/[ju]と読む。
子音
文字上では22音あることになっているが、
日本人は日本人の発音で十分と主張していることから、BとV、RとL、Nとnの間に音声上の弁別がなく、/b/ /4/(歯茎はじき)音 /n/で表すものと思われ、現実には19子音であるとおもわれる。
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両唇 |
歯茎 |
後部歯茎 |
硬口蓋 |
軟口蓋 |
口蓋垂 |
声門 |
破裂音 |
P/p/ B/b/ |
T/t/ D/d/ |
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K/k/ G/g/ |
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鼻音 |
M/m/ |
N/n/ |
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n*/\N/ |
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接近音 |
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R/4/ |
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摩擦音 |
F*/f/ V*/v/ |
S/s/ Z/z/ |
X/S/ J/Z/ |
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H/h/ |
接近音 |
W/w/ |
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Y,y/j/ |
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側面接近音 |
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L*/l/ |
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破擦音 |
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/ts/ |
/tS/ |
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アクセント
規定なし。
自動的に母語に準拠するとなると、乙種アクセント、つまり東京式アクセントに準拠するものと思われる。
アンシェヌマン
日本語同様アンシェヌマンする傾向は極めて低い。
というより、一件子音で終わっている語であっても、実際には/u/が挿入されているため、結合しないのだろう。
TO-W HOn-E RI /towa hon e ri/ これは本です。
ホンエとよみホネのようにならない。
変温がヘノンにならないのと同じく日本語風の音韻法則が働く。
文字
ラテン文字またはノシロ文字を用いる。
子音文字は母音文字が付記されていない時は、母音uを続けて読むため、アルファベットのような表音素文字ではなく、正確にはアブギダに分類される文字であろう。
K/ku/ KA/ka/ KI/ki/ KE/ke/ KO/KO/
また、格助詞や接尾辞として用いるW/wa/, O/o/, L/li/ E/e/ Qは、特定の場所で読み方を変えるため、表語文字に分類される。
ラテン文字
A~Zまでの26の大文字とnとy二つの小文字を使用する。
外来語は基本的に小文字で書くので、実際には26の小文字全てを用いる。
地名、人名などの外来語の固有名詞は最初の一文字が大文字になると言う英語と同様の規則で表記される。
A I U E O H K G S Z C X J Q T
D N F V P B M L R Y W y n AI EI
AA II UU EE OO ya y yE yO
yAA yU yEE yOO -W -O -L -E -Q
nは日本語の「ん」に相当する。恐らくN単独でヌと読まないための対策であろう。
yは半母音/j/に相当するKyAなど他の子音について持ちいられ、ヤ行単独の時はYAなど大文字を用いる。
アブギダゆえに反切表で表記した方が理解が早かろう。
拗音を除き120音節存在する。事実上同じ発音であるF, V, L,を除けば105音節。
このことから、アルファベット表記よりも竜方仮名などの表音節文字を採用した方が合理的と言える作りである。
A/a/ |
I/i/ |
U/u/ |
E/e/ |
O/o/ |
AA/a:/ |
II/i*/ |
UU/u:/ |
EE/e:/ |
OO/o:/ |
HA/ha/ |
HI/hi/ |
H/hu/ |
HE/he/ |
HO/ho/ |
HyA/hja/ |
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Hy/hju/ |
HyE/hje/ |
HyO/hjo/ |
KA/ka/ |
KI/ki/ |
K/ku/ |
KE/ke/ |
KO/ko/ |
GA/ga/ |
GI/gi/ |
G/gu/ |
GE/ge/ |
GO/go/ |
KyA/kja/ |
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Ky/kju/ |
KyE/kje/ |
KyO/kjo/ |
GyA/gja/ |
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Gy/gju/ |
GyE/gje/ |
GO/gjo/ |
SA/sa/ |
SI/si/ |
S/su/ |
SE/se/ |
SO/so/ |
ZA/za/ |
ZI/zi/ |
Z/zu/ |
ZE/ze/ |
ZO/zo/ |
CA/tsa/ |
CI/tsi/ |
C/tsu/ |
CE/tse/ |
CO/tso/ |
XA/Sa/ |
XI/Si/ |
X/Su/ |
XE/Se/ |
XO/So/ |
JA/Za/ |
JI/Zi/ |
J/Zu/ |
JE/Ze/ |
JO/Zo/ |
QA/tSa/ |
QI/tSi/ |
Q/tSu/ |
QE/tSe/ |
QO/tSo/ |
TA/ta/ |
TI/ti/ |
T/tu/ |
TE/te/ |
TO/to/ |
DA/da/ |
DI/di/ |
D/du/ |
DE/de/ |
DO/do/ |
TyA/tja/ |
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Ty/tju/ |
TyE/tje/ |
TyO/tjo/ |
DyA/dja/ |
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Dy/dju/ |
DyE/dje/ |
DuO/djo/ |
NA/na/ |
NI/ni/ |
N/nu/ |
NE/ne/ |
NO/no/ |
NyA/nja/ |
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Ny/nju/ |
NyE/nje/ |
NyO/njo/ |
FA/fa/ |
FI/fi/ |
F/fu/ |
FE/fe/ |
FO/fo/ |
VA/va/ |
VI/vi/ |
V/vu/ |
VE/ve/ |
VO/vo/ |
VyA/vja/ |
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Vy/vju/ |
VyE/vje/ |
VO/vjo/ |
PA/pa/ |
PI/pi/ |
P/pu/ |
PE/pe/ |
PO/po/ |
BA/ba/ |
BI/bi/ |
B/bu/ |
BE/be/ |
BO/bo/ |
PyA/ja/ |
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Py/ju/ |
PyE/je/ |
PyO/jo/ |
ByA/bja/ |
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By/bju/ |
ByE/bje/ |
ByO/bjo/ |
MA/ma/ |
MI/mi/ |
M/mu/ |
ME/me/ |
MO/mo/ |
MyA/mja/ |
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My/mju/ |
MyE/mje/ |
MyO/mjo/ |
LA/la/ |
LI/li/ |
L/lu/ |
LE/le/ |
LO/lo/ |
LyA/lja/ |
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Ly/lju/ |
LyE/lje/ |
LyO/ljo/ |
RA/ra/ |
RI/ri/ |
R/ru/ |
RE/re/ |
RO/ro/ |
RyA/rja/ |
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Ry/rju/ |
RyE/rje/ |
RyO/rjo/ |
YA/ja/ |
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Y/ju/ |
YE/je/ |
YO/jo/ |
WA/wa/ |
WI/wi/ |
W/wu/ |
WE/we/ |
WO/wo/ |
n/N/ |
/kui/と書きたい時はK'Iと書く。
KUIとかくと/ku:i/と長音になる。というよりKUのようにUが付くと長音になる。
日本語の促音(っ)に当たる音は子音字を重ねるHOTT /hoQtu/
nは口蓋垂鼻音/\N/が基本であるが[m] [n] [N]などの異音が許容される
ノシロ文字
使用実態はほとんどない。
Pに半分の高さの縦棒を左側に書くことでBにするなど、無声音と有声音の対立がある文字の場合、
線を一本加えることで有声音の文字になると言う法則がある。
テングワール・キアスなどのユニヴァーサルアルファベットの流派では一般的な工夫である。
母音文字の上に横棒を書くことで拗音になる。
母音文字の上に丸を書くことで長音になる。
母音文字の上に波(ティルデ)を書くことで拗音の調音になる。
二重母音AI, EIの合字がある。
英語の語順SVOCに対応する格助詞-W/wa/ -O/o/ -E/e/、及び修飾節内の目的語と補語を表す、-L/olu/ -Q/etSu/は、専用の表語文字で表記する。
字形は紙媒体の上に鉛筆やボールペンで書いた時、使用効率が最大化するようになっており、ノシロ語を表記すると言う目的で使った場合、大文字のラテン文字を使うよりも格段に楽に書けるように調整されているようである。
句読点
一類の場合、なぜかJIS環境でないと表示できない「。」「、」を用い、二類の場合"." ","を用いる。
語彙
多言語参照アポステリオリ言語。英語や日本語の影響が色濃く、そのほか、韓国語やドイツ語、フランス語の影響がみられる。
もちろんのこと参照元のないアプリオリな単語も複数存在する。
APLOS(愛する), APLIS(好む)のようなアプラウトによるn対語のような類義語生成も存在する。
ILyAAM(家族) ILyUD(母) ILyUM(父) ILyB(兄弟) ILyBA(兄) ILyBI(弟)のようなボアーボムやプロトタイプ制アルカのインデックス語による語彙生成も存在する。
推定語彙数
2012年7月現在で 13620語
文法
統語
一類はSOV AN 後置詞使用 節前置
二類はSVO AN 前置詞使用 節後置
三類は
名詞
格標識
SVOC文法のSOCに当たる格を表す後置詞接尾辞である要素詞と、その他の格を表し、類によって後置詞または前置詞として用いる修飾しの二種類を併用する。
要素詞
ノシロの統語体系は英語から高度な影響を受けており、SVOCのSOCを表す専門の接尾辞をもち、それぞれ専門の表語文字で表記される。
類によらず使用する。
これが後置詞指向に拍車をかけるため、OV語順において使用効率が最大化するようになっている。
- W /wa/ 主格 主語 ~が S 代名詞・疑問詞の場合、通常省略される。
- O /o/ 対格 直接目的語 ~を O
与格 間接目的語 ~に O SVOOの文型になる場合両方Oが付くため、紛らわしい。
- E /e/ 補語 ~で(ある) ~と(呼ぶ) C 省略される傾向が極めて高い。
- L/olu/ 修飾節内の目的語
- Q/etSu/ 修飾節内の補語
TO-W BEEK(-E) RI. /to wa be:ku (e) ri/ これは本です。
TO-W RI BEEK-E. /to wa ri be:ku (e)/ これは本です。
SE FE-O EQMII BEEK-O APIS-T /se fe o etSumii beeku o apisu ta/
SE APIS-T FE-O EQMII BEEK-O /se apisu ta fe o etSumii beeku o/
私はその人に科学の本をあげた
※間接目的語も直接目的語も-Oがつくため紛らわしい。そのため、SVO文型に整形することが望ましい
SE FE UT EQMII BEEK-O APIS-T /se fe utu etSumii beeku o apisu ta/
SE APIS-T EQMII BEEK-O UTL FE /se apisu ta etSumii beeku o utulu fe/
SVOC文型の場合、-Oも-Eも省略されやすい。
ILynT-W FEI ILyTE(-O) UKyMIST(-E) BLE /ilyuntu wa fei ilyunte (o) ukyumisuto (e) bule/
ILynT-W BLE FEI ILyTE(-O) UKyMIST(-E) /ilyuntu wa bule fei ilyunte (o) ukyumisuto (e)/
修飾詞
修飾詞と言う用語を用いる。
約80種類あり、格詞にほぼ相当する概念である。
一類では格助詞として、後置し、二類では前置詞として用いる。
一類の語形にLを後置することで、二類の語形に変換する。
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一類 |
二類 |
与格(~へ) |
UT/utu/ |
UTL/utulu/ |
奪格(~から) |
IM/imu/ |
IML/imulu/ |
関係格(~について) |
AB/abu/ |
ABL/abulu/ |
場格(~で) |
AT/atu/ |
ABL/atulu/ |
到達程度格(~するほど) |
BI/bi/ |
BIL/bilu/ |
目標格?(~するには) |
CI/tsi/ |
CIL/tsilu/ |
利益格?目的格?(~ための、~ために) |
DI/tsi/ |
DIL/tsilu/ |
一類:Pari UT/pari utu/ パリへ
二類:UTL Pari/utulu pari/ パリへ
「~への」「~からの」など
英語同様「~へ」も「~への」も同語形であり、格標識のかかった範囲が動詞にかかるか、隣接する名詞に修飾するかは文法依存である。
NIHOn AT /nihon atu/ 日本で
NIHOn AT BIIUS /nihon atu bi:usu/ 日本の家
ATL NIHOn /atulu nihon/ 日本で
BIIUS ATL NIHOn /bi:us atulu nihon/ 日本の家
動詞
繋辞
RI/ri/を用いる。
主格-W/wa/が付き、RIが原形場合、高い確率で省略される。
補語に当たる語に付く-E/e/、修飾節内の補語の-Q/etSu/は通常省略される。
BOI BIIUS-W AUB (RI)。/boi bi:us wa aubu (ri)/
BOI BIIUS-W (RI) AUB。/boi bi:us wa (ri) aubu/
その家は大きい(です)
否定
一類、二類問わず、NAIを前置する。
時制
過去・現在・未来の三種。無時制や通時は存在しない模様。
過去 |
-T/ta/ |
APLOS-T/apulosu ta/ 愛した |
現在 |
無標 |
APLOS/apulosu/ 愛する |
未来 |
-R/re/ |
APLOS-R/apulosu re/ 愛するだろう |
相
経過 |
-In/in/ |
ETyS-In/etjusu in/ 歌っている |
法
一類の場合、後置、二類の場合前置する。記号"<" ">"を伴って表記される。
「動詞 < 助動詞」または「助動詞 > 動詞」の構文になる。
IYUS 欲する
IYAA 欲する(丁寧)
命令
一類二類問わず、YOを前置する。
YO ITU /yo itu:/ 行け
受動態
接尾辞-ZE/ze/を用いる
FE KyUHE SEI BEA
SEI BEA KyUHE FE
使役
BLEを用いる。
運用法は日本語や英語に近い。アルカと違い非使役者が節の中で主格と言うことはなく、SVOCのOという扱いである。
先生は生徒を立たせた
EDyUn-W EDyBI MyUR-In BLE-T /edyun wa edyubi myu:ru in bule ta/
EDyUn-W BLE-T EDyBI MyUR-In /edyun wa bule ta edyubi myu:ru in/
受動態と合わせて-ZE BLEで(~させることをさせる)と言う構文で「~してもらう」という構文がつくられる。
SE SEI BEA KyUHE-ZE BLE /se sei bea kyu:he ze bule/
SE BLE SEI BEA KyUHE-ZE /se bule sei bea kyu:he ze/
私は私の髪が散髪されるをさせる(私は私の髪を散髪してもらう)
敬語
自動詞
仮定
動詞化
名詞化・動名詞・連用形
動名詞は-M、または-Dで表す。
英語同様進行相を兼ねる-Inで表すこともある。
形容詞化・連体形
終助詞
形容詞
一類・二類問わず、前置する。
恐らく日本語も英語も前置修飾の言語であるためNA語順は浮かばなかったのではなかろうか。
EILO BEEK /eilo be:ku/ 黄色い本
比較
副詞
接続詞
構成詞と言う用語を用いる。
OnD/ondu/ AND, ~と
OA/oa/ OR, ~または~
文頭純詞
従属文、関係詞的表現
疑問文
文頭に?/esuku/を置く。ESK/esuku/と書くこともある。
砕けた会話では?を/e/と読む。
文末は上昇調で発音する。
YES/NO疑問文
YUP/yu:pu/ YES はい
NAI/nai/ NO いいえ
強調形はYUPn/yu:pun/、NAIn/nain/である。
? ME BEEK-O PUS-T /esuku me be:ku o pusu ta/ あなたは本を送りましたか?
? ME PUS-T BEEK-O /esuku me pusu ta be:ku o/
YUP, SE BEEK-O PUS-T /yu:pu, se be:ku o pusu ta/ はい、私は本を送りました。
YUP, SE PUS-T BEEK-O /yu:pu. se pusu ta be:ku o/
NAI, SE BEEK-O NAI PUS-T /nai, se be:ku o nai pusu ta/ いいえ、私は本を送りませんでした。
NAI, SE NAI PUS-T BEEK-O /nai, se nai pusu ta be:ku o/
否定疑問文の場合、どうなるかの規定がないが、設定しなければ母語に準ずると言うことで、日本語・ロシア語式なのだろう。
その他疑問
アルカ同様語順変化は起こらないようである。
5W1Hという英語に従ったアポステリオリな構成である。
HA/ha/ 何 HI/hi/ どちら HU/hu:/ 誰 HE/he/ いつ HO/ho/ どこ
HyA/hja/なぜ Hy/hyu/どの程度 HyE/hje/どんな方法、どのように
反語
ENA/ena/
不可疑問文
ETOn/eton/
関係詞
節理詞という用語を用いる。
My/myu/ 汎用関係詞。~ということ。that節やアルカのleと同様。内包関係詞を兼ね、アルカのlesにもなる。
一類の場合(PA)~My、二類の場合My~(ZA)で括弧構造を作る。
Ky/kyu/ 形容詞節を導く関係詞。~ところの。アルカで言うleにあたる。
UUS/u:su/ 譲歩~だけれども。 アルカのfinに相当。これは名詞に係るものではないため、関係詞と言っていいのか不明。
一類:(PA) SE ME-O APLIS My/(pa) se me o apulisu myu/ あなたが好きだということ
二類:My SE APLIS ME-O (ZA)/myu se apulisu me o (za)/
一類:NIHOn AT RIZ Ky BIIUS /nihon atu rizu kyu bi:us/ 日本にある家
二類:BIIUS Ky RIZ ATL NIHOn /bi:us kyu rizu atulu nihon/ 日本にある家
オノマトペ
自然詞と言う用語を用いる。細かい設定がないため、おそらく、日本語のオノマトペがそのまま転用される。
AA/aa/ あぁ
OO/oo/ おお
SOO/soo/ そう
WAn WAn/wan wan/ ワンワン。犬の鳴き声
数
基数と序数
方言
SOV語順を基本とする一類、SVO語順を基本とする二類、VSO語順を基本とする三類の3つの方言が確認されている。
語順のほか、格助詞を使うか、前置詞を使うかの違い、「。」「、」を使うか"."","を使うかという句読点の違い、助動詞が後置か、前置かの違い、形容詞節が前置か後置かという違い、使用する挨拶語が異なるなどの差異が存在する。
二類には、理想英語、簡易英語、ノシリッシュ(NOXILish)という別名があるという。
挨拶
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一類 |
二類 |
三類 |
こんにちは |
FIINA |
ALOO |
SALAM |
さようなら |
KWAHELI |
|
|
ありがとう |
KAMSA |
ASAnTE |
|
語法
設定なし。
設定しなければ自動的に作者の母語に設定されるため日本語族日本語派日本語東日本方言東京方言に準拠すると思われる。
文化
設定なし。
設定しなければ、自動的に作者の生活風土に設定されるため、日本列島本州島の関東地方あたりの風土を想定しているのだろう。
辞書
構想
自分の母語の単語を内容語に用いて、ノシロを組み、それをコンピューターにより相手の母語の単語に置き換えることにより、意思疎通が図れるという。
しかしながら、構文の違いや語法範囲の違いを考えれば、通じないと言うことは、アシェットにおいて20年かけて得られたデータにより明らかであり、現実性を欠いた主張と言わざるを得ない。
実例
外部リンク
最終更新:2012年08月07日 21:09