ともはね ~やっちゃいました~


ある日、ともはねは啓太のところに遊びに向かっていた

「け~たさま~遊びに来ましたよ~、って寝てますね」

勢い良く戸を開け放ちながら啓太に声をかけたのだが、
残念なことに啓太はグッスリと眠っていた
まぁ、自らの腹をボリボリと掻きながらというだらしない格好ではあったが……

今日は天気のいいぽかぽかとした日だったので遊んでもらいたかったのだが

「あれ、ようこもいない」

とりあえず啓太の傍によって観察をしてみる

なんとも幸せそうな顔で寝ている
啓太のベットは窓際にありとても気持ちよさそうだった
なでしこちゃ~んという寝言を聞いた時はなぜかむっとしたが

「けいたさま、気持ちよさそう……」

いい天気なので昼寝は気持ちいいのだろう
そう思うと、ちょっと同じ布団にもぐりこみたくなった

「けいたさま、ちょっとしつれいしますね」
小声でそういうと、ともはねは啓太の脇にもぐりこんだ

「にゅふ、ぽかぽかしてます。それになんだか落ち着く匂いです」

でも、今度は啓太の体から漂うようこの匂いに何故だかまたむっとした
その良く解らない気持ちのまま啓太に背中を押し付けて自分の匂いをつけてみる

「ふふっ」

そしてまた匂いを嗅いでなんだか嬉しくなったともはねは
無意識のうちに微笑んでいた
抱きつている様な格好となっていたが……

「けいたさま」

とりあえず、啓太の名前を呼んでみる
啓太はまだ眠ったまま何も返事はしてくれなかったが
幸せそうに寝ているのを見て
なんだか嬉しくなりまた微笑んだ

ともはねは自分が何で啓太と一緒に居たいかが良く解っていなかった
確かにけいたさまの事はすきだけど、自分の主人ではないのに

そんな事を考えながら、いい天気だから少し眠くなっていたのだろう
けいたさまにぼんやりと抱きつき、なんだか幸せを感じながらうとうとしていたのだけれど

「う、う~ん」

啓太が唐突に寝返りをうち、ともはねに抱きついた

「け、けいたさま」

けいたさまにも、撫でてもらったことはあるけれど、だっことかしてもらった事はあるけれど
抱きしめられた事はなかった
薫様にもきゅっとしてもらった事はあるけれど、こんなにどきどきしたことは無かった

「う~みゅ、にゅふふふ~」

啓太は眠ったままというか、寝ぼけたままというべきか
抱きしめたともはねの感触が気持ち好かったのか
よくわからない寝言を言いながら抱きしめたともはねをすりすりしていた

「け、けいたさま」

その撫でられるような感触は心地好いと感じるものであったが
いきなりの事にちょっと焦っていた
少しアタフタとしていたともはねだったが
その啓太の手が胸を撫で擦ったとき、何だかよく解らない感覚がして
ともはねの小さな身体はぴくっと反応していた

啓太は感触の安定する場所を見つけたのか
ともはねを抱きしめたまま、また寝息を立てていた

「なんなんだろう」

そういえば、けいたさまがなでしこの胸に頭を押し付けてぐりぐりしていた時
なでしこがぴくっぴくっとしていたかもしれない
その後、すぐにようこがけいたさまを殴っったから
短い時間の事だったのでたぶんとしか言えないけど

「あれって、きもちいいってことかな?」

誰かに聞きたい事だったけど
けいたさまは寝ているし、なでしこはここにはいない

これは薬とかで実験するのと同じだそう思い
自分で試してみる事にした

まずは、自分の手で触ってみる

「……んっ」

ちょっとぞくっとしたけれど
ちょっとぴくっとしたけれど
ただそれだけだった
さっきより全然気持ちよくない

何でか解らないまま少しいらっとした

そうだ、さっき触ったのはけいたさまの手だった
そう思ったとたん全身に刺激が伝わったような気がした

「んあっっ!」

さっきよりも自然に出た声
それが少しなんだか嬉しかった

それは主に仕えることよりも、もっと原始的な喜びだった

そして、無意識のうちにけいたさまに触られる事を考えて胸をいじくっていた

「んんっ……はっ、んんっ、けいたさまぁ……」

なんでけいたさまの事を考えながらしたのか解らないが
そうした方がいいと思ったのだ

暫くそうしていたともはねだったが
物足りなくなってきて自らの服に手を突っ込み直接刺激し始めた

「や…ぁ……あっ!あん……けいたさま…はぁっっん、ん…っ、ぁ…」

その時、啓太がまた身じろぎをして
今度は組み合わさるようになっていた啓太の太ももがともはねの股間を擦った
「ひゃあっ!」

かなりびくっとなってしまって、けいたさまが起きていないかどきどきしたともはねだったが
なんとかおきてない事を確認しほっとした

「けいたさま、ほんとに起きてないですよね」

口に出して聞いてみたがやっぱり起きてないようだった

そういえば、さっきけいたさまの太ももが触れた時の感触は……
違和感を覚え自分のパンツの中に手を入れてみる

「ぬれてる」

その事にはすごく驚いたけど
そんな事よりも、さっきの続きをすることの方がよっぽど重要に思えた

だから、そのまま啓太様の太ももに自分の股間を押し付け擦り合わせる
それだけでなく、自分の胸を触るのも再開した

「……うっん…あぁぁ、けいたさま…きもちいいです」

太ももに股間を押し付け擦り合わせる動作でともはねのおなかと擦れていた啓太のぺ○スが勃起を始めていた

「けいたさま…はぁっ、んっ、あれっ?」

暫くは気が付かなかったのだが寝ている啓太の息が荒くなっている事に気が付き
その後に啓太のモノが大きくなっている事に気が付いた
啓太のズボンをずらしモノを確認

「これって、お○ん○んだよね。温泉で見たときと違う」

それに何だかソレはとても何だかイイイニオイがした

ソレに自分のソレを擦り付けたら気持ちが良いのではないか
そう思ったときにはすでに行動を始めていた

自分のパンツを脱ぐのももどかしく
膝くらいまで下ろしたら
直ぐに自分のソコをけいたさまのソレに擦り付ける

ソレはとても気持ちのいいことだった
ソレはとても幸せな事だった

夢中になって擦り合わせた
啓太も夢の中で誰かとしている夢でも見始めたのだろうか、自分でも軽く腰を振っていた

そして、ソレも終わりを迎えた

「あぅ……ううんッ!けいたさまきもちいですっーんっっ――! 」
「はあっ、はあっ、はあっ……ううっっ!!」

啓太の放った大量の精子は、ともはねの股間からお尻を汚していた

放った事により、ぼやっとだが啓太の意識が覚醒した

「んっ、あれ……ともはね?」
「け、けいたさま!おきちゃったんですか!?」

ともはねは自分のしていた事を思い出し、あたふたと慌てそして真っ赤になった

さらに間の悪いことにようこが壁をスウッと透過し部屋に帰ってきた

「ただいま~って、なにこれ!!ケイタどういうこと!?」
「どういうことって」



ようこの怒気に啓太はちょっとびびりながら状況確認をしていた

まず、自分
ベットの上で寝ている。何故か腕の中にはともはね。自分のナニまるだし。
次に、なぜか腕の中にいるともはね
顔が真っ赤。そしてまたまた何故か上下とも半脱げ。そして下半身にはどろどろとした白い液体

結論    子作りの行為をした後

「えっと、ともはね。嘘だろ?嘘って言ってくれーーーっ!!」

そんな事を叫んでしまった
ともはねは
「嘘だろ?嘘って言ってくれーーーっ!!」
と言うけいたさまの叫びを聞きながら考えていた
こんな時に言うせりふが有るはずだ
いぐさの持っている漫画の中にあったはずだ!!

……で、出てきた言葉は

「けいたさま、責任とってくださいね♪」


ぷちっと何かが切れた音がした……

「ケェーイィータァー?なんてことしてんのよっ!!このバカッ」

どぐしゃっという鈍い音とともに啓太の頭にようこの拳がめり込んだ

「いてっ!痛いって、ようこ!!ホントに覚えが無いんだってば!!」


そんな、殴られている啓太を見ながらともはねは呟いた

「ホントにセキニンとってくださいね、啓太様?」

けいたさまには聞こえてないだろうけど、そう呟いたともはねの顔は真っ赤になっていた。
[06/06/24-名無し-無印-258~263]
最終更新:2006年10月15日 22:19