デイビッド・ロックフェラーのつぶやき ~神の意志に導かれ~


「やぁー、どうしたんだい?」
デイビッド・ロックフェラーは手を振りながら近づいてくる男に微笑みながら手を挙げた。
 とっ、突然、脇にいた頑強なガードマンによって、その男はつかまり、地面に押し付けられながらも、わめきはじめた。
「ニューワールドオーダはやめろ!人類のためにならないぞ!」

走り去る車の中からその男が取押えられる様子を振り返り、こんどはまっすぐ前を見ながら深く息を吐いた。

「ふぅー、またか。」

そうだよ。
羊たちの間で本当のことを知った者にとって私は悪魔に見えるだろう。

 10年前のニューワールドオーダを目的にした秘密会議でも最終的な判断をしたのも私、いや、神の意志と言っていいだろう。
 あの頃、アメリカが生き残っていくにはエネルギーの確保をどうしていくか、瀬戸際の状態だった。そして我々がそのエネルギーを確保することによって、自動的にドルを使うようになることから、我々の支配も維持していくことができるのだ。
ドルを使ってエネルギーのオイルを買う。この循環を世界中で維持し広げていかないといけないのだ。
ヨーロッパではオイルの他にウランをユーロで買ってもらって原子力発電を進めているが、それは我々のライバルのロスチャイルドファミリーの戦略だ。
 当時あんなブッシュなんかのアメリカ政府や議会に任せておいたら、前に進むどころか、羊たちに同情的で、奴らの要求に従うやつも出てきたりして逼迫した我々のビジネスに破綻をきたしていただろう。

 考えてみても、この世界を指導していくのに、国連なんかで議論していたら、何もことは進まない。そもそも世界の需給バランスを考えて、人口削減をするなどと言ったら、とんでもない、と言うことになっただろう。
 我々が世界の資源と羊たちの消費のバランスを見ながら今後の新しい方向を見出していかないといけないのだ。
それが我々、神から選ばれた者たちの役割でもあるのだから。

 ただユダヤ博物館に行くとわかるが、このような我々の新しい方向の未来を暗示するのが、ホロコーストだ。
考えてみれば我々の未来がホロコーストだ、と言うのはうまい表現をしたものだ。

 我々、神に選ばれた、めざめた者たちが生きていくためには神の意志にもとづいて大勢の犠牲者が必要だ。その犠牲の上に成り立っているのだが、そうやって生き残った我々自身も神の意志に囲まれ逃れることができないのだ。

 そろそろこのアメリカに適応した我々が未来に生き残るためにも金融テロの総仕上げにかからなくてはいけない。もうドルが世界をコントロールしているあり方そのものを変えていく必要があるのだ。と言うかドルの世界は後、数年で限界にくる。
ヨーロッパのロスチャイルドファミリーはその国々の王族と結婚する人たちもいて閨閥を作っているから安穏とできるところもあるのだろう。
 その点、このアメリカでは王族はない。そのかわり連邦議会議員や大統領のポストがある。
その意味では誰でもなれる、と言う夢を抱かせるようにして、その議員のファミリーや大統領の部族から我々がコントロールできる者を選ぶのだ。ここでも我々は夢という幻想を羊たちに抱かせて支配している。一種のエサだ。人間と言う羊たちは食べ物だけでは満足せず、その夢がないと生きていけないのだ。

 さて我々にとって最終的にはお金が一番、重要だ。マネー イズ エブリシング、カネが全てだ。
そのお金を回すにはスピードも必要で、複利のシステムがその役割をさらに加速させてくれている。
それで羊たちの心に時間どおりにしなくては、という心理的な圧力をかけ続けるのだ。
 レンズ磨き職人の哲人スピノザが言うように、「人はカネとSEXと名誉で動く」。
特に羊たちはお金には非常に忠実で、その番人として銀行を置いている。
 羊たちは複利のおかげで面白いように時間にも忠実になり、目の前のことしか考えなくなる。
 新聞、テレビ、週刊誌などを見て、その場その場の空気を読んで判断してしまう。
自分なりに考えて、深く洞察することをしなくなるのだ。
5年後、10年後などの長いスパンで考えるなんて、とんでもないことで、未来がどうなるか、誰にもわからないよ、と言って、未来のことを考えようともしないのだ。
 まあ、そこが我々がマスコミをコントロールする狙いでもあるのだが。

 そう、未来は実は我々が作っている。

めざめた者は未来を思い描いて実現しようとする。
ただほとんどの者は情動的にその瞬間、瞬間に反応しているに過ぎない。
このような特性を利用して羊たちを導いていくのだ。

 ふぅー、ただ今回の世界規模の金融テロはなかなか大変だ。
一部、気づかれて計画変更をしている部分もあるが、世界的にはまあ、うまくいってる方だろう。

 あのリビアのカダフィがアフリカで金本位制の統一貨幣を実行しようとしたのには参った。
もちろんロスチャイルドファミリーと共同でつぶしているが。
あと中国やBricsの動きも封じなければならない。
 日本も菅首相の時、3.11ではトモダチ作戦でいっきに日本を支配できるかと思ったがうまくいかなかったようだ。
神戸大震災の本当の原因を知っていたのか、単なる自分の名誉欲などで拒否したのか、とにかく結果的にトモダチ作戦は失敗したようだ。
ただそのつけとして日本の国民の体を蝕んでいくことになる、と不安をさらに煽るよう、NGOを使って世論誘導しているが。政治家の上の連中はこれで本当のアメリカの恐ろしさが身にしみただろう。

 ただ日本ではあのオザワがいるので、なかなか我々の思い通りにいきそうにない。
日本の優秀な検察官僚や裁判所でさへ、まだ抹殺できないでいるようだ。
逆に検察や裁判所の実態も暴露されそうで、我々が送り込んだ最高裁判所長官が有罪判決を受けるようだ。
どうもイクタ弁護士という手強い輩がからんでいるようだ。
当然マスコミには流さないようにしているが。
 ただ日本の官僚にも、さらに賢い奴もいるようだ。
日本に金融テロのトリガーを引いてもらおうと思ったが、あるときまでは我々の思い通りに動いているとみせかけてたのに、最後の段階でこちらの意図に気づいたのか外為特会を使おうとしなかった。

 オバマも当初はこちらの意図どおりに動いてくれていたが、時々、思い出したように逆の行動をとることがある。ブッシュと違ってオバマは多少、羊たちに同情しがちな面があるのが心配だ。オバマは我々、国際銀行家を無視して自国の政府の通貨発行をすればどうなるか、同じ事をやろうとしたリンカーンやケネディ暗殺の教訓を知っているハズだ。
 そんなことを許すとせっかく我々が作って支配しているFRBなど中央銀行の意味がない。
オバマは本当の操り人形に徹しようとしているのかどうかわからない。ヒラリーは今のところ従順に手なづけることができているのだが。

 ここで我々としては金融テロと民衆革命の名目での第3次世界大戦にもちこみ、「太陽からの攻撃」を手がかりに地球規模の大災害をひき起こし、羊たちを心理的なハルマゲドン状態に追い込んで、金融リストラの総仕上げを行わなければならない。羊たちはハルマゲドンのような不安や恐怖で簡単に操ることができる。
そして統一通貨への切り替えなどで一気に金融改革にもっていき、エネルギー、食料分野での火種も発火させ、軍需産業もいつものように復興させて、一気に世界の人口減にもっていくつもりだ。もろん、このアメリカは最小限の犠牲にとどめるようにしておく。
こうしていかないと今の世界の需給バランスはこのままでは狂ってしまい、さらに大勢の羊が死んでしまうからな。いい牧場主は質のいい羊を残して育てていくものだ。

 具体的には我々が作り出した「北朝鮮の脅威」をネタに、あの大国、中国を巻き込んで、戦争に加担せざるを得ないようにもちこむことだ。そのためにはさらに日本国内でも外国人排斥運動を推し進めていくことが必要だ。

 ただ最近、気がかりなのがセルラー型スパコンの人工知能グローバル社会シミュレーションの結果が実際に起こる結果と誤差が激しくなってきたことだ。
 自己学習型だが予測できないパラメータがはいりこんでいるのか。
イスラエルによる世界の最先端技術をもってしても解明しきれない部分があるようだ。

 下手をすると、別に並行的に進めているGODプロジェクトでの人工知能型生命体の方が、我々より優勝だ、という結果が出かねかねない。
 ふぅー、そうなると、いよいよ主導権を人類からシリコン生命体に譲り渡さざるを得ないことになる。
 結局、どういう形態だろうと、生命体は進化をして、その環境に適応していくものだ。
そしてその生命体がこの世の中に最適なバランスをもたらすべくこの世界を支配していくのだ。

それはそれで仕方がないのだ。
それが神の意志なのだろうから。

 久しぶりにもどったトップオブロックの一室でシミュレーション結果を一読し終わると、マディソンスクエアーガーデンを眺めながら、何かあきらめにも似た表情を浮かべて、吐息を吐くような声で部下に言った。

「この計画どおり、次をすすめてくれ」
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最終更新:2011年09月10日 04:50